
なんと律儀で誠実な方なんだろう。
読者の要望に応えて、始めは意図してなかった小説の続編を書き上げてしまうなんて…。
ノーベル賞を受賞直後に絶筆を宣言してしまった大江健三郎に爪の垢を煎じて飲ませてやりたいくらいだ。
何はともあれ、こっ恥ずかしくなるようなお約束通りの結末を読み終え、
ほっとしている次第であります。
不満を口にする読者がいるとしたら、他にどんな納得のいく結末があるのかご意見を伺いたいものだ。
あらすじのさわりをご紹介すると、
今回は、「青豆」と「天吾」と「牛河」の3人の章が交代で描写されているのだ。
「牛河」というのは僕も忘れていたんだけど、
前回、天吾に助成金をさしあげます、としつこく付き纏った気味の悪いおっさんです。
でもって、今回は登場人物達が動かない。
青豆は天吾が現れた児童公園をマンションのベランダから監視するため、
天吾は昏睡状態が続く父親の見舞いのため千葉に行ったっきり、
牛河は教団「さきがけ」の使いっ走りで天吾と同じアパートで見張りのため、
動かない。
そして、筆者による前回の復習と現在の登場人物の心境と辻褄あわせが描かれる。
キューピー焦っちゃったね。
「お~い、春樹ぃ~、お前とんでもない『蛇足』を読ませてるんじゃないだろうな~?」
って。
でも、読後感はハリウッド映画みたいに達成感があって良かったよ。
あと、『空気さなぎ』を巻末に掲載していたとしたら、
村上春樹を大天才と絶賛するところなんだけどなあ…。
それこそ『蛇足』か
読者の要望に応えて、始めは意図してなかった小説の続編を書き上げてしまうなんて…。
ノーベル賞を受賞直後に絶筆を宣言してしまった大江健三郎に爪の垢を煎じて飲ませてやりたいくらいだ。
何はともあれ、こっ恥ずかしくなるようなお約束通りの結末を読み終え、
ほっとしている次第であります。
不満を口にする読者がいるとしたら、他にどんな納得のいく結末があるのかご意見を伺いたいものだ。
あらすじのさわりをご紹介すると、
今回は、「青豆」と「天吾」と「牛河」の3人の章が交代で描写されているのだ。
「牛河」というのは僕も忘れていたんだけど、
前回、天吾に助成金をさしあげます、としつこく付き纏った気味の悪いおっさんです。
でもって、今回は登場人物達が動かない。
青豆は天吾が現れた児童公園をマンションのベランダから監視するため、
天吾は昏睡状態が続く父親の見舞いのため千葉に行ったっきり、
牛河は教団「さきがけ」の使いっ走りで天吾と同じアパートで見張りのため、
動かない。
そして、筆者による前回の復習と現在の登場人物の心境と辻褄あわせが描かれる。
キューピー焦っちゃったね。
「お~い、春樹ぃ~、お前とんでもない『蛇足』を読ませてるんじゃないだろうな~?」
って。
でも、読後感はハリウッド映画みたいに達成感があって良かったよ。
あと、『空気さなぎ』を巻末に掲載していたとしたら、
村上春樹を大天才と絶賛するところなんだけどなあ…。
それこそ『蛇足』か

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