キューピーヘアーのたらたら日記

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ラスト、コーション

2008-11-24 20:34:27 | やらわ行の映画
僕はずっと、"LAST CAUTION"だとばっかり思ってました。

正しくは、"LUST,CAUTION"、LUSTとは肉欲のこと。

CAUTION(警告)が何を言ってるのかは映画を観ないとわからない。


前半、主人公:チアチー(タン・ウェイ)の学生時代の物語は、

『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』を思い出させました。

抗日のため、世界同時革命のため、と目標は違うけれど、

共に正義のため武力に訴えるつもりだったんだなあと思い返したりなんかしました。

殺人なんて簡単にできるもんだ、と思っている若さって怖いよね。


ともかく、この映画には「納得」の一言です。

僕が思うに、たとえ行きずりの相手であろうと、ビジネスだろうと、

100%肉欲のみのSEXなんてほとんどないんじゃないでしょうか?

SEXすれば情が移るように僕たちの肉体と精神はできているんです。


チアチーの女としての誠実さに心打たれました。

演じるタン・ウェイの意志の強そうな目力にやられちゃった。

そして、彼女に騙される役のイー(トニー・レオン)の孤独が哀れでした。


チアチーが麻雀で負け続けるのが微笑ましかった。

スパイを送り込むんだったら、博才のある人材を選ばないと…。


似たような映画に『ブラック・ブック』というユダヤ人の女スパイものがありましたが、

僕は『ラスト、コーション』に軍配を上げたいです。

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