介護実習

新型特別養護老人ホームに実習に行ってきました。

Ａという施設。最近、新築移転オープンしたばかり。

最近はやりの完全個室、ユニットケアというやつ。

エレベーターに乗るのに暗証番号を入力しなければならない。

もちろん、徘徊老人の脱走を防ぐため。

90名程の高齢者が生活している。



僕が担当したユニットはおとなしい人が多かった。

普段は寝たきりで、食事のときだけ車椅子で起きてくる。

10名の利用者を常時２人の職員さんで切り盛りしているが、

時間帯によっては１人で対応しなければならない。

とても大変な仕事、というのが率直な印象。

オムツ交換や、食事介助といったケアワーカーとしての仕事のほかに、

配膳、皿洗い、掃除、洗濯といった雑用が

職員さんの上に重くのしかかっている。

これら雑用は他に専門職でない人を雇えばいいのに、、、。

仕事が忙しく、とてもお年寄りと話をする時間を持てない、

と職員さんがこぼしてらっしゃった。


各利用者さんの生活に潤いがないというのも、印象に残った。

最近引っ越されたためか、私物が少ない。

衣装ケースと洗面台に歯ブラシとコップがある程度。

病室と同じ。

ただ、食べて、排泄して、寝る、の繰り返しの毎日のように窺えた。

それだけでも大変なのよ、と言われるかもしれないが、

何かが欠けているような気がする。


昼ごはんは、きつねうどん。

残した人が多かった。

あなた、ミキサーにかけたうどんなんて

食べる気しますか？