04.再会 ~冬~ 2007年04月28日 | 再会 サンタクロースが今にも目の前を通り過ぎていきそうな夜。行きかう人は何かを忘れているかのような錯覚をして、この年が無事に過ごしてきた事を感じる。 準は、小さな白いショートケーキを買った。 亜矢子とクリスマスを祝う為だ。時間通りに彼女はやってくる。歯医者が終るのが8時で、心の準備をする時間はタップリあった。 今日こそは、亜矢子に告白をすると準は密かに思っていた。 BARのドアが開くチリンチリ . . . 本文を読む