◇昨日(9月23日)の夕刊記事の「温暖化による農産業への打撃」と「気候変動債権」の記事です。
◇これまで経済発展をしてきた経済活動の主流は、気候変動の要因となる産業が主流です。
◇気候変動により、我々は「今までの食生活が継続できない」ことを、強く意識する必要性を感じます。
◇美味しい「マグロ」、美味しい「ご飯」、美味しい「リンゴ」が食べられなくなるかもしれない。
◇その警鐘となる、環境省の気候変動評価報告書のプレス発表が、昨日の夕刊に掲載されています。
◇そのすぐ横に、気候変動問題の解決に役立つ投資「ESG投資」を促すEUの動向の記事があります。
◇我々はこれまでの生活を維持するために、生活の改善だけでなく、企業投資にも目を向けてみたい。
◇そこで、エコ検定のテキストに掲載されている範囲で、「ESG投資」の情報整理をしていきます。
◇「ESG投資」とは
・ESGとは、環境(environment)、社会(social)、企業統治(governance)の略です。
・すなわち、それらに配慮している企業を重視・選別して行う投資のことをいいます。
・これらの3つの視点を含めて、投融資先を評価、選別、監視するのです。
・短期的な利益ではなく、長期的な持続可能性を評価して投資をすることです。
◇EUの気候変動問題解決への積極姿勢を感じる新聞記事
・新聞記事では、欧州中央銀行が、量的緩和策の購入債権対象に、「ESG投資」を加えてきたのです。
・EUが定めた環境投資基準をきたす債権、国連SDGsの環境分野への取り組み債権です。
・企業の社会的責任(CRS)の取り組みの一環として、「ESG投資」を明確に捉えています。
◇「ESG投資」への積極的取り組みの背景
・ISO26000とは、企業の社会的責任(CSRに関する国際規格です。
・そのISO26000の中核課題と国連のSDGsの目標の多くは、重複しています。
・企業の環境報告書等で、既に、事業活動とSDGsに取り組んでいることが伺える。
・SDGsにある持続可能性や、気候変動対策を、単なる社会貢献活動として捉えていない。
・ビジネスチャンスとして捉え、経営戦略に取入れ、本業化を図る企業が増えている。
・社会から求められる企業として価値観を向上させるチャンスとして捉えている。
◇「ESG投資」を促す、国連のSDGsの活用と効果
環境省「持続可能な開発目標(SDGs活用目標)活用ガイド(2018年)」4つのポイントから
①企業イメージの向上 ⇒ 新たな人材の掘り起こしと人材確保に繋がると推察。
②社会の課題への対応 ⇒ 企業の社会的信頼づくりによるビジネスチャンス獲得に繋がると推察。
③生存戦略になる ⇒ 社会活動の持続可能性による「ESG投資」に繋がる戦略になると推察。
④新たな事業機会の創出 ⇒ イノベーションや新しい社会の枠組み構築に繋がると推察。
◇「そんな戯言(たわごと)を聞いている暇はない。」と言わずに、耳を傾けていただきたいと思います。
2020年24日 by エコ検定普及勝手連「エコピープルおじさん」