吉備津にも秋本番が・・・・

　今日は朝から青空いっぱいで秋本番の日和です。家の前のお山も秋色が日に日にその色を増しております。

　　　　

　紅葉はないのですがそこら中に「昔を語るかそよぐ風」が吹き来ったており、自然とあの
　　　　　　　　　　　　　　　〝故郷の廃家”
の歌が頭の中を駆け巡ります。

　　　　　　　　　　　　　“荒れたる我が家　住む人絶えてなく”
　　　　　　　　　　　　　さびしき故郷や　さびしき我家や”

　と、空から球渓が呼びかけているようです。住む人絶えてなくなった家が寂しき故郷の秋に吸い込まれそうになりながら侘し気に佇んでおり、これも、又、私の秋です。

　　　

　ところで、誰が「秋は夕暮れ」と決めたのでしょうかね。秋は、今、朝にも昼にもそこらじゅうを飛び跳ねていますよね。転がっていますよね。

なお、その犬童球渓の「故郷の廃家」の歌詞を写しておきますのでお口ずさみ頂けたらと・・・
　　　　　　　
　　　　　　　　　１　幾年ふるさと　きてみれば
　　　　　　　　　　　咲く花鳴く鳥　そよぐ風
　　　　　　　　　　　門辺の小川の　ささやきも
　　　　　　　　　　　なれにし昔に　変らねど
　　　　　　　　　　　荒れたる我家に　住む人絶えてなく
　　　　　　　　　
　　　　　　　　　２　昔を語るか　そよぐ風
　　　　　　　　　　　昔をうつすか　澄める水
　　　　　　　　　　　朝夕かたみに　手をとりて
　　　　　　　　　　　遊びし友人（ともびと）　いまいずこ
　　　　　　　　　　　さびしき故郷（ふるさと）や　さびしき我が家や