日々雑感

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言葉と行動

2012年02月25日 | Weblog
言葉と行動 6,617位 / 1,687,343ブログ中 

12/02/21

人は、言葉より行動の結果によって、説得されることが多い。
少なくとも僕は、行動によって裏づけされない言葉なんて虚しいものだと思っている。
その行動が、自分の命を失っても、他人の命を救う場合には、ほぼ無条件に敬意を表す。

近くは大震災の犠牲となられた、役場の職員・遠藤さんや中国人実習生、
20人の命を救った斎藤さん。
表面には出なかったけれども、他人の命を救うために、自分の命を差し出された消防団人、役場職員、警察官など。いつまでも顕彰されるべきだ。
そして、これらは、学校教育の現場では、自分や他人の命の大切さを教える生きた道徳教材に使える。

遠くと言っても、10年ほど昔の話だが、韓国の留学生・李秀賢さんが、新大久保駅で、線路に転落した日本人を助けようとして、列車に巻き込まれ、一命をなくされたことがある。
李さんの場合、韓国でも、話題になり、釜山の公園には追悼碑が立っていると聞く。
自己犠牲になって自らの命を失った息子を育てた御両親の態度の立派なこと。この親にして、この子あり、と僕は受け止めた。僕の場合とてもあんな風には行かない。
社会体制や状況が如何なるものであろうと、こういう種類の愛は、人類に普遍的に存在するものだろうか。そうだとすれば、時間空間を越えて、人類の歴史に、とどめておきたいものである。

ついでながら、当時の森総理大臣は直ちに現場に直行されたことも記憶しておきたい、