ヴァイオリンとフルートのRio

ヴァイオリンとフルートに取り組んでいます。

洋銀と頭部管銀

2017年08月29日 05時55分45秒 | フルート
 フルートに最も適した材料は銀と言われます。貴金属の一種である銀は比較的高価であるため、外観が似ていて銀と同様に食器にも使われていた洋銀も使われます。マルセル・モイーズと言う大物フルーティストは銀ではなく洋銀のフルートを愛用したと言われます。

 モイーズが使用したようなハンドメイドの洋銀フルートは、今では新たに製作するメーカーが無いと言われますが、この度、頭部管を製作して頂いた会社なら製作して貰えそう。なぜなら、大きさこそ違いますけれど、ここのバスフルートの主管と足部管は洋銀ソルダード。洋銀ソルダードは技術的になかなか難しいのだそうです。

 さて、頭部管銀と総洋銀の違い。私は総洋銀製の楽器から頭部管銀の楽器に替えた際には音の輝きが違うと感じましたから、頭部管銀の仕様の意味は大いにあると思います。また、この度製作して頂いた頭部管もベースは銀で、洋銀製の主管と足部管に挿すと効果が有ります。実は同じ頭部管を総銀の主管と足部管に挿すと、やはりやわらかい音になりますが、洋銀の主管と足部管に挿した方が音色が活かされるように感じるので、少々不思議に思います。


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