豊洲市場への移転問題と並んで、2020東京オリンピックも都政の争点になりつつあります。ところで2020年開催予定の東京オリンピックの是非を論じる人があまり見当たらないのは不思議に思います。反対してはいけない空気があるのかも知れませんね。
オリンピックを開催するために増税でも行なうならともかく、一般の人の懐に影響が無ければ賛成する人は多いと思います。これが他の政治的課題なら、明らかな賛成と反対はいずれもせいぜい2割くらい、半数はどちらとも言えない、残りは分からないなんて言うのが普通。オリンピックに誰もが賛成で反対する人がゼロと言う事はないと思います。
東京開催がもたらすプラス面はいろいろ予想されます。
日本への認知度、理解度が高められる
外国人観光客による経済効果が期待できる
国内のスポーツの振興が期待できる。
国民が直接、あるいはテレビなどで楽しめる
等々
でもマイナス面もいろいろ予想されます。
直接の見返りが予想出来ない膨大な経費がかかる
治安の悪化が懸念される
道路、交通機関や宿泊施設が混雑する
等々
何と言っても金が問題。
オリンピックに関する東京都や国の支出の見返りは税収入。その税収入が膨大にかかる経費とのバランスを取ることができるかどうか。民間が儲かればそれでよいと言う考えもありますが、それなら税収も増加する筈と思います。
それにオリンピック関連施設の建設費用以外にも警備の費用がかさみます。警察や海上保安庁等による警備費用や治安対策はオリンピックとは別会計と思います。
民間が潤えば良いとは言え、皆が儲かるとは思えません。最も儲かると予想されるのはオリンピック関連施設の建設、内装、設備などに携わる企業。適正な額で受注すれば相当な売上げになります。
オリンピックの運営に直接参加しなくても、観客が落とす交通費、宿泊費、飲食代、お土産代などが収入として期待できる企業にとっては、企画や投資の失敗さえ無ければ儲かるチャンス。
結局のところ、スポーツ関係者は別として、オリンピックによって儲かる民間企業がオリンピック開催を強く求めている面も大きいのではないかと思います。オリンピック関連企業の儲けが一般にも行き渡ればそれでもよいとは思いますが。
私にも何か恩恵があればと期待しますけれど、具体的に分かりません。いっそ周辺への迷惑は無視し、民泊にでも投資して儲けようかなどと考えて見たりしています。
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