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【経営コンサルタントのお勧め図書】 経営理念2.0を守破離して3.0を 会社の“理想と戦略”2403 

2024-03-25 12:02:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

本  【経営コンサルタントのお勧め図書】 経営理念2.0を守破離して3.0を 会社の“理想と戦略”2403    

経営コンサルタントがどのような本を、どのように読んでいるのかを教えてください」「経営コンサルタントのお勧めの本は?」という声をしばしばお聞きします。

 日本経営士協会の経営士・コンサルタントの先生方が読んでいる書籍を、毎月第4火曜日にご紹介します。

 

 【経営コンサルタントの本棚】は、2012年に、経営コンサルタントがどのような書籍を読んでいるのか知りたいという、ブログ読者の声を反映して企画いたしました。

 幸い、日本で最初に創設された経営コンサルタント団体である日本経営士協会には優秀な経営士・コンサルタントがいらっしゃるので、その中のお一人である酒井闊先生にお声をかけましたところ、ご協力いただけることになりました。

 それが、今日まで継続されていますので、10年余もの長きにわたって、皆様にお届けできていることに誇りを持っています。

本

■    今日のおすすめ

『「経営理念2.0」会社の“理想と戦略”をつなぐ7つのステップ

                    (佐宗邦威著 発行:ダイヤモンド社)

本

「経営理念2.0」とは(はじめに)
 
 紹介本の著者は、『自社の存在意義、自分が働く意味を見失いかけている企業、特に「中年の危機」に差し掛かっている企業には、新しい経営理念の作り方・活かし方である「経営理念2.0」が有用』と言います。勿論、著者が言う「中年の危機」以外の企業、特に、新たにIPOを目指す企業など、新たに経営理念を構築しようと考えている全ての企業に参考になります。
 また、「経営理念1.0」から進化した「経営理念2.0」の特色について、次のように記します。それは、『「社長の誓い」ではなく「みんなの物語」』にする、『組織の構成員の中にある「暗黙裡の思想(暗黙知)」を掘り起こし「言語化(形式知)」を図る』ことにより策定する、『「みんなの物語」を創るために「社員それぞれが自分たちの理念についてつねに自問自答して語り合う」場を持つ仕組み』とする、等々です。
 さらに、「経営理念2.0」を構成する要素として7つのステップを挙げ、紹介本の目次としています。それは、「ビジョン」「バリュー」「ミッション」「ナラティブ」「ヒストリー」「カルチャー」「エコシステム」です。これらの7つのステップのシナジーな関係は、次のように理解できます。
 「ナラティブ」「ヒストリー」「カルチャー」を、「経営理念2.0」の特徴である、3つのソフト(見えないもの)と位置づけ、3つのソフトを活用し、「ビジョン」「バリュー」「ミッション」の3つハード(見えるもの)を創出し、更には、3つのハードを反映した戦略的仕組みの「エコシステム」を創り、「エコシステム」の戦術的な運用・実施・見直しにより、「存在意義」と「働く意味」を沸き上がらせ、企業の活性化・発展を実現するシステムと言うことが出来ます。
 「経営理念2.0」の特徴である、3つのソフトを簡単に解説します。
 「ヒストリー」は「我が社の今を作った原点はどこにあったのか?」との問いにより、愛着と歴史的資産を見つけ3つのハードの礎とします。
 「カルチャー」は「私たちの会社の“らしさ・組織文化”は何?」と問い、3つのハードが自分たちの組織文化とかけ離れないものとする機能を果たします。
 「ナラティブ」は、「命令」とは対極にある「自分を主語にして語れる」ことであると定義し、7つのステップ全体を、組織の一人一人が「納得」出来るものに、「自発的行動を生む」ことが出来るものに仕立て上げる、組み込み要素部品的機能を果たします。
 これらのシナジーな関係については〔図1(下記URL)〕を参照ください。
 
 
 以上「経営理念2.0」の枠組みを見てみましたが、次項で注目点に触れ、更なる理解を深めてみたいと思います。
本
「経営理念2.0」の理解を深め、更には自社流「3.0」にバージョンアップを
【「ビジョン」「バリュー」「ミッション」を正しく理解する】
 企業理念のMVV(ミッション、ビジョン、バリュー)は、ピーター・ドラッカーの著書「Managing in the Next Society」「A Functioning Society」(いずれも2003年出版)で提言され、注目されるようになりました。しかし、ドラッカーの提言はMVVについての簡単な提言で、詳細な説明はありません。その結果、経営管理分野において、様々な説明がなされています。
 MVVの定義についての「経営管理2.0」の説明は分り易く、適切と思います。紹介本におけるMVVの説明を〔図2(下記URL)〕に纏めてみました。英文表記と簡潔定義が参考になります。
 
 
 
【「経営理念2.0」と「ビジョナリー・カンパニー」を対比し、理解を深化させる】
 
 ここで、思考をする前頭葉を更に刺激し、MVVの理解を深めてみましょう。それはMVVについて、「経営理念2.0」とドラッカーの後継者(注)と言われているジム・コリンズの「ビジョナリー・カンパニー」(注)を対比して思考してみることで、MVVのシナジー・アップが出来ます。
 両者を比較することで、MVVの概念がより明確になります。両者の定義は微妙に異なります。両者から自社流を導き出すことが出来たら最高ですね。両者の対比表【図3(下記URL)】を参照しながら自社流を導き出してみませんか。
 
(注)「私の本棚2022.3.22」(下記URL)を参照下さい。
 
【MVVを戦略、戦術に落とし込む「エコシステム」の優れた実例
    ―サウスウエスト航空の「SMaCレシピ」―】
 
 「経営理念2.0」の「エコシステム」は、6つのステップを落とし込んだ実行計画を策定し、PDCAサイクルを回す「仕組み」です。紹介本では多くの事例が紹介されていますが、ここで、分かり易く・優れた事例として、「ビジョナリー・カンパニー」流「エコシステム」を紹介させて頂きます。
 それは、サウスウェスト航空の「SMaCレシピ(Specific;具体的である、Methodical;整然としている、and Consistent;一貫している)」です。
 「SMaCレシピ」の優れている点は、MVVから戦略上の概念をつくり、「SMaCレシピ」という戦術以上に永続性のある手順書を作成し、PDCAサイクルを回し、併せて、AAR(After-Action Review;事後の振り返り)を継続し、ビジョン(コリンズ式「BHAG」)を実現するという、「MVV⇒戦略への落とし込み⇒戦術化」のプロセスが分り易い点と、「ビジョン実現の確率」が高い点です。「SMaCレシピ」の詳細は【図4(下記URL)】を参照下さい。
 
【「経営理念2.0」を守破離して自社流「経営理念3.0」にバージョンアップを】
 
 経営管理の世界では、「まね」から「ひらめき」「触発」を導く「まねび」が良い結果を導き出すことが多く有ります。シュンペーターも「新しい知とは常に、『既存の知』と別の『既存の知』の『新しい組み合わせ』で生まれる」と言っていますね。
 以上見てきました「経営理念2.0」と「ビジョナリー・カンパニー」から、「ひらめき」「触発」を経て、自社流「経営理念3.0」にバージョンアップをしてみませんか。
本

■「リーダーシップ」を、経営理念「3.0」で実現(むすび)

 ピーター・ドラッカーは、『「マネジメント」は物事を正しく(効率的に)行うことであり、「リーダーシップ」は正しい事をすることである』と言い、加えて、『企業にとって挑戦すべきは、その社会的正当性、すなわちバリュー、ミッション、ビジョンである(A Functioning Societyより)』と言います。
 ドラッカーが言う「リーダーシップ」を実現するMethodは、経営理念「2.0」をバージョンアップした「3.0」ではないでしょうか。
 経営理念「3.0」を経営改革の起点にし、「正しい事」を行い「社会的正当性」を達成し、改革を成功に導きませんか。

本

【酒井 闊プロフィール】

 10年以上に亘り企業経営者(メガバンク関係会社社長、一部上場企業CFO)としての経験を積む。その後経営コンサルタントとして独立。  企業経営者として培った叡智と豊富な人脈ならびに日本経営士協会の豊かな人脈を資産として、『私だけが出来るコンサルティング』をモットーに、企業経営の革新・強化を得意分野として活躍中。

  https://www.jmca.or.jp/member_meibo/2091/

  http://sakai-gm.jp/index.html

【 注 】  著者からの原稿をそのまま掲載しています。読者の皆様のご判断で、自己責任で行動してください。

本

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 経営コンサルタントを目指す人の多くが見るというサイトです。経営コンサルタント歴半世紀の経験から、経営コンサルタントのプロにも役に立つ情報を提供しています。

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【経営コンサルタントの独り言】 省エネ技術が進んで来ていますね 0325

2024-03-25 09:39:03 | 【経営コンサルタントのひとり言】

 

  【経営コンサルタントの独り言】 省エネ技術が進んで来ていますね 0325    

 

 

平素は、ご愛読をありがとうございます。

経営コンサルタントのプロや準備中の人だけではなく、経営者・管理職などにも読んでいただける二兎を追うブログで、毎日複数回つぶやいています。

 

■  省エネ技術が進んで来ていますね 0325

 2010年東日本大震災の時には、計画停電が実施されました。

 その時には、日本国中が省エネ努力をしたと思います。


 喉元過ぎれば熱さを忘れる

 あの時の必死さは、薄らいできているように思えます。

 われわれの世代では、停電をしばしば経験していますので、電気をこまめに切るというのは身に染みついています。

 ところがそうでもない年配者が結構いるのですね。

 ある会社に週末訪れたときに、お休みですので社長さん以外は誰もいません。

 その誰もいない部屋にも電気が点きっぱなしでした。

 私に対する配慮から点けたままにして下さっていたのでしょうが、「もったいない」という思いが強いです。


 近年は、技術進歩で、人感センサー付きの電灯が普及してきています。

 人がいなくなれば自動的に電気が消えます。

 電気を食うといわれる冷蔵庫にしろ、エアコンにしろ、省エネ技術のおかげで、なんと一般家庭の電気使用量は減ってきているそうです。

 電気料金は、電力会社の利益が出るように勝手に変更できる法律になっていますので、下がっていないのが現状かもしれませんね。

(ドアノブ)

 

 【カシャリ! ひとり旅】を映像にして紹介しています。

   ユーチューブで見る

 

 

◆ ツイッターでのつぶやき  

konsarutanto

 

【経営コンサルタント(志望者)へのお勧めブログ】

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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 3月24日 四字熟語で目から鱗が落ちる 0

2024-03-25 08:21:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 


  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 3月24日 四字熟語で目から鱗が落ちる 0


 


 明けましておめでとうございます。


 昨夏より開始しました「【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記」ですが、お陰様で概ね好評です。


 それに甘んずることなく、このシリーズを、今年も継続して参ります。


 


 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。


 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。


 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。



 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。


【 注 】


 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。


■【小説風 傘寿の日記】


 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。


 


 3月24日(日)


 サクラの便りが聞かれるようになりましたが、東京靖国神社の標準木の話は話題に上がってきません。


 早朝ウォーキングのコース沿いにある寒緋桜が、ソメイヨシノに開花の座を譲るまで頑張ろうと、まだ、美しさを保っていました。


 



 


 経営コンサルタントという仕事をしてきましたが、その立場や経営という視点で四字熟語を”診る”と、今までとは異なった点で示唆を得られることが多のです。


 経営コンサルタントの視点で見た四字熟語を「老いぼれコンサルタントの日記」で認めることにし、時間を取っては執筆してまいり、それをご紹介します。


 


◆【経営四字熟語】 四字熟語で目から鱗が落ちる はじめに


 


  四字熟語というのは、漢字四文字で構成された熟語であることはよく知られています。お恥ずかしいながら、その四字熟語というのは、すべてが中国の故事に基づくものとばかり思っていましたが、実はそうではないことを発見しました。経営コンサルタントという仕事をしていますが、その立場や経営という視点で四字熟語を”診る”と、今までとは異なった点で示唆を得られることが多のです。「目から鱗が落ちる」という言葉がありますが、四字熟語を講演や研修の場で用いたり、自分の仕事や日常会話に活かしたりするようにしましたら、他の人が私を尊敬といいますとオーバーですが、自分を見てくれる目が変わってきたように思えたことがあります。四字熟語の含蓄を、またそこから得られる意味合いを噛みしめますと、示唆が多いですので、企業経営に活かせるのではないかと考えるようにもなりました。これを「目鱗経営」と勝手に造語し、命名しました。
 『新明解四字熟語辞典』(三省堂 1998年)では、凡例で以下のように漢字四字熟語を6つに分類しています。
   1.現代社会 - 官官接待、総量規制など
   2.日本の成句 - 手前味噌、手練手管など(「てまえみそ」「てれんてくだ」のように音読みしないものが多い)
   3.中国典籍 - 臥薪嘗胆、櫛風沐雨など
   4.仏教語 - 色即是空、四苦八苦など
   5.之入り - 背水之陣、一炊之夢など(通常は「背水の陣」「一炊の夢」と表記する)
   6.訓読語 - 灯火可親、先従隗始など(通常は「灯火親しむべし」「先づ隗より始めよ」と訓読される)
 四字熟語には、類似した表現もあれば、正反対の意味を持っていて相互に矛盾をする四字熟語もあります。一つの四字熟語で異なった意味を持つものもあれば、時代により意味が変化して来たり、熟語そのものの表記が変形してきたりすることもあります。企業経営も時代や環境に応じて、臨機応変に対応しないと勝ち残りはおろか、生き残りすら困難です。この点では、四字熟語も流行り廃りや変化があり、時代と共に変化する経営に共通するものがあるように考えます。

 数千とも言われますが、四字熟語といっても種々ありますし、使用されます頻度も異なります。ここでは、二つの漢字からできている熟語を二つ重ねたような、一見して四字熟語に見えるものは対象にしないことにしました。一方、例えそのような四字熟語でも、伝統的に四字熟語と認められているような場合には四字熟語として取り入れるようにしました。
 内容や形式にとらわれず独断と偏見に満ちてはいますが、経営や管理を行う立場の人や、それを支援する経営コンサルタントのような専門職の先生方やそれを目指している人の参考になればと考えて、本書に取り組みました。
  数多くあります四字熟語の中から、経営コンサルタントの視点で、【心 de 経営】の精神に沿い、経営に活かせそうな示唆に富むものを厳選してして、ここにご紹介します。
 私の経歴上のこともありまして、ここでご紹介する内容の中には経営コンサルタントに比重の高い項もあります。逆転の発想という言葉もありますように、経営者・管理職の皆さんには、「経営コンサルタント選び」という視点で裏を返してみて下さいますと、そのような項目にも目を通す価値を発見することができるかもしれません。また、同じ四字熟語や類似事例を、複数の箇所で重複して利用もしています。同じ熟語でも、ケース毎に使い方やニュアンスが多少異なることに繋がってくだされば幸いです。


 


<ご挨拶>


 長い間ご愛読くださった、「杉浦日向子の江戸塾」ですが、今回をもちましていったん休載させていただきます。


 下記よりバックナンバーでお楽しみ下さると幸いです。


 なお、この欄は、上述のように「【経営四字熟語】 四字熟語で目から鱗が落ちる」というシリーズとなりますので、お楽しみください。



■ 「杉浦日向子の江戸塾」バックナンバー ←クリック


 杉浦日向子女史の江戸塾は、江戸時代のエコ生活から飽食時代を迎えている我々に大きな示唆を与えてくれます。



■【今日は何の日】


  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。


  この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。


 


  この欄には、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。
   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930


  ■【今日は何の日】 3月25日 ■ 散歩にゴーの日 ■ 電気記念日 ■ 早春の龍安寺石庭  一年365日、毎日が何かの日


 


■【経営コンサルタントの独り言】


 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。


 


 煩悩に満ちて彼岸を明けました 324
 


 2024年は、閏年なので23日が彼岸の明けです。



 中日を挟んで7日間がお彼岸です。


 閏年などもあって、年によって日付が若干変動しますので、その年の彼岸の入りはいつなのかを確認する必要があります。


 改めて「彼岸」という言葉を考えてみました。
 煩悩や迷いに満ちた現世を「こちら側の岸」という意味で「此岸」(しがん)というのだそうです。
 それに対して、煩悩を脱した悟りある人の地は、「向う側の岸」という意味の「彼岸」と呼ばれます。
「七十にして、心の欲するところに従がって矩(のり)を踰(こ)えず」
 まだまだ煩悩に満ちていますので、心の欲するままですと、「矩」を超えるばかりです。
 あな恥ずかしや!


 


(ドアノブ)



■【老いぼれコンサルタントのブログ】


 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。


 


 明細リストからだけではなく、下記の総合URLからもご覧いただけます。
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17




>> もっと見る



 





■【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記 バックナンバー
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db
 

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■【心で経営】心づかいが人間関係を改善する1-1-30 傾聴と共に共鳴話法を併用する B221

2024-03-25 07:42:13 | 【心 de 経営】 心づかいで人間関係改善
■【心で経営】心づかいが人間関係を改善する1-1-30 傾聴と共に共鳴話法を併用する B221
 
 
 日本経営士協会は、ご存知の方も多いと思いますが、戦後復興期に当時の通産省や産業界の勧奨を受け、日本公認会計士協会と母体を同じくする、日本で最初にできた経営コンサルタント団体です。
 
 会員は、それぞれ異なった専門分野を持っていますので、経営士同士が競合するというよりは、専門外の分野で補完し合っています。これを「共業・共用・共育」といっています。
 
 コンサルティングという実務を通じて、いろいろな体験をしています。その体験を通して、みなさまに情報をお届けしています。
 
■ 傾聴と共に共鳴話法を併用する B221
 

 コミュニケーションの基本は、傾聴です。傾聴につきましては、別項で述べていますように、いくつかのポイントを押さえることにより、傾聴力が次第に身についてきます。

 コミュニケーションは、一方からの流れでは成り立ちません。双方向コミュニケーションが、正しいコミュニケーションのあり方です。

 しかし、コミュニケーションといいますのは多くの場合、話す側の話し方が良くなかったり、聞く側が理解力がなかったりして、満足できるコミュニケーションというのは、なかなか成立していないのが現実です。

 話し手は、自身自分が、何を言いたいのか明確でないことが多いのです。

 自分が話していることを相手が理解できているか、賛同してくれているのか、別の考え方をしているのか、相手の顔の変化を読み取りながら、それに合わせて、話し方や内容を変えていく必要があります。

 双方向コミュニケーションというのは、話し手と聞き手とのキャッチボールによって成り立つのです。

 聞き手は、単に聞くだけではなく、相手の言っていることが理解できれば、理解できていることを、うなずくなどしてシグナルを発信する必要があります。傾聴法の項で記述しましたように、言葉を発することにより、話し手に、修正の信号を発したり、同意の態度と言葉で、さらにその部分について、内容を深めたりと、協同作業を進めるのです。

 この様な双方向コミュニケーションを「共鳴話法」とか「共感話法」と言います。


 相手の話していることを、正確に聞き取り、理解するには、相手の目を見ながら、一つ一つの言葉や意見・考え方に固執しすぎないで耳を傾けることです。常に、全体の中での、現在進行中の会話の位置づけがどこにあるのかを考えますと、相手の言っていることへの理解が深まります。

 すなわち、聞き手は、単に聴いているだけではなく、正しい反応を態度や言葉で話し手に伝えることが必要なのです。

 相手の目を見ながらと言いますのは、少々語弊があります。私は、話し手の眉間より上の額を見るようにしています。仏像の白毫という白い毛のある部分です。

 視線と共に重要なことは、顔の表情でも反応することです。単にうなずくだけではなく、笑顔を作りながらうなずけば、同意や賛同を伝えられます。真剣な眼差しで聴けば、こちらの気持ちも伝わります。

 相手の言っていることに賛同できない場合には、それを顔に出すのではなく、言っていることの意味を確認したり、賛同できない部分を疑問文でぶつけてみたりしながら、会話を続けます。

 相手が話し終わらないうちに、反論をぶつけたり、それを態度に表したりすることをしません。

 意見や考え方が異なることは、けっして珍しいことではないのです。この様な考え方もあり、この人は、この様な考え方をする人なのだ、という理解をすることです。それはまた、自分自身の感情をコントロールすることにもつながり、強い口調で反論するような事態を避けることにも繋がります。


 相手が感情的になって、強い言葉を聞き手にぶつけてくることもあります。

 当然のことながら、聞き手が、それにつられて感情的になってはダメであることは言うまでもありません。

 相手が、自分の価値観とどこが異なるのかを考えながら、なぜ、立腹しているのかを推測します。この時も、相手の考え方を尊重する気持ちを忘れないことです。

 ここで重要なことは、「人は、それぞれ異なる考え方を持っている」という前提で話をすることです。相手の人間性を尊重する気持ちがホンモノでありませんと、逆効果に繋がりかねません。

 そして、感情的になっていることに対して、共鳴できるような話し方や言葉をやんわりと返しますと、その共鳴的な反応を相手も見て、冷静さを取り戻してくれることが多いです。

 相手が、自慢話をして、鼻持ちならないときでも、相手の成功を素直に受け入れ、基本的には友好的な態度で話をします。

 相手があまりにも、その話ばかりを続けている時でも、まずは相手の成功を素直に評価することです。その姿勢を持った上で、それに関連したことで、こちらが知りたいことを、少々長めの言葉で尋ねるようにします。それにより、相手のペースを崩しながら、次第に別の会話に話を導いていくのです。

 要は、コミュニケーションは双方向であるべきですので、どちらの立場であっても、相手に対する思いやりが不可欠なのですね。

 

  (ドアノブ)

 


【経営コンサルタントの育成と資格付与】
 
 
 日本最古の経営コンサルタント団体・日本経営士協会とは
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