東日本大震災から2年数ヶ月がすぎましたが、復興はどの程度進んでいるのでしょう。
今年の3月11日前後は、「忘れてはいけない3.11を」とばかりに、各TV局は特別番組を放送していましたが、果たして3.11の悲劇を被災者に思い起こさせるような映像や復興への道筋も見えない現在の状況が、過疎の町となった人々にパワーを与える番組があったとは決して言えないような気がします。
震災避難者にしても、2013年2月の時点では24万人超の人々が、仮住まいを強いられ、住宅整備にしてもいまだ73%(約2万戸)がメドの立たない状況にあると聞いています。
またがれき処理では、岩手・宮城・福島3県では34%しか進んでなく、残りの1800万トンの処理が終息するにはまったく袋小路に追いやられた状態とも言えるのではないでしょうか。
復興に準じて、雇用問題や生活再建の道は見えず、福島第一原発事故の処理は、果たして本当に解決をするのでしょうか。
原発事故の事後処理に関しては、素人ながら増え続ける汚染水と汚染土をどのようにするのか?
崩壊をした原発で冷却処理をし続けている核燃料棒は、いったいどこに持って行き、どのように処理をするのか?
果たして本当にメルトダウンはしていないのか?
などなど先の見えない不安を頭をよぎるのは私だけではないでしょう。
安倍政権になってからの被災地への発信は激減し、あの小野寺議員にしても、防衛大臣となった今は、地元復興どころではなくなったようです。
毎日マスコミや新聞は、「アベノミクスで景気浮揚」のニュースと文字がおどっています。
私のような投機には縁のない貧乏人は、円が高くなって株が上がってもまったく関係がありません。
これは被災地に暮らす人にとっても同様でしょう。
果たしてこの円高政策は、自動車や電機関連の大企業にとっては、とても喜ぶべきことでしょうが、果たして自公政権の政策は復興ニッポンへの道しるべなのでしょうか?
もしかしたら、高い政権支持率に支えられ安倍政権は、過去の失敗と政権放棄といったイメージを払拭しようと、何かにとりつかれた様にダッシュを繰り返しているように思えます。
過去に精神的に壊れた首相が、再度大きな壁にぶつかった時に逃げるのは簡単でしょう。
過去に日本の首相で再登板をした人はいないわけではありませんが、途中で政権を投げ出した人物はいないのではないでしょうか。
怖いのは、その人物がやりたい放題に権力を利用して、この日本を壊してしまうことではないでしょうか。
私は、最近の地震の多さから言っても、日本にとって大きな試練の時が訪れる予感がしてなりません。
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