《初 恋》
まだあげ初めし前髪の 林檎(りんご)のもとに見えとしき
前にさしたる花櫛の 花ある君と思ひけり
やさしく白き手をのべて 林檎をわれにあたへしは
薄紅の秋の実に 人こひ初めしはじめなり
わがこゝろなきためいきの その髪の毛にかゝるとき
たのしき恋の盃を 君が情に酌みしかな
林檎畠の樹の下に おのづからなる細道は
誰が踏みそめしかたみぞと 問ひたまうこそこひしけれ
翻訳はこちら ⇒ http://okwave.jp/qa/q3847267.html
前回ご紹介した 仙台駅東口の弊社管理物件の賃貸マンション 『レヴァンテ』 の東側にある広場を、
『藤村広場(とうそんひろば)』と呼ばれていることをご存知でしょうか。
仙台駅東口BiViと交番の間の歩行者専用道路を北に向かい、塩釜神社(三吉神社)の鳥居前から西に
折れると到着します
仙台駅からの最短は、エスパル2の仙台駅北部名掛丁自由通路から下りて徒歩1分。
仙台駅東第2土地区画整理事業の中で、平成16年藤村のゆかりの広場として整備され現在の
広場となりました。
作詩家の島崎藤村は、24歳(明治28年頃)の時教え子への初恋に破れ、親友の自殺という東京の
悩みの多い生活から逃げるように、東北学院の英語教師として仙台にやってきました。
赴任中に下宿した『三浦屋』が現在の『藤村広場』にあたります。
← 区画整理前
1年だけの下宿生活でしたが、有名な『若菜集』にある詩の大部分はこの2階で書いたと言われています。
広場には、『若菜集』の表紙に使われた<蝶>をブロックで現しています。(上記写真)
(ちなみに藤村は名掛丁を 名影町 と表記していました。)
また藤村の 『若菜集』の代表作 『草枕』の詩碑が自筆で記されています。
《草 枕》
心のやどのみやぎ野よ 乱れて熱きわが身には
日かげもうすく草枯れて 荒れたる野こそうれしけれ
独りさみしきわが耳は 吹く北風を琴と聞き
かなしみふかき吾が眼には 色無き石も花と見き
翻訳 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1044583495
下宿屋跡地一角に、『塩釜神社(三吉神社)』があり、東口交番に抜ける歩道を『初恋通り』と呼びます。
『塩釜神社』は塩釜市にある『塩釜神社』の分祠で、祭神は同じです。
安産・交通安全に利益があり、更に縁結びや初恋成就にもご利益があるそうです。
『初恋通り』の沿道には飲食店が立ち並び、広場には植栽やベンチが設置され、天気の良い日には
お弁当を食べている方も見かけます。良かったら、足を運んでみてください
社員旅行で体重が増えて帰って来ましたので、週末はリーボックの『イージートーン』を履いての外出。
運動不足を解消出来ないまま、クリスマスと正月を迎えないよう ゴルフの練習も再開しようと心に決めた高橋
でした。