「鳴鏑ナリカブラ>」を
“射大野之中<オホヌノ ナカニ イイレテ>”
です。
雷のような大きな音を立てながらが広い原っぱの中に矢が飛んで行きます。北朝鮮のミサイルのような、ガム島周辺30kmだなんて、明確な着弾目標は有りません。何処へ飛んだやら、ただ、向かった先だけはオホクニの目で確認できました。
「今、飛んで行った矢は大変貴重な物だ。あそこら辺りへ行けばあるだろう。捜して来てくれたまえ」
と、命令するようにスサノは頼みます。舅ですから、「果たしてどこへ飛んだやら・・・・」と、大層、不安ではあったのですが、命令には従わざるをえません。もう秋も終わりごろだったのでしょうか、一面の大野の草は枯れております。優に背丈ほど伸びたそんな叢の中へと足を踏み入れます。周りは何も見えません。草がオホクニを覆います。
さて、しばらくすると、スサノヲの作戦が発揮されます。その時に、その大野の周りに配置していたのでしょうか、部下たちは、一斉に、其の叢に火をつけます。オホクニは、かってスサノヲが大蛇から取り出した「草薙の剣」等持っていようもありません。野火はオホクニを取り囲むように、どんどんと迫ってきます。そのままオホクニハ、再び、焼け殺されてしまうのでしょうか????????
彼の運命は如何に・・・・・・・・・・・
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