17.ただ君に会いたくて 2013年11月20日 | 冬の物語 30代半の中野一男は、天然の髪を肩まで伸ばし、人から聞かれたら「ドレッドをしている。」と答える様にしていた。 今まで、パーマをあてた事もなく、髪の先がクルクルと回ってて、ドレッドをしているように見えない事もなかった。 雨の日は、ドレッドどころではなく、アフロみたいに髪が爆発して、「キノコ爆弾みたい。」や「昔の井上揚水やつるべぇみたいだね。」等と笑われたりもする。 鏡で髪の毛を見れば、曇りと . . . 本文を読む