強大な吉備を語るもう一つに・・・

　全国的に第4位の造山古墳を見てきたのですが、どうしても「吉備の力」を語らなくてはならないものに「作山古墳」があります。それをまた少々・・・
　この作山古墳は（全長２８６ｍ）日本で第9位の大きさの前方後方墳です。門脇の「吉備の古代史」によると、五世紀中葉に築造された河内の誉田山古墳（伝応神天皇陵４１９ｍ）と同じ時期に造られ、この時期に造られた古墳としては、全国的に見れば、第2位の大きさを誇っていたというのです。
　このように5世紀の初め頃に造られたこの2つの古墳は全国的な大古墳で、当時の吉備勢力の大きさが伺われます。
　なお、この築造当時に全国的に1～２位を競うような大古墳の埋葬者はまだ誰とも断定はされてはいないのですが、門脇はそれを、敢て、
　　　　　　　
　　　「造山」の主・・・・・"御友別＜ミトモワケ＞”
　　　「作山」の主・・・・・"稲速別＜イナハヤワケ＞”（御友別の長子）

であるとされていますが？？それはそうとして、当時の吉備勢力が、後の朝廷となる大和・河内勢力に同等の強大な国であったことは分ります。この作山古墳についてもう少し探ってみますので・・・・・
　　　　　　読んでね？？？？？！！！！！＃rerd