日々雑感

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花供養

2013年06月11日 | Weblog
花供養

これは司馬遼太郎先生が色紙に書かれたものです。余りにも感動的であり、魂に触れる内容だったので、直ぐ曲が付いてしまいました。女性3部合唱にしてあります。 自分が直感したのは、京都にある三十三間堂の千一体の観音菩薩で、御仏の足下には、美しい花畑が広がっていました。 あの花畑はどこかのコスモス園ではなかったか。いまそんな風に思います。

  振り向けば また咲いている 花三千 仏三千

                     司馬遼太郎作詩  

並み居る金ぴかの観音像と、美しい花との取り合わせの世界こそ、極楽世界なのでしょう。娑婆世界で、あくせくする手を少し休めて、花と仏の世界に想いを寄せては,いかがでしょうか。 西国33カ所の観音様、壷阪寺にインドから招来された、大きな石造観音像を見上げながら,拝むのも、京都にある平清盛ゆかりの1001体の観音像を、お祀りしてある三十三間堂の観音様をおもいうかべるのもいいでしょう。この曲の背景には、このような様々な観音様への,私の想いが織り込まれています。 なおこの詩が彫られた碑が、司馬遼太郎記念館に寄贈され、現在館内にあるそうです。美しい花畑と観音様。それを私は女性3部合唱曲に仕上げました。