2017年は今日で終わりですが、わたしのスポーツ界の５大ニュースは.......。
❶ 日ハムV2狙うも５位に終わる
やはりトップにあがるのは、昨年２度目の日本一の栄冠を授かりながら、予想外の
低迷にあえぎBクラスに陥落をしたこの話題ではないでしょうか。
歯車が一つ狂うと、いかに「智将」と評判も高い栗山監督でもなすすべもなく、
レギュラー陣も次々と戦線を離脱という不運に見舞われました。
チームの「４番中田」の不調に加え、大谷の怪我、中島卓の怪我と続き、４割バッターの
期待をされていた近藤健介の離脱、エース格の有原も開幕戦から躓いた訳ですから、
よく最下位に転落をしなかったものです。
そんななか、中島卓の離脱をチャンスにショートを任された新人石井（一）の成長と
松本剛、大田泰示、横尾の活躍は来季への明るい希望の光となったのでした。
オフに入ってからは、大谷、増井、大野がFA等で抜けることになりましたが、これは
仕方がないことです。
きっと来季は今年の不振をバネに上位進出をチーム全体が目論んでいることでしょう。
❷ 大谷翔平ポスティングでエンゼルス入団
いずれはメジャー移籍は既定路線だったとはいえ、チームの投打の主力が抜けることは
大きな痛手です。
わたし自身は、ダルビッシュ・有や田中将大投手のように、NPBリーグで大活躍をして
海を渡るものと思っていましたが、多少予想外または拍子抜けのエンゼルス入団でした。
去る者は追わずという路線を進む日ハムですから、チームも監督も大谷のポスティング
移籍には、本人次第だったと思われます。
ただ気がかりなのは、今年の成績です。
果たして怪我明けで二刀流が可能なのかどうかは、大いに疑問を感じる所ですが、天才
の彼ならある程度の成績は残すかも知れません。
その条件は、怪我をせずにやれるかどうかにかかって来るでしょう。
彼の弱点は、以前のこのブログでも書いたように『怪我』です。
過去には松井秀喜選手も怪我に泣かされて引退に追い込まれているだけに....。
❸ 清宮ドラフト７球団競合で日ハム入団
清宮選手獲得は、今年の日ハムにとってはサプライズでした。
木田GM補佐の黄金の左が炸裂し、７球団競合で獲得の籤を引き当てました。
ここ数年は籤運には滅法縁がない栗山監督が、引いて失敗をしていますたが、木田GM補佐
を指名した日ハムフロントのタイムリーヒットと言えるでしょう。
一体だれが木田GM補佐を指名したのかが気になるところですね。
さて平成の怪物「清宮幸太郎」君ですが、打撃に関しては金属バットも木製バットも
苦にすることはないでしょうが、問題は「守備位置」ではないでしょうか。
中田翔がFA宣言をしていたなら、ファーストは空いていたのですが、中田残留に決まった
だけに、栗山監督も頭を悩ませるでしょうね。
今年の流れから想像するに、内外野はすっかり埋まっていますから、とりあえずは「DH」
起用で行くのでしょうね。
そうなると近藤クンは....来季は4割打者を狙うと公言していると聞きましたが、やっぱり
ライト３番なのでしょうか。
それともかっての３冠王だった野村克也氏のように、再度キャチャーに挑戦を？
❹ 中田翔大不振に陥る
今年の中田翔の失敗は、色々と言われていますが、やはり体重減が飛距離が出なくなった
原因のようです。
来季はトレーニング法を変えて、「日ハム不動の４番」を目指すでしょうが、年末にTV
番組に出演をした栗山監督は、来季の４番バッターは「誰でもアリ」と語っていました。
という事はレアードは無しとして、調子の良い選手を起用するという事なのでしょう。
栗山監督の言葉からは「ナカタ」という３文字は出てきませんでした。
すでに中田翔に対してのプレッシャーを与えているように感じましたが、来季の中田は
今年の反動で.280、30本塁打を本気で狙ってくるでしょう。
清宮の入団が良い刺激になるでしょうし、前回のブログで書いたように、来年の中田翔は
運気を味方に今年の不甲斐なさを挽回すると思います。
❺ 増井、大野奨太のFA宣言と武田久、飯山裕志の引退
宮西、中田はFA宣言をせず、増井投手と大野捕手はオリックス、中日に去って行きました。
大野捕手は黒羽根捕手をシーズン途中でDeNAから獲得をしたので、FA宣言は予想をして
いましたが、増井投手は想定外の「ショック」でしたね。
それも同じパリーグですから、ホームでの対戦となると日ハムフアンとしては複雑な心境
になるでしょう。
プロの世界で生きている選手達のことですから、仕方がないと言えば仕方のない話なので
しょうが、オリックスは「日ハムのレギュラー選手」を引き抜くのが得意技ですね。
糸井、小谷野もそうでしたが、移籍をした選手が札幌ドームで活躍をするのは、あまり
良い気持ちにはなれませんね。
日ハムファンは、移籍をした選手には優しい一面を見せますが、さてさて抑えの増井投手に
バッタバッタと打ち取られるシーンがあれば、「ブーイング」が起きるかも。
長年にわたり日ハムを支えてくれた武田久投手と飯山裕志選手が引退をされましたが、印象
深い選手だっただけに淋しいものを感じました。
武田投手は実業団で頑張り、飯山選手は日ハムスタッフとして残ると聞きましたが、かって
札幌にホームを移す前からの功労者だっただけに非常に残念です。
今後も野球に携わって活躍をしてくれるのでしょうが、両者にはいずれはコーチとして
若い選手を育ててくれるでしょう。
番外＊ガチャピンのチーム復帰
アットホームな球団と言われる日ハムですが、今まで前例のないことも起こりました。
かってFA宣言をした選手を獲得した例は、稲葉篤紀選手のみでしたが、今年は例外として
「ガチャピン」の愛称で人気のあった鶴岡捕手をSBから獲得しました。
まさに「青天の霹靂」です。
かってFA宣言をしてSBに移籍をした選手を迎え入れたのにも驚きですが、キャッチャーと
いうポジションは満席状態です。
石川、郡、清水、市川、黒羽根にかって日ハムに在籍をしていた実松と鶴ちゃん。
それに今年正念場を迎える大嶋に捕手の位置を狙う近藤クンですから、ちょっと疑問に思う
獲得状況です。
コーチとして中島聡氏も入ったことなので、振り分けは心配ないと思いますが....。
これで投手力が上がったなら万々歳かも知れませんね。
鶴岡復帰を最も喜んでいるのは、斉藤佑樹投手かも知れません。
ということで今年最後のブログとなりましたが、読者の皆様におかれましては、来年も
よろしくお願いします。
本当に一年間有難うございました。
良いお年をお迎えください。