キューピーヘアーのたらたら日記

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『お母さん社長が行く!』 ブックオフ社長 橋本真由美

2007-08-24 18:24:56 | 
面白かったわん、この本。

まさか、ビジネス書で涙もらしちゃうとは、、、。

この橋本真由美さん、ダテに社長をやっていません。

「私が事前に何の情報も持たずにどこかのブックオフの店舗にふらっと入ったとしましょう。

 私には5秒でその店が好調か不振かがわかります。

 不振店だとわかって3分間店内を見回せば、

 今度はその店の問題がどこにあるかがわかります。」

キレ者である。安易にあの清水國明のお姉さんなんだって、

なんて色眼鏡で見てると実像を見失う。


1990年4月、ブックオフ1号店の立ち上げにパートとして入社。

翌91年元旦から2号店の店長。

しかし、全て順風満帆に出世街道を突き進んでいったというわけでもない。

2号店はすぐに営業不振に陥り、社長:坂本孝から閉店を告げられる。

年末、スタッフにそのことを言えず、思い悩み店の外で泣いていたら、

いつもはなんも仕事をしないスタッフから、

「どうしたんですか?」と声をかけられた。

「実は、店閉めることになったのよ。」と涙声で言った瞬間から

2号店は生まれ変わった。

それまでやる気のかけらも見られなかったスタッフ達(学生バイト、フリーター)が

一丸となって売上向上のために働き、一日3万円だった売上が、

正月3ヶ日、毎日20万円以上にもなった。

月末のミーティングで社長から金一封(10万円)を渡され、

店に帰って、豪勢な飲み会を催した。(もちろん、2号店は存続)

全員が働く喜びをかみしめた。


1997年、毎月赤字を垂れ流す不採算店:八王子堀之内店の立て直しに入る。

前の店長は札幌に左遷。

そしたら、年末年始の一番忙しい時に、前の店長を慕って

スタッフたちがみんな札幌くんだりに行ってしまって帰ってこない。

さて、どうする真由美さん!

なんと真由美さん、仕事の手順から見直し、残されたメンバー2名と

本部からのヘルプだけで、売り上げ全国No.1にまでのし上げちゃうんですよー。

超シンジラレナイよーな、ほんとの話。

八王子堀之内店の奇跡は社内で評判になり、

全国から研修を受けにやってくるのが常態化したという。

橋本学校と呼ばれたそうな。


その他、赤字にあえいでいたリユース事業を黒字に転換させた手腕もすごい。


何といっても、現会長:坂本さんの語る夢がいい。

1号店を始めた時から「30店舗を目指す。アメリカにも進出する。」

それを実現させていくのが真由美さん。

店舗数、2007年2月現在、ブックオフ886店、その他業態あわせて1022店。


古本業界を変えた女である。

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