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■【心で経営】 心づかいが人間関係を改善する12 ユウ・アティテュードで独善を回避する  A628

2023-12-11 12:06:00 | 【心 de 経営】 心づかいで人間関係改善
■【心で経営】 心づかいが人間関係を改善する12 ユウ・アティテュードで独善を回避する   A628
 
 
 日本経営士協会は、ご存知の方も多いと思いますが、戦後復興期に当時の通産省や産業界の勧奨を受け、日本公認会計士協会と母体を同じくする、日本で最初にできた経営コンサルタント団体です。
 
 会員は、それぞれ異なった専門分野を持っていますので、経営士同士が競合するというよりは、専門外の分野で補完し合っています。これを「共業・共用・共育」といっています。
 
 コンサルティングという実務を通じて、いろいろな体験をしています。その体験を通して、みなさまに情報をお届けしています。
 
■■【心で経営】 心づかいが人間関係を改善する
 

 人は誰しも、諍いや争いなどのトラブルを嫌うのではないでしょうか。

 そのトラブルの多くは、ちょっとした言動が原因であったり、それが契機となって人間関係がこじれたりしているようです。

 かねてより、【心 de 経営】ということを基本に、永年コンサルティングをして参りました。「de」は、フランス語の前置詞で、英語にしますと「of」に近い意味合いであり用法であると認識しています。

「de」を、英語の「of」の意味で用いますと「心 of 経営」、すなわち「経営”の”心」となります。「de」を、そのまま、日本語の「で」に置き換えますと「心で経営」となります。

 ここでは、後者の「心で経営」に重点をおいて、経営に限らず、人間関係における「心づかいのあり方」を、平素の体験から感じるがままにを徒然に記述してまいります。それにしても、他人に優しくするには、自分に厳しくなければならないことを痛感しています。

 期せずして日本経営士協会理事長の藤原久子先生も、心を大切にすることを常々口にされています。理事長とお話している中で出てきたことを中心にまとめています。ある意味では、藤原理事長との合作といえるブログです。

 物事や人の心には多面性があります。お届けするブログが正論であるか否かは、皆様のご判断にお任せしますが、参考にして下さいますと幸いです。

 
 
■ 12 ユウ・アティテュードで独善を回避する   A628

 

 マーケティングに「ユウ・アティテュード」という用語があります。「あなた好みの」といいましても、奥村チヨの「女になりたい」とは異なります。<笑い>

 相手の立場に立って、すなわちマーケティングでは「ユーザーさん」「消費者」の立場に立って、商品開発をするとよいというような意味合いで使われることが多いです。

 一方で、「自己中」という言葉があります。「利己主義」とも多少ニュアンスが異なるようですね。

 「俺が・・・」というような、自分の視点での価値判断を相手に押しつける人を、私は、ユウ・アティテュードをもじりまして、「アイ・アティテュードな人」といいます。

 アイ・アティテュードは、自己中や利己主義とも、少し異なります。アイ・アティテュードの人は、相手の人のことも考えて判断するのですが、「アイ(I)」が基本なのです。


 出張の帰りに、飛行機が空港に着陸して、飛行機の出口から出るときに、ずらりと並んでしまいます。出口付近では、左側のアレイから来る人と、右側のアレイから来る人がぶつかりますので、滞留してしまうことは専門家のご意見を聞かなくてもわかります。

 私が、出口近くに来たときに、私の前にいた女性が、左手からの流れの人に順番を譲りました。「なんと思いやりのある人・・・」と思ったのですが、ぞれを続けていますので、私は飛行機から降りることができません。

 おそらく、その方は、相手に出る順番を譲るという優しい気持ちで、続けているのでしょうが、その女性の後ろにいる私だけではなく、その後ろの人は、その女性のために外に出ることができなおのです。

 この様な人のことを、私は「アイ・アティテュードな人」と言うのです。

 「左からの人に順番を譲る」という考えは、素晴らしいことですが、その人の後ろにいる人に対しては、失礼なことです。

 交互に出口から出るというのが暗黙の了解ですので、「人に譲る」ということに固執しすぎますと、別の視点で見た場合には、他人に迷惑をかけていることに、その女性は気がつかないのです。

 このように、一見しますと、相手のことを思う、ユウ・アティテュードのように見えますが、他方では、他の人に迷惑をかけていることに気がつかないのです。

 自分の基準で、こうした方が良いだろうと思い込むことは、好ましいことではありません。他の人への気遣いが、別の人にとっては迷惑行為なのです。

 自分の価値観に固執するのではなく、自分とは、異なる価値観を有する人とも積極的につきあうことから、いろいろな価値観を感じ取れるようになるのではないでしょうか。

 自分の価値観に固執しすぎますと、世間を狭くしてしまうことも知っておくべきです。

  (ドアノブ)

 
 
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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 12月10日 深川飯とぶっかけ飯 16

2023-12-11 08:26:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 


  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 12月10日 深川飯とぶっかけ飯 16


 


 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。


 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。


 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。



 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。


【 注 】


 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。


■【小説風 傘寿の日記】


 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。


 


 自宅の書斎の模様替えを少しづつですが、終活を兼ねて行っています。


 懐かしいものが、続々と出てきますが、その大半は処分をしてしまいます。


 若かりし頃、顧問先のために分析をした時の資料や、講演、企画・提案などの印刷物がまとまって出てきました。


 私がコンサルタントを始めた頃なら、喉から手が出る程欲しかったような資料です。


 少しづつ、シュッレだーで処分をするつもりです。


 淋しいと言うよりは、もったいないという気持ちが先行します。


 


 気分転換に、かねてから興味を持っていた江戸庶民の生活、江戸から学ぶことが多く、時々、江戸に関する書籍を手に取ります。


 


◆深川飯とぶっかけ飯 16


 東京以外の人には、深川という地名はあまり馴染みがないかも知れません。深川というのは、東京の東、江東区深川といい、「江戸の下町」の風情を残す地の一つといえます。


 最近、深川というと、あさりの汁をぶっかけた「深川飯(ふかがわめし)」で有名です。深川めしというのは漁師のまかない食で、すなわち労働者の食べ物だったのです。もっとも「深川飯」というのは近年売り出しのためにつけられた名称で、それまでは「あさり飯」と言っていました。


 ただし、あさり飯を女の子は食べてはいけないと言われていました。あさり飯のような「ぶっかけ飯」を食べると、嫁入りの日に雨がふるって言われていたのです。そもそもが労働者の食べ物ですから、女の子が食べる機会は少なかったようです。どうしてもあさり飯のような「めし」を食べたいときには炊き込みご飯にしたそうです。


 


■ 「杉浦日向子の江戸塾」バックナンバー ←クリック


 杉浦日向子女史の江戸塾は、江戸時代のエコ生活から飽食時代を迎えている我々に大きな示唆を与えてくれます。


 


■【今日は何の日】


  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。


  この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。




 



■【経営コンサルタントの独り言】



 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。



 



 ロジカル・シンキングと3億円強盗事件 c10



 



 1968(昭和43)年12月10日、白バイ警官に扮した男に三億円が強奪されました。



 東京都府中市にある東芝工場で支給される予定のボーナスを積んでいました。



 多くの物証がありながら捜査は迷宮入りし、1975(昭和50)年に時効を迎えたのです。



 警察の初動捜査、狐目男という人相書きの精度などなど、批判が警察に向けられた事件でもあります。



 狐目男という前提にとらわれすぎ、捜査がそれに振り回されてしまったのです。



 もし、ロジカル・シンキングを学んだことのある、論理思考ができる捜査員がいたら、ゼロベース思考を取り入れ、お宮入りにはならなかったかもしれません。



 ただし、TVドラマによりますと、一捜査員が声を上げても、組織が絶対で、上の命令は金科玉条であり、結局、解決できないで終わったのかもしれませんね。



 



■【老いぼれコンサルタントのブログ】



 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。





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■【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記 バックナンバー
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db
 

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