<イマハ オノオノ サチ カエサムト イフトキニ>
と読んでおります。夫々の使った「佐知」道具をです。元通りに返そうと謂うのです。すると、火遠理命が言います。
“遂失海”
「兄さん。兄さん。あなたから借りていた釣り針で、海にいる魚を釣ろうとしたのですが、結局、一匹も釣り上げる事ができませんでした。その上、悪いことにお借りしていた鉤まで海の中に失ってしまったのです。
と。
でも、兄は
“強乞徴”
<アナガチニ コヒ ハタリキ>
します。
この「徴」について、宣長は“波多理伎<ハタリキ>と訓べし”としてあり、広辞苑には「はたる」は「徴る。債る」で、その意味は「徴収する」とあり、その例として、神代紀上に
「科(おお)するに千座置戸を以てして遂に促(せ)め徴(はた)る」
と。
要するに、執拗に、どうしても貸した「鉤を返せ」と謂うのです。でも手元に「鉤」はありませんどうすれば・・・・
と読んでおります。夫々の使った「佐知」道具をです。元通りに返そうと謂うのです。すると、火遠理命が言います。
“遂失海”
「兄さん。兄さん。あなたから借りていた釣り針で、海にいる魚を釣ろうとしたのですが、結局、一匹も釣り上げる事ができませんでした。その上、悪いことにお借りしていた鉤まで海の中に失ってしまったのです。
と。
でも、兄は
“強乞徴”
<アナガチニ コヒ ハタリキ>
します。
この「徴」について、宣長は“波多理伎<ハタリキ>と訓べし”としてあり、広辞苑には「はたる」は「徴る。債る」で、その意味は「徴収する」とあり、その例として、神代紀上に
「科(おお)するに千座置戸を以てして遂に促(せ)め徴(はた)る」
と。
要するに、執拗に、どうしても貸した「鉤を返せ」と謂うのです。でも手元に「鉤」はありませんどうすれば・・・・
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