キューピーヘアーのたらたら日記

ガンバレ日本!!!TB&コメント大歓迎♪

『プーさんの鼻』 俵万智

2025-01-09 20:18:06 | 
サックスを買って以来


すっかりサックス中心の生活になってしまったが、


サックスのことを考えていないときは


たいてい母を心配している。




やっぱり、


僕にとっては唯一無二、


かけがえのない大切な人。





そんな折、


たまたま読んだこの歌集は


まったくタイミングが良かった。






この本は歌人:俵万智が40才で妊娠し、


出産を経て赤ちゃんが2才くらいになるまでの


生活を詠んだ歌が収められている。







何がよかったかって、


作者とその赤ちゃんを


母と僕に重ね合わせて、


(老醜をさらけ出した僕でも赤ちゃんの頃は可愛かったらしいです)


「きっと母もこんなことを感じていたんだなあ」


とか


「僕もこんな赤ちゃんだったんだあ。」





胎児、乳児の頃にタイムスリップして


たっぷりと幸せに浸ることができました。




俵万智さんに心からありがとうと言いたいです。






胎児の頃から一首





「ぽんと腹をたたけば


ムニュと蹴りかえす


なーに思ってるんだか、


夏」








乳児の頃から一首



「もう乳は


いらぬと舌で


押し返す


小さき意志は


真珠の白さ」







もっともっといい歌がたくさんあります!!!!









*****



恋の歌もたくさんありました。


恋の歌はフィクションだと作者が以前どこかで書いていましたが、



やはり歌の背後に俵万智本人がいるようには見えず、


いいと思える歌は少なかったです。






いいと思った歌。




「うしろから


抱きしめられて眠る夜


君は翼か


荷物か知らぬ」








「なめらかな


豆腐の白が揺れている


出会ったころの


二人のように」







恋の歌は俵万智のライフワーク。


旦那は冴えなくなる一方だし、


女性はいつまでも


夢のような恋に憧れるものなのか!?!?

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« サックス日記(その17)テナ... | トップ |   
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

」カテゴリの最新記事