日々雑感

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肢体不自由な君に思う

2011年12月18日 | Weblog
肢体不自由な君に思う

片田舎の高校で机を並べた君がまさか、肢体不自由になるとは想像もつかなかった。
現在君は妻君の介助がなければ、明日の命が繋げない。

そんな条件の中で君は最近口に筆を加えて書を書くことを覚えた。血のにじむような厳しい訓練の継続で、文字らしいものを、かけるようになった。書については僕はそのできばえはわからないが、ここまでになる君の精神力には、負けた気がした。別に勝負をしているわけではないが、もし僕が君のように手足に麻痺が起こり、手を使わないで筆を口にくわえて字が書けるようになるまで訓練できるかと、自問すると確信の持てる答えは出てこない。だが君は現にそれをやってのけた。
その精神力はすばらしい。ちょっとオーバーな言い方をすれば、何者にも屈しない、君の不屈の魂がそこに顔をのぞかせている。君の字には不屈の魂が宿っている。

五体満足な僕が君のことを思うとき、人間の精神力の大きさや強さは、肢体の自由、不自由には関係ない。それはひとえにやる気の問題である。

肢体の自由に恵まれていても、その気がなければ、結果的には自分の人生そのものに結果を出すわけにはいかない。やはり君は僕に何か結果を出すように無言の圧力を与えているのだろう。君を見習って来年こそは、何かを成し遂げたい。そう思う。