私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。何にやかにやと・・・

古文の巧みさ面白さ!!!!!

2018-05-10 10:38:08 | 日記
古事記には詳しく雉を射殺すまでの過程をくわしく書いていますが、書紀では簡単に

  “時、天探女、見而謂天稚彥曰「奇鳥來、居杜杪。」”
 <トキニ アマノサグメ ミテ アメノワカヒコニ イイテイワク。「クシキトリキテ カツラノスエニオリ>

 と。昨日書いたように、古事記の記述の方が詳しくその様子を書き現わしております。
 書紀には「奇鳥來、居杜杪」に続いて

      “天稚彥、乃取高皇産靈尊所賜天鹿兒弓・天羽羽矢、射雉斃之”

 と。
 ここでは雉を射ち殺した弓矢を“天鹿兒弓・天羽羽矢”と書いておりますが、それについてまた少々。
 この弓矢について古事記には

       “天之波士弓、天之加久矢”

 とあり、弓と矢の名前が、なぜだかは分からないのですが、逆になっております。なお、天若日子が地上に来る時に手渡された弓矢は

       “天之麻迦古弓、天之波波矢”
  
 です。ここでも弓と矢の名前は逆になっております。これについて宣長は

“真鹿児弓と波士弓と一ツにして、別物に非ず、波波矢と真鹿児矢とも一ツにして、別ならず・・・”
 
として、弓と矢の「用」と「体」を夫々に違えて同一のものであることを暗に知らしめるために、敢て、このような書き方をした古文ならではの巧みさ面白さだと説明があります。苦しい言い訳でしょうか???

 是も、どうでもいいことでしょうが、時間がいくらでもありますから、敢て、不要な文章にして見ました。笑読ください!!!!、

 






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