田園都市の風景から

筑後地方を中心とした情報や、昭和時代の生活の記憶、その時々に思うことなどを綴っていきます。

「ある時代の終わり」 五木寛之―地図のない旅ーより

2015年10月29日 | 読書・映画日記
 五木寛之が45年前に書いた、自伝的エッセイである。(角川文庫)    エッセイ集の中の「ある時代の終わり」に戦後、朝鮮半島から引き揚げてきた父親と彼が一時期、小栗峠の茶屋で暮らしていたことが書かれている。小栗峠とは国道3号の福岡県と熊本県との県境の峠である。まだ彼が松延少年の頃の話である。  今年6月に他界した私の母も、同じように幼い兄を連れて夫とともに朝鮮半島から引き揚げてきた . . . 本文を読む
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