1.車窓 2007年05月08日 | 語る恋 ガタン。ゴトン。快速電車がゆっくりと動き出した。 平日に乗る電車は人が少なかった。 修は仕事が休みで実家に帰っていた。 アナウンスでは、車掌がお年寄りに席を譲る様に促していた。 修は車窓から見える景色をぼんやりと眺めて会社の事を考えた。 最近研修生の指導係についた。休みの時くらいは仕事の事を考えまいとしても考えてしまう。そんな事を考えていると、自然と眠気が襲ってきた。 あっという間に . . . 本文を読む