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福島県復興の狼煙

2011年11月20日 | 高野

 他県での震災がれき処分の受入れ拒否や放射能にまつわる「たいまつ」も災難の年でした。先日、東京都のがれき処理受け入れに対する都民の反対意見に対し「お互いさまだ」と受入れを表明した石原都知事の「喝」報道には留飲がさがる思いでした。

 たまたま、NHKTV朝の番組で日本三大火祭り「須賀川の松明あかし」の準備の手伝いをしている高校生の姿が写し出された。そこで、家内とわざわざ南に行くことも無いけれどと云いながら松明あかしを観に行くことにした。

 場所は国立病院機構福島病院から徒歩5分の五老山山頂でとても手入れのゆきとどいており、設備も整ったきれいな公園でした。

 会場には大松明、姫松明と呼ばれる高さ10m重さ3tものの松明、学校や企業の本松明20本が林立しております。点火までの間の約700名の小松明行列は幼児、小学生低学年の子供たちですが、ほとんど女の子とその母親で、男の子に父親の同伴は少ない。火のあつかいは、女の子の方が度胸があるんだと思います。

 夜店は沿道ぎっしりですが、ビール等酒類の販売はありませんし、タバコを吸っている人もみかけず、清潔感あふれるイベントでした。多くの小・中学生、若者は皆、笑顔で明るい表情だったのにホットさせられた夜でした。

 さて、高さ10mの大松明にどのようにして火をつけるのでしょうか?よじ登るのでは無く、小松明を持ち、梯子で天辺まで登り、立ってパフォーマンスを取ります。

 学校単位で参加しており、学校同士の応援合戦もあり、着火は生徒会長で、とても名誉なことなんだそうです。松明太鼓演奏に合わせ、燃えあがる松明は、やわらかい炎ですが壮大なものでした。

 須賀川の松明あかしの由来は422年前伊達政宗と須賀川女城主大乗院(政宗の伯母)との合戦で、須賀川城が落城しました。この戦いで討ち死にした多くの人々の霊を弔うために行われるようになったとされています。

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