【門間】
台風などによる大雨、洪水、暴風、高潮が引き起こす様々な被害を防ぐ
ために、国や都道府県では、土砂災害防止のための砂防設備、崖崩れ
防止のための防壁、川の氾濫を防止のするための治水工事など、
様々な防災対策を行っています。
しかし、残念ながら先日の台風26号により、伊豆大島で、大規模な土砂崩れがあり、
死者、行方不明が多数出る大災害が発生しました。
災害から身を守るためには、国や都道府県が行う対策だけでなく、私たち一人一人が
災害に対する備えをしておき、危険を感じたら早めに避難するなど、
自らの身を守るための行動が重要です。
そのために役立つのが、気象庁が発表している「防災気象情報」です。
大雨や台風は、地震災害のように突然襲ってくるものではなく、いつ、どこで、
どのくらいの強さで発生するかなど、ある程度予測がつきます。
早めの防災対策に役立てられるよう、気象庁は大雨や台風に関する
防災気象情報を随時提供しています。
気象庁は
重大な災害が発生するおそれが著しく大きいときには「特別警報」
重大な災害が起こるおそれのあるときには「警報」
災害が発生するおそれのあるときには「注意報」
を発表し、注意や警戒を呼びかけています。
台風27号が「猛烈な台風」に発達し、来週半ばに日本列島に近づく予想です。
天気予報やニュースの気象情報に耳を傾け、大雨や台風への備えを
市町村が発表する避難勧告、避難指示を待たずに、自ら行動することも
大切だと思います。