東日本大震災で宮城県石巻市の大川小学校で74人の児童が亡くなった件、23人の児童の19家族が損害賠償を求めた裁判で、14億円余りの賠償を認める判決が出ました。学校側の過失が前提となっています。
損害賠償を求めた民事訴訟なので、万一特定の個人に過失があったと認定されても個々の責任は問われませんが、判決が今後確定して行くと、学校関係者が犯人扱いされる危険性もあります。
残る51人の児童のご遺族はどうなさったのかは報道がありません。当然ながらこの判決の効果は訴訟を起こさなかった方々には及びませんので、判決が確定しても、訴えた人以外には、計算上児童一人当たり約6000万円になるお金は支払われません。
学校側の過失を導いた決め手は、石巻市の広報車が呼びかけた時点で避難に移るべきだったと言う点と、小学校の児童に対しては学校に保護責任があると言う点の二点と報道されています。
先日の報道では大川小学校はハザードマップ上では安全とされていて、学校側もそのように承知していた可能性は大きいと思います。実際には海から直接津波が押し寄せたのではなく、河口から北上川を遡った津波が大川小学校を襲ったようで、学校側が被害を予想していなかった可能性も大きいと思います。
それから、これを言うと非難される可能性がありますが、学校側に100%の責任があるのかと言えば、当事者としては学校、児童、児童の父兄、学校を監督する地方自治体などが考えられ、他にもあるかも知れません。仮に学校以外の当事者の責任がゼロで学校の責任が100と言うのなら、疑問が生じます。
また学校周辺の住民の避難状況はどうだったのか。仮に周辺の住民は全員避難して無事であったのであれば、大川小学校の避難誘導に問題が有ったと言えます。
広報車の呼びかけに直ちに応じなかったと聞くと問題のように思いますが、児童の居る小学校に対して広報車による呼びかけだけで、避難指示が100%伝達されたとするのも問題で、石巻市の然るべき公的機関が電話などで直接避難指示を連絡すべきだったのではと言う気もします。
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お考えとあまりに違うご返事を差し上げるのは失礼になると思いますので、ブログを拝見してどのようなお考えの方かを私なりに理解した上でご返事を書きます。悪しからず。
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先日の報道では大川小学校はハザードマップ上では安全とされていて、学校側もそのように承知していた可能性は大きいと思います。実際には海から直接津波が押し寄せたのではなく、河口から北上川を遡った津波が大川小学校を襲ったようで、学校側が被害を予想していなかった可能性も大きいと思います。
それから、これを言うと非難される可能性がありますが、学校側に100%の責任があるのかと言えば、当事者としては学校、児童、児童の父兄、学校を監督する地方自治体などが考えられ、他にもあるかも知れません。仮に学校以外の当事者の責任がゼロで学校の責任が100と言うのなら、疑問が生じます。
また学校周辺の住民の避難状況はどうだったのか。仮に周辺の住民は全員避難して無事であったのであれば、大川小学校の避難誘導に問題が有ったと言えます。
広報車の呼びかけに直ちに応じなかったと聞くと問題のように思いますが、児童の居る小学校に対して広報車による呼びかけだけで、避難指示が100%伝達されたとするのも問題で、石巻市の然るべき公的機関が電話などで直接避難指示を連絡すべきだったのではと言う気もします。
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