春立ちぬと言っても札幌は雪雲が空を覆い、気温もマイナスでまさに「外気はシバレテ」います。
立春とはご存知のように、中国で生まれた24節気の一つで初めて春の気配が現われて、例年であれば九州などの温暖な地域では梅の花が咲き始める時です。
残念ながら冷気が日本全国を覆っている今年は、梅の花ならぬ雪の華が日本各地に咲き乱れているようです。
立春という語句が、日本の気候と隔たりがあるのは、24節気が出来た中国春秋時代の中心的役割を果たしていたのが、呉・越・楚などの国々が支配をしていた黄河地方の気候を元としているからです。
立春を過ぎて初めて吹く南風を「春一番」と言いますが、今年はまだまだ先のようです。むしろ春一番の強風は、荒みきった永田町で吹き荒れるかもしれません。
土の中で冬眠をしている「野田鰻」は、果たして春の陽光がきらめく政治の表舞台に現われてくるのでしょうか?
小泉純一郎前首相が、郵政改革を旗印に大勝したのが9年前です。
同じ日本の運気から、消費税改革を旗印に「二匹目のドジョウ」を狙っても、今の状態ではどう考えても「大敗」でしょう。
政経ともにこの混迷の時代が続けば、日本は本当の危機に陥ると思うのですが。
追記:今月の「あなたの運気を」九占舎のHPと「プーさんの隠れ家」にアップ済です。