キューピーヘアーのたらたら日記

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『ロック読本』 渋谷陽一選

2007-03-22 00:05:08 | 
古本屋(メアリ書房)で見つけた文庫本(1989年発行)。

ロックに関する文章を集めたもので、

ほとんど支離滅裂な豪華執筆陣がすごい。

泉谷しげる、忌野清志郎、山下達郎、吉本隆明、中沢新一、

村上龍、吉本ばなな、湯川れい子、大貫憲章、その他。

それぞれが短い文章なので、読んで何か身になるというものではないが、

ただただ、昔を懐かしむことができて良かった。


今やロックは単なるスタイルになってしまったが、

僕がちょうど思春期を過ごした1970年代は、

ロックは"革命"、"反抗"、"解放"のスピリッツだった。

そして、時代をリードする旗手であった。

今の若い人には音楽の一分野が時代をリードするって言っても

ぴんと来ないかもしれない。


僕が聴いていたのはレッド・ツェッペリンや

ディープ・パープル等のハードロックや、

キング・クリムゾン、ピンク・フロイド、イエス等の

プログレッシブロック。

("プログレッシブ"って書いててこっぱずかしくなっちゃった。)

部屋を薄暗くして、ステレオの音を大音量にして、

(よくうちの家族は我慢していたなあ。)

その世界に陶酔しておりやした。

(暗い青春時代でござんした。)

でも、そこには確かに何かがあったんですよ、何かが。

そして、パンクロックの流行とともに僕のロックは終わってしまった。


ジョン・レノンがビートルズ解散時にいみじくもこう予言している。

「夢は終わった。すべて以前とは変わってはいず、

 ただ僕は30歳になり、まわりには長い髪をしている人たちが

 多くなったというだけです。」


ロックを聴かなくなったあとはフュージョンにはまり、

その後はJ-POPオンリーです。

(カラオケのネタを仕込まないといけないしね。)


昔のレコードを聴くことはない。

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