ケベックリタイヤ日記

ケベックでリタイア暮らし。ながらえば憂しとみた世も今は忘れた。毎日悦びの種をみつけてぽりぽりかじりたい。

秋立ちぬ

2018-08-24 09:55:29 | 旅する
 過ぎしこと 語りつくして 秋立ちぬ


おとといの水曜日、姉夫婦とお友達夫婦がケベックを後にした。義母にさみしくないですかとに尋ねられたがそれはなかった。ネット社会だし、モントリオールー成田直行便のおかげで日本がぐっと身近に感じられる。おとといの朝一緒に朝ご飯を食べていたのが、翌日には東京にいる。

6人の共同生活、大変じゃないですかと心配する人もいたが、私はノー天気だし、年の功で、自然と役割分担のようなものがスムーズに運んだ。私は早起きなので朝ご飯を用意し、お昼ご飯はあちこち巡りながら、外食でもスペシャルランチですませた。夕食はお友達のご主人がお料理大好きのグルメで、腕を振るってくださった。夫はレンタカー予約や運転手兼銀行などの雑用、お友達の奥様はネット検索にたけ、日本との連絡、お天気など情報担当、姉と一緒に食後の皿洗い専門。3泊4日のガスペ半島旅行でも、これでもかと大盛で運ばれる食事を各カップル一人分とスープぐらいの注文で済ませて十二分だった。姉のお友達夫婦とは家族ぐるみのお付き合いで、実家にも泊ったことがあり、共通の話題にことかかなかった。義兄は「たまには家でゆっくりお休みしてもいいのよ」と言っても、全てのおでかけに同行した。1時間おきにお手洗いに行く身体なのだが、お友達のご主人が、それはそれはまめにお世話してくださった。私たちは義兄を陛下と呼んでからかった。

毎晩のようにみんなでベランダに出てお酒とつまみで雑談した。還暦、古希も過ぎると骨密度20代といわれるスポーツ大好きの姉を除いて、みなさん、やれ心臓の薬、糖尿病の薬、高血圧の薬などなど持病もち。来し方を振り返れば、どの人にもいろいろなドラマがあり、異国の夜風に吹かれながらたんたんと吐露する。


 ながらえばまたこのごろや偲ばれん憂しとみし世も今は恋しき (裏覚えでまちがってるかも)

姉のお友達は身体が弱く働いたことがなく、ご主人に甘える仕草がかわいいのね。「コーヒーお替りー」とかいうとご主人サービスするのよ。私もまねして夫に「コーヒーお替りとおねだりしたら持ってきたのは良いけれどひとこと多いのよ。

 - ほら婆さん

こんどはいつ会えるかしら







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