
和田誠が描いたジャズミュージシャンの肖像に、
村上春樹がエッセイを添えたジャズ名鑑。
春樹氏所蔵のLPジャケット写真も満載の盛沢山な内容。
春樹氏はかつてジャズ喫茶を経営していただけあって
その豊富な知識には驚かされるばかりだが、
何よりも、ジャズに対する愛情には敬服する。
55人のミュージシャンを解説して、
誰一人も悪く言っていない。
すべて、こんな魅力的なミュージシャンなら
ひとつ聴いてみようかな、と思わせるエッセイなのだ。
春樹氏はあちこちで自分のことを
意固地な性格と述べておられるが、
一生をジャズとともに暮らしぬいたことは
羨ましい以外の何物でもない。
私事で申し訳ないが、
キューピーが社会人になって3、4年たったころ、
取引先でお世話になっていたNさんに
「フュージョンを聴くのが趣味です。」
と言ったところ、
「キューピーさん、社会人になったら歌謡曲だよ。」
と諭された。
僕はNさんを尊敬していたので、
以後努めて流行歌を聴くようにした。
今にして思えば、あんなもの
とりあえず職場の潤滑油になるだけの消耗品でしかなかった。
今や、僕は、かつてサラリーマン社会の枠に
押し込めようとしたすべてを呪うのである。
そんなもの余計なお世話お以外の何物でもない。
僕は僕らしく僕の人生を全うするのだ。
村上春樹がエッセイを添えたジャズ名鑑。
春樹氏所蔵のLPジャケット写真も満載の盛沢山な内容。
春樹氏はかつてジャズ喫茶を経営していただけあって
その豊富な知識には驚かされるばかりだが、
何よりも、ジャズに対する愛情には敬服する。
55人のミュージシャンを解説して、
誰一人も悪く言っていない。
すべて、こんな魅力的なミュージシャンなら
ひとつ聴いてみようかな、と思わせるエッセイなのだ。
春樹氏はあちこちで自分のことを
意固地な性格と述べておられるが、
一生をジャズとともに暮らしぬいたことは
羨ましい以外の何物でもない。
私事で申し訳ないが、
キューピーが社会人になって3、4年たったころ、
取引先でお世話になっていたNさんに
「フュージョンを聴くのが趣味です。」
と言ったところ、
「キューピーさん、社会人になったら歌謡曲だよ。」
と諭された。
僕はNさんを尊敬していたので、
以後努めて流行歌を聴くようにした。
今にして思えば、あんなもの
とりあえず職場の潤滑油になるだけの消耗品でしかなかった。
今や、僕は、かつてサラリーマン社会の枠に
押し込めようとしたすべてを呪うのである。
そんなもの余計なお世話お以外の何物でもない。
僕は僕らしく僕の人生を全うするのだ。
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