日々雑感

心に浮かんだこと何でも書いていく。

身繕い

2011年12月05日 | Weblog
身繕い

知人に満103歳の女性の先生がおられる。
今までずっと独りで暮らしてこられたが、近頃どうやってすごしておられるのか、お訪ねもしないので、子細は分からないが、たぶん介護の力を少し借りてやっておられるのだろう。手足はまだまだしっかりしたもので、頭が時々こんがらがるくらいである。

あの姿を見ていると100歳以上までこの地上においてほしいとは思わない。ただし独力で身繕いが出来るくらいは、生かしておいてほしい。これが僕の希望である。

だが、これは自分の単なる願望で努力によってと言うわけにはいかない。こういう次元のことは神の御手にゆだねられている。自分が生きるのも、死ぬのも、おおかたは自分の手の届かない分野のことである。ましてや医者の手を借りても、人間としての尊厳を失わないで生きるには限度がある。

自分が生きているのは、出生から死まで、実は生かされて生きているのである。
神によって命が与えられ、生かされると思うと、命を粗末にすることなどは、とんでもないことで、一生懸命に生きて、命の灯火が消えるまで、がんばることが大切だ。

そう思うと知人の先生に学ぶことも大切だ。先生は御年103歳まで介護にほんの少し頼るだけで、身繕いの大部分は独力で、されているからである。
自分のことは自分でやる。出来る。それが人が生きていく上で最低限度のことである。
出来なくなれば、おさらばするのが、理想だ。

現実を見てみると、多くの人が介護施設や、手をかりて生きているのを見るとき、ホントにそう思う。

消費税の導入

2011年12月05日 | Weblog
消費税の導入

社会保障と税の一体改革という言葉を耳にしてから、久しい。
生活費が収入でまかないきれず、不足部分が借金をしてやっと生活しているというのが
今の国家財政だ。その借金が収入をうわまるというのは、誰が考えても財政システムは破綻している。そんな状態で家庭であれ、国家であり、やっていけるわけがない。
早速手を打たなくてはならないことは日を見るより明らかである。

原因は少子高齢化、医療、介護、年金などの問題点を制度改革をしない限り借金体質は続く。

不足分はいずれにせよ、国民が負担しなくてはほかに持って行くところがない。
そういう自明の理に対して、選挙に不利だからという理由から増税反対論があちこちで興っている。
口実には 、1デフレ脱却がが先 、2,行政改革で不足分を補え といわれているが
そんなことを考えて、この体質を改めなければ国家財政は借金地獄をに深入りするばかりで、国力が弱るばかりである。
増税は確かに不人気ではあるが、国政を預かるものとして、責任は不可避である。

景気回復などはグローバル化した世界経済とリンクしいるので、現在の世界経済状況からして、ここしばらくは望めない。
行政改革だけで40兆円もの不足を補えるとは考えられない。とすれば増税するよりほかに手がない。

消費税導入を先送りして、選挙というハードルを越えたとしても、借金体質を克服できない。ここは、借金体質の中身の制度改革と併せて消費税の導入を早急に実施しないと、国家の危機が足音を立ててやってくる。
増税はつらいけど、受け入れるほかに道はあるまい。