私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。何にやかにやと・・・

蜑の苫屋について

2016-09-24 06:51:48 | 日記

「蜑の苫屋」と云う言葉を、どうして、ここに芭蕉が使ったのかと云う理由を菅菰庵梨一は、それは、古来から、この象潟を歌った歌の中に沢山あるからだと説明しており、その例として

            “世の中は かくてもへけり きさがたの あまの苫やを 我が宿にして   (後拾遺)”

            “きすらうや わが身にしあれは きさがたや あまの苫屋に あまたたひ寐ぬ    (能因 新古今)”

            “象潟や 蜑の苫屋に きぬる夜は 浦風寒み たつ鳴きわたる     (藤原顕仲朝臣 方角抄)”

 の三首を挙げております。更に、“膝をいるるは陶淵カ帰去来辞ニ

              “審容膝之易 安”ト云文ヲ取ル也”

 と。そこで、又、私の自慢の江戸期(安政年間)の書物を見てください。

                 

  


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