日本ですら、いや本州ですら最西端とか最北端とかいう地点に行ったことは無いのに、
「ユーラシア大陸最西端 」には是非、行ってみたいと思っていた。
後に世界の覇者になるアメリカ大陸がその大西洋を挟んだ、それほど遠くもない所に
あるなんて誰もが考えていなかった地の果てロカ岬。
シントラやカシュカイシュ(ガイドブックにはカスカイスと表記されていますが地元の方はこう発音します)からならば
ロカ岬まではバスで45分程度。
我々はプライベート・ツアーの車で向かいました。
まずは晴れていたならばロカ岬が良く見えると思われる 対岸に案内されました。
「向こうに見える山の方角がロカ岬だよ」とドライバーさん。晴れていてとっても景色が良い
しかし対岸はやはり霧に覆われてロカ岬なんてどこにも見えない・・・
こんな霧で寒いのに水着姿の親子がここから海岸に下りて行った・・・
修道院の廃墟が絶好のロカ岬ビューポイントらしいけれど・・・
地の果てらしい荒涼とした景色だけが広がっている。
なにか映画の撮影に使えそうなロケーションで妻夫木聡の「悪人」はここで撮影すべきだったと思った。
風も強い立っているのが大変
きけば毎日このように晴れていても霧で覆われるらしく、やはり夏の間は夜の明るい時間帯が
絶好の観光時間帯だろうな~(夕方はまた霧で覆われるらしいです)
対岸のロカ岬を想像するだけという観光を済ませていよいよロカ岬に向かいました。
しかし、本当に岩だらけだよな~シントラ一帯は。
車を駐車場に止めて岬に下りていく途中の景色。
はい!!!ついにロカ岬です!!!Cabo da Roca ポルトガルの詩人カモンイスが詠んだ
「Aqui onde a terra se acaba e o mar comeca ここに地、果て 海始まる」と石碑に刻まれています。
風は強いですはんぱなく ヨーロッパで一番早くお日様が海に沈む場所。
高知の桂浜で坂本龍馬はすでに合衆国となっていたアメリカに太平洋を挟んで夢を馳せていたけれど、
やはりこのロカ岬に立つと遥か彼方のアメリカ大陸を思い感慨ひとしお。
行くまでは、まあ何にもないんだろう・・・と想像はしていたものの、確かに何にもないけれど、
ロマンあふれる景色は、想像以上に良かった~
海はどこまでも青かったな~ 心の底から来てよかったと思ったな~
スマホ画像では伝える事の出来ないロカ岬の魅力
ぜひ、ぜひ実際に行って確かめてみてね
お土産屋さん、カフェなどもありました。
そのすぐ近くにインフォメーションがありそこでお目当てのこれを入手
「ユーラシア大陸最西端証明書」です!
我が家の家宝になりました