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■【あたりまえ経営のすすめ】1-02 「さん」づけ呼称と民主性 A705

2023-12-14 09:03:00 | 【経営】 経営情報一般

■【あたりまえ経営のすすめ】1-02 「さん」づけ呼称と民主性 A705

 多様化の時代になり、ホンモノ智恵が求められる昨今です。

 世の中には、「専門家」とか「プロ」と呼ばれる人が多数いらっしゃいます。

 ところが、残念なことに、その大半というのが、「エセ専門家」「エセプロ」なのです。

 それが露呈したのが、東日本大震災の福島原発事故ではないでしょうか。

 その対応においても、事後対応においても、専門家と言われる人達な何もできず、口を閉ざしてしまっだではないですか。

 ホンモノのプロ、要は「“真”のプロ」とは、どの様な人を指すのでしょうか。

 40年余の経営コンサルタント経験から、最善の策ではないにしても、ベターな策を講じるための智恵をご紹介してまいります。

メモ

■ 1-02 「さん」づけ呼称と民主性 A705

 

 近年、企業において、役職名ではなく、「さん」付けをすることにより民主性を表現する企業が多くなりました。

 福沢諭吉翁が「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」とおっしゃったことは有名であり、人間性を重視する観点からも、上司も部下も、皆人間であることには変わりがありません。

 この視点からみても、社長以下の全社員が「さん付け」で呼び合うことは、民主的な人間関係を作る上において必要なことでしょう。

 しかし、視点を変えてみてみましょう。


 日本で最も早くに設立された経営コンサルタント団体であります、日本経営士協会では、会員同士を「さん付け」ではなく、「先生」という呼称を付けて呼び合っています。

 本来、人間性を重視したコンサルティングをするためには、自分達自らが民主的な関係であることを表明するために、「さん付け」にすべきところです。ところが、同協会の伝統として、「先生」呼称が定着しています。

 同協会は、「経営士・経営士補」という資格付与団体です。ところが、経験の浅い資格取得者は、「まだ、経験も浅いので、先生と呼ばれるほどのものではありませんので、先生と呼ばないでください」と言います。

 一方で、経営コンサルタントとしての資格取得は、コンサルティング実践経験の浅い人にとりましては、中小企業診断士より難関な試験に合格した人達です。日本経営士協会というブランドを背負っているのですが、プライドを持ってよいはずです。また、プライドを正しく認識することにより、その資格のイメージも高まります。

 自分では謙遜して「先生と呼ばれるほどの実績はありません」と言うことは、日本経営士協会の権威を低めることに繋がりかねません。

 そこで、「先生」と呼び合うことにより、プライドを持ち、自分自身の責任を持った言動を採るという意識付けをするためにも「先生呼称」は、効果があるのです。

 すなわち、先生という呼称により、協会会員としてのプライドを持たせ、さらなる成長を自認させることに繋がることから、伝統的にこの様なことを行っているのです。


 これは、経営コンサルタント団体という、「意識付け」ということを目的とした、特殊な組織におけるお話です。

 一方で、経営コンサルタントとして企業を訪れた時に感ずることの一つが、「組織で動く」ということができていない企業が多いことです。

 組織を活かした動きになっていないという背景には、「組織で動く」、すなわち、組織力を活かすということを理解できていないで、その発想がない企業が多いのです。

 その様な企業で、「民主的だから、“さん付け”で呼び合おう」ということは、正しいやり方なのでしょうか。

 組織的な動きをしている企業というのは、目標が明確で、その目標に向かって、全社員の言動のベクトルがおおむね揃っています。ところが、そうでない企業では、まず、組織で動くということを意識付けするために、「管理とは何か」「管理職とは何を、どの様にする人か」というようなことを、体に染み込ませることが必要です。

 その一環として、管理職を、役職名で、たとえば「課長」とか「○○部長」というように呼ばせて、組織とは何かを意識付けさせることが必要なのです。

 多くの方が、そこまでする必要があるのか、それで効果があるのかと懸念されますが、「組織で動く」というような抽象的なことを、経営管理の基本として認識させるためには必要なことなのです。

 

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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 12月13日 3-01 「あたりまえ経営のきょうか書」シリーズ 第三章 ビジネスパーソンとして成功する術

2023-12-14 08:26:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 


  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 12月13日 3-01 「あたりまえ経営のきょうか書」シリーズ 第三章 ビジネスパーソンとして成功する術


 


 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。


 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。


 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。



 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。


【 注 】


 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。


■【小説風 傘寿の日記】


 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。


 


 久しぶりに日本経営士協会幹部の一人とゆったりと話ができました。


 平素は、多忙な先生方の迷惑にならないように、あまり時間を取らないようにしています。


 老いぼれが、偉そうな口を利いては、相手の迷惑になるだけです。


 でも、相手が知りたいこと、聴きたいことで食いついてくれば、こちらは誠意を持って答えるようにしています。


 有益な時間を持てたと、感じてくれたかどうかは解りませんが、私の経験を日本経営士協会に活かしたいという気持ちを感じることができた一時でした。


 


 コンサルタントを目指す人達の集まりがあり、【あたりまえ経営のすすめ】について、お話をする機会を得ることができました。


 下記のようなテーマでお話しました。


 


◆ 1 「あたりまえ経営のきょうか書」シリーズ 第三章 ビジネスパーソンとして成功する術


 


 他の人と、同じやり方をしていては、どんぐりの背比べになってしまいます。存在感を示すためにも、自分自身を「差異化(差別化)」しましょう。


 それが、ご自身の成長に繋がるでしょうし、ビジネスパーソンとして元気に生きて行くことができるようになるでしょう。


 それをどの様に身に付けて、どの様に活かしていったら良いのでしょうか。自分自身で立ち止まって考えてみることも重要です。


 


 「あたりまえ経営のきょうか書」シリーズの「きょうか書」は、「教科書」であり、「強化書」でもあります。その第三章として、経営コンサルタントという仕事を通して、感じてきたことを、コンサルタントだけではなく、ビジネスパーソンにも共通する面を中心にお話ししてきました。今後は、その続きをお話することになります。


 


■【今日は何の日】


  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。


  この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。




 



■【経営コンサルタントの独り言】



 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。



 



■ 数値データとコンプライアンス C13




 鈴木梅太郎(1874/4/7日-1943/9/20)は、静岡県に生まれた戦前の日本の農芸化学者です。



 理化学研究所の設立者の一人として名を連ねています。



 理化学研究所は、ES細胞事件で、その名が一躍知られましたが、この研究所は日本の自然科学技術の核となる総合研究所です。



 本部は、埼玉県和光市にあり、全国5か所(分室は含まず)にあります。



 コンプライアンスが叫ばれる一方、何とか成果に結びつけなければならないという焦りからデータねつ造は起こりやすいです。



 これは、自然科学者だけではなく、会社勤務の人の多くが、その誘惑に駆られることがあるでしょう。



 数値は、大変重要なデータで、目的のための基礎となるデータであることが多いだけに、正確性が求められます。



 



■【老いぼれコンサルタントのブログ】



 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。





>> もっと見る



■バックナンバー   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db

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