コンサルタントバンク コンサルタント(プロ・希望者)+ 士業の異業種交流会

コンサルタントバンクは、コンサルタントや士業の先生方の異業種交流会で、無料で登録できる組織です。関連情報をお届けします。

■【コンサルタントバンクたより】 1-1 コンサルタントバンクの目的

2021-02-22 16:17:46 | コンサルタントバンク

■【コンサルタントバンクたより】 1-1 コンサルタントバンクの目的

  • コンサルタントバンクの目的

 コンサルタントにとって、クライアント開拓は頭痛の種です。

 コンサルタントにとって、実力アップを図らなければ、時代遅れのコンサルタントになってしまいます。

 クライアントさんからの質問や課題に、どの様に対応したら良いのか、迷うこともあります。

 

 自分の専門外の分野に関する引き合いがあったときに、仲間がいると心強いです。

 仲間がいれば相談もできます。

 コンサルタントという職業に特化した情報も入手しやすくなります。

 相互信頼できる仲間がいますと、仕事の依頼も来るようになるかもしれません。

 これを私達は「共業・共用・共育」と言っています。

 

 一人のメンバーは、皆のために、皆は一人のために

 

 あなたは、あなたの強みを活かしてください。

 そうすれば、あなたの仲間、あなたを支援したり、困ったときに助けてくれたりするでしょう。

 

 個の力を組織的に活かす

 

 これが、私達のコンセプトです。

 登録に登録料は不要です。

 サイボウズを使っていますので、訳のわからない仕組みより安心してコミュニケーションできます。

 

 一緒にレベルアップし、一緒に仕事をし、ノウハウを共用しませんか。

 

■ コンサルタントバンク・ブログ バックナンバー

  https://blog.goo.ne.jp/keieishi-kyokai/c/46b6f56a10e289016c5a599ff092acdb

 

 

■ コンサルタントバンク ウェブサイト

  http://www.glomaconj.com/glomacontoha/glomaconkenkyukai.htm

 

  

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■【コンサルタントバンクたより】 1-2 コンサルタントバンクの沿革

2021-02-22 16:14:42 | コンサルタントバンク

■【コンサルタントバンクたより】 1-2 コンサルタントバンクの沿革

 

■  コンサルタントバンクの沿革

 

 経営コンサルタントの資格といいますと「中小企業診断士」と思い込んでいる方が多いと思います。しかし、日本におけます経営コンサルタントの歴史を紐解いてみますと、官庁間の縄張り争いを始め、いろいろな問題が絡んで今日に至っています。

 

 日本で最初に誕生した経営コンサルタント資格は「経営士」です。その設立にあたりまして、昭和26年8月に当時の通商産業省の勧奨で開催されました会合がスタートと言えます。

 

 当時は、まだ第二次大戦の混乱が残り、その荒廃から以下には役日本を復興するかが当時の政府の重要な課題でした。政府は、GHQのアドバイスにより、日本に公認会計士の制度を導入する方針を決めました。

 

 その制度を確立するに当たりまして、黒沢清博士を団長とするミッションがアメリカに派遣されました。黒沢先生は、公認会計士の制度と共に、アメリカ経済に寄与している経営コンサルタントというプロフェッショナルな職業にも着目しました。

 

 帰国後、この両制度を日本でも確立することを黒沢先生が提案されました。昭和2年に誕生した計理士制度を発展解消させ、公認会計士と経営士として再スタートを切ることになりました。このときに、黒沢先生の先輩であります太田哲三先生が東奔西走して日本公認会計士協会と日本経営士協会が正式に誕生しました。

 

 日本経営士協会は、経営コンサルタント業界の草分けとして、経営士の育成をしてきました。諸般の事情から、中小企業診断士制度ができますと、日本経営士協会の関係者が中小企業診断士(当時は中小企業診断員と呼んでいました)の育成の尽力をされました。

 

 このように、日本のコンサルタント業界の歴史と表裏一体の日本経営士協会の会員が核となり、コンサルタントバンクが1990年に設立されました。これが第一次コンサルタントバンクの始まりです。

 

 コンサルタントバンクは、日本経営士協会と補完関係を持ちながら、日本におけます経営コンサルタント業界のさらなる発展を願った活動をしてきました。その後、四半世紀が経過し、第一次コンサルタントバンクのメンバーが高齢化したこともあり、この度、コンサルタントバンクを大きく刷新し、新しいコンセプトのもとで活動することになりました。

 

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■■【経営コンサルタントのお勧め図書】169 必読!統計で見る日本の針路

2021-02-22 05:46:00 | 【経営】 経営コンサルタントの本棚

■■【経営コンサルタントのお勧め図書】169 必読!統計で見る日本の針路

 「経営コンサルタントがどのような本を、どのように読んでいるのかを教えてください」「経営コンサルタントのお勧めの本は?」という声をしばしばお聞きします。

 日本経営士協会の経営士・コンサルタントの先生方が読んでいる書籍を、毎月第4火曜日にご紹介します。

今日のおすすめ

 『数字・データ・統計的に正しい「日本の針路」』

(高橋 洋一著 講談社+α新書)

目からうろこ「統計的に見る日本の針路」(はじめに)

 紹介本の著者は自らを「数量分析家」と称しています。経営分析でも、統計や関数を使って分析すると、従来の方式によるものと異なる解が出て、新たな発見をすることがあります。著者は「日本の針路」を、世界中のデータを使い、統計・関数的に分析しその結論を示しています。

 著者の示す結論の中には、既成的考えを覆す、新たな知見を示しているものがいくつかあります。その知見は、世界情勢を踏まえつつ、これからの日本の政治・経済を正しい方向に導くための重要な鍵となるものであり、又日本の将来に希望を持たせるものです。そのいくつかを次項でご紹介しましょう。

 なお、紹介本は「現代ビジネス」連載『高橋洋一「ニュースの深層」』のコラムから特に反響のあったものに加筆修正したもので、時の経過によりコラム記事の結果が出たものもありますが、データ・統計・関数的分析により結論を出すプロセスは、これからも十分通用するものとして興味深く読むことができます。

えっ!と驚く新たな知見〞の一部をご紹介します

【日本の借金1,000兆円はウソ】

 私は、従前から財務省が国内に向けては「(消費税増税の)国際公約を守らないと国債が暴落する」といい、海外に向けては「日本の国債は安全」と宣伝する、いわゆる二枚舌を使っていることについて疑念を持っていました。海外に向けて言っていることに真実があるのではと思っていました。

著者の、日本の財政に対する分析、分析に基づく結論に「やはりそうだったか」と納得しているところです。著者は「ある意味で財政再建が完了したとも言えてしまう」と記しています。

著者が論拠としているところは、日銀も含めた連結ベースでは(平成27年12月現在)、概算で(国の借金の数字が2013年度までしか公表されていないため)、ネットの国の借金は150~200兆円まで圧縮されていると分析している点にあります。

これでいくと、国のネット借金のGDP比率は30~40%となり、同じベース(ネット国債)で数字のとれるイギリスやアメリカ(GDP比率80%~60%)と比較し、著者は、「日本の財政が危機的だという論がいかに滑稽か、よくわかるだろう」と記しています。

何故この様な状態が存続しているかについて、著者は、「(財政の貸借対照表の資産の部の中身を見ると)貸付先や出資先に、財務省所管法人が他省庁に比べいかに多いかがよくわかるだろう。天下り先を確保しているのだ。」と記しています。 

このように見てくると、残念ながら国をはじめとし、構造改革に手がついていないと言わざるを得ません。ここまでの著者の結論に至る詳細なデータは、紹介本をぜひお読みください。(高橋論に対する反論も多いですが、高橋論のポイント・核心は日銀も連結対象に含めた点です。この点は、日銀法の改正やハイパーインフレを起こさないための政策論等に論点が広がりますが、ある意味では画期的・発展的な考え方と私は思います。)

【政府の掲げる「名目GDP600兆円」は根拠がある】

 著者は、2000年代の世界の先進国のインフレ率と名目GDP成長率の数字を集めた散布図から名目GDP成長率(Ⅹ)の回帰直線式(Ⅹ=1.2+1.2×インフレ率)と相関係数0.69の解を得ています。

著者は、この回帰直線式のインフレ率に3%を入れると名目成長率は4.8%になり、これが3年強続けば、日本の名目GDPは600兆円に達すると説きます。日本のGDP600兆円の達成にはインフレ率3%達成が必須と説くのです。そのために金融・財政政策、消費税10%への引上げ策等を、どの様に組み合わせて行うかが鍵となると説くのです。

どうですか、日本の名目GDP600兆円は政策次第で実現すると思いませんか。

「日本と世界の針路」のシナリオを描いてみませんか(むすび)

 皆様がお持ちの知見と紹介本の知見を活用し「日本と世界の針路」のシナリオを描いてみませんか。どのマーケットを狙うのか、持続的成長を成し遂げるために何をしたらよいのか、答えが出てきそうですね。

【酒井 闊プロフィール】

 10年以上に亘り企業経営者(メガバンク関係会社社長、一部上場企業CFO)としての経験を積む。その後経営コンサルタントとして独立。

 企業経営者として培った叡智と豊富な人脈ならびに日本経営士協会の豊かな人脈を資産として、『私だけが出来るコンサルティング』をモットーに、企業経営の革新・強化を得意分野として活躍中。

  http://www.jmca.or.jp/meibo/index.html

  http://sakai-gm.jp/

【 注 】

 著者からの原稿をそのまま掲載しています。読者の皆様のご判断で、自己責任で行動してください。

■■ 経営コンサルタントへの道 ←クリック

 経営コンサルタントを目指す人の60%が見るというサイトです。経営コンサルタント歴35年の経験から、経営コンサルタントのプロにも役に立つ情報を提供しています。

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■【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】039 伝統製法を守り販路拡大に挑む『東京麦茶』世界ブランドへ

2021-02-20 05:46:00 | 【経営】 成功企業・元気な会社・頑張る社長

■【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】039 伝統製法を守り販路拡大に挑む『東京麦茶』世界ブランドへ 8530-B220

 経営コンサルタントを40年余やってきた経験から、すこしでも皆様のご参考になればとお届けしています。

 成功企業・元気な会社・頑張っている社長】は、皆様から寄せられたり、私が支援したり、見聞したりした企業の事例を紹介していますが、お陰様で、毎回拍手をいただいています。

 また、あなたのクライアント・顧問先やお知り合いの会社で、ここで紹介したい企業・団体等がありましたら、是非ご連絡ください。

■039 伝統製法を守り販路拡大に挑む『東京麦茶』世界ブランドへ 8530-B220

 

 本格的な暑さが到来する季節となった。

 夏の必需品といえば数多くあるが、その中で伝統的な飲料といえば『麦茶』が筆頭にあげられるだろう。

 平安時代から始まり江戸時代に普及した日本人の『ソフトドリンク』といっても過言ではない。

 大手飲料メーカーの戦略もあり、ここ数年、麦茶の需要は右肩上がり。

 その大半はペットボトルで占められているという。

 多忙な現代人にとって、家庭で煎じる麦茶は手間のかかる商品となってしまったのだろうか。


 だが、本物志向の需要は少なくない。

 それに応えるかのように昔ながらの製法を固く守り抜き、無農薬の大麦の味を最大限に引き出す麦茶で新たな需要を創りだそうとする取り組みが行われている。

 今年で創業78年という川原製粉所(東京都練馬区、川原渉社長)は、2017年11月に自社工場で生産する麦茶を『東京麦茶』の名称でブランド化し、新たに作ったロゴマークと合わせ商標登録を申請した。


 同社が使用する原料は、宮城県などの契約農家から仕入れる栽培時に農薬を使用しない大麦。

 これをレンガ造りの石釜で、石英の砂である珪砂と混ぜて焙煎する。

「職人たちが気温、湿度などを見極め、火加減を微妙に調節しながら熱していく。

 熟練さが求められる」と3代目の川原社長は創業時から変わらない焙煎法を説明する。

 焙煎された麦は炒りの状態にムラがでるように仕上げるのがコツ。

「これで麦の香ばしさが引き立つ」と秘訣を語る。


 生産効率を上げるため、多くのメーカーでは大麦に熱風をあて一気に焙煎する製法を採用しており、麦が均一に炒られている。

 ここに差別化が生じ、小規模事業者が販路を切り開く途ができる。

 川原社長は就任して2年。

 麦茶のほか、きな粉やお菓子の原材料などを問屋に収めるBtoBから消費者向け展開を志向してきた。

 その一環としてブランドを立ち上げ、補助金を活用してホームページを作り、ネットショッピングへの準備を始めている。


「一般消費者向けの展開はこれから。今は展示会などで反応をみている段階」と川原社長は言う。

 注文に応じて生産する体制から、販路をつくり販売に攻勢をかける展開へ。

 その取り組みは始まったばかりだが、他の食品業界や支援機関などとのコミュニケーションを積極化させ調査も怠らない。

「需要は国内だけでなく海外にもある」と海外展開も視野に入れている。

 東京で麦茶を生産する会社は2、3社しか残っていない。

 川原社長の展開は、昔ながらの味を新事業で守り抜くスタイルともいえる。

 

  出典: e-中小企業ネットマガジン掲載承認規定に基づき作成

 

 
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■【あたりまえ経営のきょうか書】4-02 【経営支援】 なぜ外部のプロが必要なのか

2021-02-19 11:37:43 | 【経営・専門業】 あたりまえ経営のすすめ<経営編>

■【あたりまえ経営のきょうか書】4-02 【経営支援】 なぜ外部のプロが必要なのか

■■ 4 外部ブレインを使いこなせなくて経営者・管理職といえるか

 

 中小企業にとりまして、経営コンサルタントは不要なのでしょうか?

 税理士の先生がいらっしゃれば、経営コンサルタントは不要なのでしょうか?

 時には、「経営コンサルタントというのは、料金が高いだけで、何をしてくれるのかわかりません」という声を聞くこともあります。


 残念ながら、日本では、まだまだ経営コンサルタントの存在に対してご理解をいただけていません。中には、経営コンサルタントに対して、「いかがわしい商売」と思っていらっしゃる方もいます。

 少しでも、経営コンサルタントという職業をご理解下されるように、徒然に書いてみました。ご理解いただければ幸いです。

 なお、経営コンサルタント・中小企業診断士を目指している人、すでに独立起業している先生、経営コンサルタント以外の士業の先生方にも、合わせてお読みいただけますと幸いです。

 

“真”のプロが実践している発想法と行動術

「あたりまえ経営のきょうか書」


■4-1 経営コンサルタントという職業をもっと知ろう ■

 外部ブレインを使えない経営者・管理職では、企業は機会損失を起こし、充分な成長スピードを享受できません。

 それには、まず、経営コンサルタントという専門家は、何をしてくれるのか、どの様にコンサルティングしてくれるのか、実態を知ることが大切です。

 

4-02 【経営支援】 なぜ外部のプロが必要なのか

 

 経営コンサルタントという職業があることは知っていますが、果たして経営コンサルタントというのは何をしてくれる人なのでしょうか?

 ここでは、これまでに経営コンサルタントを利用したことがない経営者・管理職向けにわかりやすく解説いたしました。

 一方で、すでに経営コンサルタントを利用しているがなかなか成果が上がらない経営者・管理職もいると思います。その様な人達の多くが経営コンサルタントの利用方法を間違えているからです。

 ここでは失敗しない経営コンサルタントの利用方法について考えてみましょう。


 まず、そのまえに、なぜ経営コンサルタントなど、経営の専門家と言われます外部のプロの力が必要なのか、再度整理してみましょう。

 グローバル化の時代とかスピード経営などと言われて久しくなりますが、この間の大きな変化は顧客ニーズの多様化とそれに対応できる経営の高度化の必要性に顕著に表れてきています。

 経営者のカリスマ性が叫ばれたこともありますが、経営の高度化に伴い経営の舵取りはますます難しくなってきています。

 経営者が描いている夢の実現には、一層高度な経営技術が求められてきて、スーパーマン的な一人の経営者だけでは持続的な企業作り(ゴーイングコンサーン)は、一部の例外を除くと不可能と言っても過言ではありません。

 一方で、バブルがはじけ、リーマンショック、コロナウィルス禍などを経験して以来、日本の経営者は、成果主義とか○○経営とかという最新の経営技術を取り入れようと一所懸命に努力をしてきました。

 ところが、その努力に反して、思わしい結果を得ることができず、日本全体の相対的な国力低下からグローバル市場での競争力低下などに繋がっています。多くの経営管理が、自信を喪失してしまっていて、日本そのものが萎縮傾向にあります。

 その様な中でも、元気な会社もあります。

 元気な会社に共通しているのは、目的達成のためのビジョンや理念が明確で、その達成のための計画とアクションプランがあり、それを使いながらノウハウの蓄積をし、そのノウハウを使ってさらに上を目指せる体質や風土といったものが定着しています。

 これを「持続できる仕組み」とか「温かい管理設備」といいます。

 企業が変革を行おうことを考えて、いろいろな書物を読んだり講演会などで話を聴いたりして、見よう見まねでやっても持続できなかったり、うまくいかなかったりします。

 見よう見まねで導入した仕組み・設備は、形だけの導入、すなわち「ハードウェア的導入」といえ、その運用である「ソフトウェア」が伴っていないからです。

 すなわち、仕組みや設備の導入は、知識ではなく利用・活用ノウハウが求められるのです。

 それを内部の社員だけで行おうとしますと、ノウハウが欠如しているだけではなく、企業にはびこっている企業風土や人間関係のしがらみという呪文に縛られてうまく機能しないのです。

 若手の社員が変革の良い提案をしたとします。経営者もそれは良い考えとその提案を受け入れようとして、その社員を含めたプロジェクト・チームを作り、いざ変革を始めてみました。

 ところが、提案した若手のやり方がその企業にとっては斬新すぎて、その会社ではやったことがないことから「前例がないから」とプロジェクト・リーダーに受け入れられないかもしれません。

 別の提案をしますと、「それは製造部門では受け入れられない」「○○常務の管轄ですので、われわれが口を挟むべきではない」などとまたしても人間的なしがらみが障壁となってしまいます。

 これではいけないとワンマン経営者が号令をかけても、社員のところまでその真意が伝わらず、社員が動かず、管理職は上と下との間に挟まれて身動きができません。

 このようなことがあってはならないのですが、経営コンサルタントなど外部の人間の言うことには意外と耳を貸すのです。

 いろいろな業界のいろいろな局面で鍛えられ、第三者的な中立的な意見を述べることが、経営コンサルタントの存在意義なのです。

 経営コンサルタントは、企業が持つ経営資源の有効活用を、企業の人達とともに進め、業績という結果に結びつけ、企業の持続的成長につなげます。

 


 

■【あたりまえ経営のきょうか書】

  https://blog.goo.ne.jp/konsarutanto

 

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■【経営知識】 管理会計0104 原点に戻って経営を考える 0-3

2021-02-16 00:46:00 | 【経営】 管理会計を活用する

■【経営知識】 管理会計0104 原点に戻って経営を考える 0-3

 

 管理会計を学んだことのある人は多いと思います。

 ところが、理屈ばかりで、今ひとつ面白みがない「学問」であると感じた人も多いでしょう。

 ビジネスパーソンは、管理会計を学問と捉えるよりも「経営実務のための経営思想」と捉えてみてはいかがでしょうか?

 ますます、わからなくなった!?

 と、お感じの方は、ぜひ、当ブログを参考にしてみて下さい。

■ 原点に戻って経営を考える 0-3

 なぜ、管理会計が必要なのかを考えるために、原点に戻って、経営とは何か、経営者は何をすべきかを考えてみましょう。

 バブルがはじけ、リーマンショックが世界を蹂躙し、新興国の台頭などから、日本の国際的な相対的地位が低下してきています。海外から安い製品が流れ込み、競争力も弱まっているといわれています。

 その結果、多くの経営者が自信を喪失してしまっているようです。

 その反面、旧態依然とした考えで、井の中の蛙的な経営者は、自信過剰のままで、旧式な経営思想のままの経営を行っています。

 大企業ですら、企業存続が危ぶまれるような状況があります。全体的に企業の基礎体力が低下してきていることは否めません。その多くが、グローバル経済への認識の誤りや対応の遅れによっています。

 このような時こそ、「原点に戻る」という精神を思い出して欲しいのです。そして、経営の足元を再固めすべきです。

 

【 書籍紹介 】

 

 “真”の管理会計とは何かを初心に戻って見直してみましょう

 

 管理会計は、私たちに「気付きの機会」を与えてくれる魔法の力を持っています。たとえば、需要予測をして、売上計画を立案したり、営業部門の課題抽出に使ったりなど、管理会計は現場の実務にとても役立ちます。

 一方で、「管理会計は理屈っぽい」「実務とかけ離れている」などと敬遠されがちです。その背景には、管理会計関連書の多くがアカデミックな著者による執筆だからです。経営というのは、泥臭い部分が多いので、現場で苦労している経営者・管理職や担当者の求めているものとは異なるところが多いのです。

 筆者は、40余年もの長きにわたって経営コンサルタントとして現場に密着してきました。従来の管理会計がバランススコアカードとか損益分岐点分析とかという経営手法の横割り的な目次構成でしたが、本書は、そのメリットを活かし、かつ利用者が求めている縦割り的な利用法をマトリックスに組み合わせたコンセプトで書かれています。

 また、経営コンサルタント団体として最も歴史と伝統のある「日本経営士協会」による、日本を代表する会計学の権威者が培ってきたノウハウを継承して、昨今の経営現場に即する形に管理会計を焼き直しました。その結果、従来の管理会計とは「別物」といえるほど、現場に則した管理会計書になりました。

 本書は、「営業・マーケティング編」として記述されていますが、営業職だけではなく、ICTや経営企画などの現場でも役立つ管理会計のノウハウと、自分の仕事に生かす方法を解説した「きょうか書(教科書+強化書)」です。管理会計で「なにができるのか」「どのように取り組むべきなのか」を興味のある項目から調べましょう!

 

目次

 第1章 管理会計を正しく理解する

 第2章 需要予測で売上計画を立案

 第3章 社内データを活用した顧客戦略に管理会計を活かす

 第4章 商品戦略、地域戦略に管理会計を活かす

 第5章 市場戦略に管理会計を活かす

 第6章 温かい管理に管理会計を活かす

 第7章 温かいプロセス管理ができる営業設備

 第8章 管理会計で営業力を向上させる

 定価:1,800円(+税) A5判/ページ数 359ページ

■ 著者プロフィール

 アメリカで経営学、マーケティングを学び、日本の商社で事務機器、印刷機器の輸出入業務や新製品開発と市場導入などを担当。ニューヨーク駐在所長、アメリカ法人役員などを歴任後、経営コンサルタントとして独立。パソコン揺籃期から中堅・中小企業のパソコン活用の啓蒙、ICT活用による経営戦略の指導など、国内のみならずグローバルなコンサルティング活動を展開。現在、日本のコンサルタントの地位向上、若手育成に力を注ぎ、日本経営士協会会長他、各種の要職に携わってきました。

 ソフトバンク「営業管理職のためのパソコンノウハウ」、秀和システム「ロジカル・シンキングがよ~くわかる本」「クリティカル・シンキングがよ~くわかる本(秀和システム 今井信行著)」、アメリカ・マグローヒル社「アメリカにとって今が対日進出のチャンス」など、著書や論文・寄稿・講演など多数。

 
 ←クリック

 

 日本経営士協会は、戦後復興期に当時の通産省や産業界の勧奨を受け、日本公認会計士協会と母体を同じくする、日本で最初にできた経営コンサルタント団体です。

 経営に関する相談・診断・指導・調査・企画・教育訓練および管理について、経営者をコンサルティングし支援する人やそれを目指す人を育成しています。

 日本経営士協会は、「プロ集団+コンサルタント育成」の集団で、1951年に産声をあげ、1953年に第一号「経営士・経営士補」を誕生させ、その活動を通して社会貢献をし続けています。(http://www.jmca.or.jp)

■ 本書のご購入

 本書は、紀伊國屋書店をはじめ、その他の書店等でご購入いただけます。

  ご購入

【 注 】

 1送付先5冊以上のまとめ買いされる場合には、特別なメリットで、前払いの上ご購入いただけます。誠に勝手ながら送付先が分散して、5冊未満の送付先がある場合には、お手数でもその分につきましては書店にてご購入されるか、上記料金適用で、送料を別途追加してお申し込み下さい。(特別なメリットまとめ買い締切:2018/12/20)

 なお、お申し込みは、メールにてコンタクトをお願いします。

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■■【経営コンサルタントのお勧め図書】168 インテグリティマネジメント

2021-02-15 05:46:00 | 【経営】 経営コンサルタントの本棚

■■【経営コンサルタントのお勧め図書】168 インテグリティマネジメント

 「経営コンサルタントがどのような本を、どのように読んでいるのかを教えてください」「経営コンサルタントのお勧めの本は?」という声をしばしばお聞きします。

 日本経営士協会の経営士・コンサルタントの先生方が読んでいる書籍を、毎月第4火曜日にご紹介します。

今日のおすすめ

 『インテグリティマネジメント』

(新日本インテグリティアシュアランス(株)著 東洋経済新報社)

「インテグリティマネジメント」知っていますか(はじめに)

 私は、かつて、「『いい会社』とは何か」(小野泉-古野庸一著 講談社現代新書)を読み、今でも何かの時に参考にしている「持続的成長を促す75の経営要素(株価上昇率-1974~2008-上位50社の経営要素分析・抽出)」があります。75要素の中で唯一理解できなかった要素が「インテグリティ」でした。Amazonで検索すると唯一紹介本が出てきました。紹介本によれば、『「インテグリティ(誠実)」「マネジメント」は、その言葉通り「誠実な経営」をすることを経営の理念として掲げる倫理性の高い経営を指す』と解説されていました。

 日本では「コンプライアンス(調和‐法令遵守)」という言葉で行き渡っています。日本の企業では、「コンプライアンス(法令順守)」を経営の柱に掲げながら、燃費データ不正事件、不正会計事件、杭打ちデータ不正事件、日常的な談合と「コンプライアンス」が絵空事になっている状況を身近に日常的に見かけます。

 『日本人の性格上、失敗(法令違反)の責任者を特定し、批判するのを好まない「ムラ的風土」がある』(日経4月24日「風見鶏」より抜粋)との指摘があるように、『「恥の文化」に基づく悪い意味での集団主義』の日本の風土の下では「コンプラアンス」の方が馴染みやすい「経営方針」なのでしょうか。

 「法令遵守」という点に焦点を当て、「コンプライアンスマネジメント」と「インテグリティマネジメント」の結果を比較するならば、前者は「形が法令と合っていれば、中身は法の精神に違背しても止むを得ない」という方向に行きやすいのです。後者は、「法の背景にある理念・精神は何か」「法令順守の結果がステークホルダーの期待に沿っているか」まで求めるのです。先ほど記しましたように、企業の大小を問わず、日本のかなりの企業の「法令遵守」は前者のレベルにとどまっているといっても過言ではないでしょう。

 皮相的な「コンプライアンスマネジメント」を掲げていた経営者が、「インテグリティマネジメント」を新たに掲げ、誠実に実行したら企業はどう変わるのでしょう。次の項で考えてみましょう。

 

「インテグリティ」と「コンプライアンス」では成果が大きく異なる

【「インテグリティマネジメント」と「コンプライアンスマネジメント」の違い】

 「インテグリティマネジメント」は、次の4つの責任レベルから成立ちます。   「①法規範レベル(法令・法規則)」「②社内規範レベル(社内諸規則、規定類)」「③社会規範レベル(企業倫理)」「④理想的規範レベル(経営理念・社是)」の4つです。①及び②までを対象とするコントロール(内部統制)は「狭義のコンプライアンスマネジメント」と称されています。①~③までを対象とするコントロール(内部統制)は「広義のコンプライアンスマネジメント」と称されています。①~④までを対象とするコントロール(内部統制)は「社会的責任マネジメント」と称されています。「④理想的規範レベル(経営理念・社是)」の責任とは、社会貢献、フィランソロピーなどによる企業の名声・評判を確保するための行動ではなく、「業界トップの品質」等といった「経営理念レベル」を意味します。

 つまり、「コンプライアンスマネジメント」と「インテグリティマネジメント」の違いは、企業組織が求める「達成責任レベル」の高・低と、経営者をはじめとする、企業組織の構成員の誠実性・倫理性の有・無にあります。単なる言葉の違いのみではなく、内容・成果に、大きな開きが出る「コンテクスト」の違いをご理解いただけたでしょうか。

【「インテグリティマネジメント」のコントロール(内部統制)は負担のない方法で】

 コントロール(内部統制)は、米国のCOSO( Committee of Sponsoring Organizations of the Treadway Commission)及びその流れを汲むJ-SOX法(金融商品取引法第24条4の4の第一項「内部統制報告書」)のフレームワークに拠るか、5SやJISQ(ISO)に代表される日本的P-D-C-Aフレームワークに拠るかの選択があります。上場企業の場合は、金融商品取引法により、米国発のフレームワークに拠らざるを得ませんが、上場企業でなければ日本的PDCAフレームワークで、かつ、負担の少ない方法を選択して行えばよいのです。

 米国型が、ある時点での組織の活動をチェックする静的モデルに対し、日本型はPDCA(プロセスアプローチ)を繰り返す動的モデルです。日本型は「バリューチェーン」の付加価値を改善しながら、同時に「インテグリティマネジメント」の結果を出し、企業活動の成果を「経営理念レベル」として実現します。

 まさに、「インテグリティマネジメント」は持続的成長企業を育てる経営手法として、その意義を認めることが出来るのではないでしょうか。

 紹介本は、かなりのページをCOSOフレームワークの記述に割いております。米国発のフレームワークを使う必要のない読者は、流し読みをしてポイントのみ押さえて下さい。

 

インテグリティマネジメントで企業ブランドを創ろう(むすび)

 私は、「インテグリティマネジメント」を誠実に行っている企業を幾つか体験を通じて知っています。それらの企業は「あそこなら信頼できる」「あそこのサービスは安全で安心できる」等といったブランドを創り上げています。

 このようなブランドを創ることは、会社の大小に拘らず出来ることです。「インテグリティマネジメント」やってみませんか。

【酒井 闊プロフィール】

 10年以上に亘り企業経営者(メガバンク関係会社社長、一部上場企業CFO)としての経験を積む。その後経営コンサルタントとして独立。

 企業経営者として培った叡智と豊富な人脈ならびに日本経営士協会の豊かな人脈を資産として、『私だけが出来るコンサルティング』をモットーに、企業経営の革新・強化を得意分野として活躍中。

  http://www.jmca.or.jp/meibo/pd/2091.htm

  http://sakai-gm.jp/

【 注 】

 著者からの原稿をそのまま掲載しています。読者の皆様のご判断で、自己責任で行動してください。

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■【カシャリ! ひとり旅】山形県米沢市3-2 上杉謙信公祠堂跡

2021-02-14 05:46:00 | 【カシャリ!一人旅】 06山形県

■【カシャリ! ひとり旅】山形県米沢市3-2 上杉謙信公祠堂跡

 「旅は道連れ、世は情け」といいますが、私のライフワークは【カシャリ! ひとり旅】です。

 とりわけ、寺社や庭園は、私の旅心、カシャリ心をくすぐります。

 皆様にお見せしたいような写真を撮るのが趣味というわけではありません。

 私の生きた足跡を、写真という媒体を通じて記録しておきたいという気持ちからのカシャリです。

 素人写真ですが、読者の皆さんの中に、写真やたびの思いをご覧になって、「行って見たい」という気持ちになられたら幸いです。

 

 

 
 

 米沢市 3-2 

公式サイト パンフレット 関連記事(秘)  

■ 米沢市(よねざわし)

 山形県の置賜地方に位置する、この地方最大の都市で、上杉氏の城下町として知られています。置賜地方(おきたまちほう・おいたまちほう)は、山形県内陸部南部を指す地方名です。

 鎌倉時代は、長井氏の領地、室町時代初期から伊達氏の領地となり、「独眼竜」伊達政宗は米沢城で生まれました。江戸時代から明治の廃藩置県までは上杉氏の城下町で、上杉氏との縁で上越市(新潟県西部)との関係が深いのです。

 米沢藩の藩校として1697年に設置された興譲館は、現在の山形県立米沢興譲館高等学校として伝統を受け継いでいます。上杉家歴代の中でも、家祖上杉謙信と中興の祖上杉鷹山は特に顕彰され、全小学校肖像画が掲げられています。

 また、山形大学の工学部は、1910年(明治43年)設立の米沢高等工業学校を前身とし、旧建物は文化財として保存されています。




米沢市資料より
 
上杉謙信公祠堂跡

上杉家初代・上杉謙信の墓が納められていました。

現在は、墓所は、上杉家廟所に移されています。


舞鶴橋を渡ってすぐ左側
石段を登ると謙信公祠堂跡




祠堂跡への登り口



石段を登り詰めますと、まず目に入るのが大きな招魂碑です。



戊辰戦争の戦没者等を弔うための招魂碑



↑ 拡大




↑ 拡大




上杉謙信公祠堂跡

 明治9年(1876年)上杉謙信の霊柩を御廟所中央に奉遷するまで
ここに安置されていました。
明治24年(1896年)祠堂跡に遺跡碑が建立されました。
 ここからは伝国の杜を見下ろすことができます。



公祠堂跡に立つ碑



祠堂碑の北隣に植えられたサクラ





桜の横にある登ってきた石段を下ります。
中央には、松岬神社角の大銀杏が見えます。
その手前は、舞鶴橋です。



上杉謙信公祠堂跡から見た上杉博物館
 
 
 
 
 
 
 
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■【カシャリ! ひとり旅】山形県米沢市3-1 上杉神社へのアプローチ

2021-02-13 05:46:00 | 【カシャリ!一人旅】 06山形県

■【カシャリ! ひとり旅】山形県米沢市3-1 上杉神社へのアプローチ

 「旅は道連れ、世は情け」といいますが、私のライフワークは【カシャリ! ひとり旅】です。

 とりわけ、寺社や庭園は、私の旅心、カシャリ心をくすぐります。

 皆様にお見せしたいような写真を撮るのが趣味というわけではありません。

 私の生きた足跡を、写真という媒体を通じて記録しておきたいという気持ちからのカシャリです。

 素人写真ですが、読者の皆さんの中に、写真やたびの思いをご覧になって、「行って見たい」という気持ちになられたら幸いです。

 

 

 
 

 米沢市 3-1 

公式サイト パンフレット 関連記事(秘)  

■ 米沢市(よねざわし)

 山形県の置賜地方に位置する、この地方最大の都市で、上杉氏の城下町として知られています。置賜地方(おきたまちほう・おいたまちほう)は、山形県内陸部南部を指す地方名です。

 鎌倉時代は、長井氏の領地、室町時代初期から伊達氏の領地となり、「独眼竜」伊達政宗は米沢城で生まれました。江戸時代から明治の廃藩置県までは上杉氏の城下町で、上杉氏との縁で上越市(新潟県西部)との関係が深いのです。

 米沢藩の藩校として1697年に設置された興譲館は、現在の山形県立米沢興譲館高等学校として伝統を受け継いでいます。上杉家歴代の中でも、家祖上杉謙信と中興の祖上杉鷹山は特に顕彰され、全小学校肖像画が掲げられています。

 また、山形大学の工学部は、1910年(明治43年)設立の米沢高等工業学校を前身とし、旧建物は文化財として保存されています。




米沢市資料より
 
上杉神社へのアプローチ


↑ 拡大



舞鶴橋

松岬神社の前の参道を上杉神社方向に歩んでゆきますと濠があります。
その濠を越えるのが舞鶴橋です。



多数の鴨が濠を誇らしげに泳いでいました。



落ち葉と共に漂うかも



舞鶴橋



舞鶴橋たもとより、北西方向を見る
中央の黄紅葉がある部分に上杉謙信像が立っています。



濠の北側



結構幅の広い濠です







濠の北側
 
 
 
 
 
 
 
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■【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】 038 動物実験をなくすため…人の皮膚構造を再現 8523-Ab16

2021-02-13 05:46:00 | 【経営】 成功企業・元気な会社・頑張る社長

■【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】 038 動物実験をなくすため…人の皮膚構造を再現 8523-Ab16

 経営コンサルタントを40年余やってきた経験から、すこしでも皆様のご参考になればとお届けしています。

 成功企業・元気な会社・頑張っている社長】は、皆様から寄せられたり、私が支援したり、見聞したりした企業の事例を紹介していますが、お陰様で、毎回拍手をいただいています。

 また、あなたのクライアント・顧問先やお知り合いの会社で、ここで紹介したい企業・団体等がありましたら、是非ご連絡ください。

■038 動物実験をなくすため…人の皮膚構造を再現 8523-Ab16


 医薬品や化粧品の開発において必要とされてきた、マウスやラットなどを用いた動物実験。

 ただ、2013年に欧州連合(EU)域内で化粧品開発に関する動物実験が全面的に禁止されたほか、製薬業界でも同様の動きが出ており、化粧品や医薬品の開発に向けた動物実験代替法の開発が世界的に強く求められている。

 これに対し、理化学研究所の認定ベンチャーであるオーガンテクノロジーズ(東京都港区)は、人の皮膚に近い構造を再現した人工皮膚モデル「Advanced Skin」(アドバンスドスキン)を製品化した。


 人間の皮膚は「表皮」と「真皮」の2層から成る。

 従来の人工皮膚モデルは、基底層、有棘層、顆粒層、角層の構造を持つ表皮4層のみを再現したものがほとんどで、主に安全性評価に用いられていた。

 Advanced Skinは表皮4層に、真皮2層を加えた合計6層というヒトの皮膚組織構造を再現する。

 単なる安全性評価だけではなく、従来の皮膚モデルでは難しかった機能性成分や薬用化粧品の皮膚への効果を評価できるようにした。

 杉村泰宏代表取締役は「例えばアトピー性皮膚炎の肌モデルを人工的につくり、アトピー対策製品を塗布すれば、その効果を客観的・科学的に評価できる」と説明する。


「実はAdvanced Skinは創業10年目にして初めての製品」と杉村さんは笑う。

 オーガンテクノロジーズは東京理科大学の辻孝教授(現・理化学研究所チームリーダー)が手がける臓器再生研究の実用化を目指して2008年に創業した。

 杉村さんはモルガンスタンレー証券などに勤めた後、人材コンサルタント会社を起業し、2015年に請われて同社の経営者になった。

 ところが就任した途端、資金繰りに苦しめられた。

「再生医療分野は事業化するまで10年以上かかることが当たり前の世界。

 共同研究費などは入るものの、売り上げが上がらない状況はきつかった」と振り返る。


 昨年10月にようやくAdvanced Skinを発売。

 化粧品・医薬品業界だけでなく、関連する機器・装置業界にも納入され、4月には2017年度中小企業優秀新技術・新製品賞の優秀賞を受賞した。

 杉村さんは「世の中に評価されたことで、研究者のモチベーションは大きく上がった」と話す。


 現在は毛穴や皮脂、汗の分泌による保湿やバリア機能を再現できないが、毛包や皮脂腺、汗腺などの皮膚付属器官を備えた次世代の人工皮膚モデルを開発中だ。

 さらに毛髪の再生でヒト向け臨床試験を2019年度に開始する構想を持つほか、現在の治療法の弱点をクリアする次世代の歯のインプラント治療法の開発も手がけている。

「再生医療ベンチャーを成功させるビジネスモデルの一つとして、再生医療はビジネスになるということを示したい」と杉村さん。

 その顔には、いわゆる「死の谷」(研究開発と事業化のギャップ)を越えた自信がみなぎっている。

 

 

  出典: e-中小企業ネットマガジン掲載承認規定に基づき作成

 

 
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