ケベックリタイヤ日記

ケベックでリタイア暮らし。ながらえば憂しとみた世も今は忘れた。毎日悦びの種をみつけてぽりぽりかじりたい。

だらける

2020-04-15 18:41:07 | 暮す
一日だらけまくり。デレーンとしてた。1日3回のお散歩は一回きり。長く歩くより、朝、昼、晩と30分づつプラス30分体操を日課としてるがやる気なし。だらける時は心身が要求してるのよと罪悪感なんてこれぽっちもないけれど、夫は日課が狂うと失われた1日とか言って自責してる。お前のノンシャランスが羨ましいとよく言われる。

昨日は冷蔵庫残り物掃除メニューの日。キャベツやバターナッツ、ニンジン、セロリ等の上に鳥を乗っけて蓋をし、お水一切なしでオーブンで焼いて出来上がり。切って焼いて終わり、これが美味しんです。デザートは口に入るまで15分というドーナツ。あれ、お煎餅みたいと思ったらベーキングパウダー入れるの忘れてた。

だらけまくると翌日は元気いっぱい。雪も溶けてきて今日から菜園の準備に入ります。



老人介護施設や高齢者レジダンスで休養や退職する従業員が増えて人手が足りず、政府は身内の一人に限り介護のための館内に入ることを許可しました。

ニュースで日本のコロナ対策を批判するんですね。日本のテレビよりも日本在住のケベック人から現実の状況が伝わるんです。それが日本人として辛いです。こちらでは即、妊婦はスーパーでさえ働くのを禁じられましたが、日本ではいまだに働いてるのね。信じられないです。

で、ケベックジョークなし。

プロの仕事

2020-04-14 10:28:35 | 雑誌CLASSICAより
定期購読をやめていた雑誌CLASSICAを再度予約することにしました。入荷すると雑誌屋さんからお電話があり取りにゆきます。ここ一年、あれこれの音楽雑誌巡りをして元の古巣に戻りました。時間があるので何故ルプの(ワルデンシュタイン)がお勧め曲に選ばれたか読んで、プロって凄いなー、プロが選びに選んだ曲をこうして聴けるなんてありがたいなーと感激しました。雑誌も月刊から隔月発行になり、ページ数も減り苦しい状況が伺われます。いろんなこと教えていただいた雑誌だものせめて定期購読して応援しよう。

私が驚いたのは、たった一曲の演奏を選ぶのに1906年から2019年最新録音まで50人近くの名演奏家を聴き較べ時代を旅し、一人一人の演奏にコメントし、その中からベスト8を選び、さらにNO1を選んでるんです。日本でもお馴染みの母親が日本人のアリスさんが5位に選ばれてます。
  
最も古い1906年演奏はオイゲンダルベール(Eugen d'Albert): 彼はベートーベンがその演奏を称賛したリストの弟子で(19世紀の響を私達に残してくれた)とコメントしてあります。YOU TUBEでも聴けます。ネットはすごい。

日々、生活のあれやこれやでベスト8すら聴く余裕のない私のような人にとってプロ推薦NO1の音を聴けるのはありがたいです。もちろんベスト8を聴いて私はこっちの方が好きという方もあると思います。それは好き好きですもん。



ケベックは少しづつお店が開きます。ガレージ(冬のタイヤ交換せねば)、園芸店、鉱山、建設工事から始まります。

コロナウイルス感染、政府が予想外だったのは感染者が老人介護施設と高齢者向けレジダンスの院内感染(70さい以上)で占められたことです。予測していた巷での感染は少なくベッドも人工呼吸器も十二分にあり医療崩壊は無いです。私設高齢者向けレジダンスで高額な入居費にもかかわらず30人を超す死者が出ており手当てに落ち度があったのではないかと政府が介入することになりました、他の私設も監視下に置かれます。首相会見で「月30万から100万の高額入居費を取りながら10分な介護手当てをしてないとわかれば犯罪で許さない」と怒りをあらわにしました。

今日のランチは寒い日なので天ぷらそば。特売の時、海老20尾で1000円ぐらいで買って冷凍してます。一人2尾入りで二人でたった200円也(あったりまえだー小海老じゃん)。デザートは豆乳ゼリー、健康どすえー。



ケベックジョークもネタ切れ

警報システムは外からの侵入者に鳴ったもんだが、今は逆さ、引きこもりが外に出ようとすると鳴るんだ。

外出制限さすがに疲れてきますね。

復活祭

2020-04-13 09:31:55 | 暮す
復活祭はクリスマスにつぐ大きなお祝いの日、例年なら4世代大家族が集まり伝統的お料理を食べワイワイガヤガヤ。高齢者向けレジダンスで暮らしている義父母は外出禁止令で家族と会えない。気晴らしにと雑誌4冊、チョコレートを買ってコンシエルジエに届け、携帯でバルコニーの下にいるよと連絡し2階に住んでる義父母に復活祭おめでとうの挨拶をしました。私たちの後に義妹夫婦が二人だけで行きました。というのも家族が集まることすら禁じられているので子供達も孫、ひ孫も連れてゆけないんです。幸に義父母のレジダンスではまだ一人も感染者が出ていません。多数の死者を出した私設レジダンスに警官が捜査に入ってます。

ランチは色付き卵ならず、茹で卵を刻んでミモザサラダのつもり。メープルシロップは復活祭の定番、豚のお尻ハムを焼くのに使いますがドレッシングに入れただけ。お隣さんがお裾分けしてくれたムール貝でパエリアにしました。赤ワインの残りを入れたら味に深みが出て美味しかったです。



なんでだろう、ずいぶん前からケチケチ料理で楽しく暮らしてる山崎寿人さんの本読んだり、1ヶ月食費1万円で暮らすブログなどフォローしてたので、これから年金削減に向けてのウオーミングアップだったのかしら。ネットは便利で役に立つレシピ満載ですね、それも動画入りで。低予算料理、奥が深そう。

復活祭にかこつけてランチ作った以外は散歩も編み物も全てお休み。ポヨヨーン。私の理想の生活は熊谷守一が目にして憧れたアイヌの生活、仕事と言えば2匹の鮭をとり、一匹は自分のために、もう一匹は相棒の犬のために。あとはみなさん、湖の辺に並んで夕日を飽きることなく眺めたことに強く感動を覚えたとか。こんなだったから倭人にしてやられるのは目に見えてます。

この頃の生活にぴったしなジョークは:

ケベック人の4分の3は今日が何日何曜日か思い出せないでいる。


コンサート

2020-04-12 11:31:29 | 聴く
今日はコロナウイルステレビを見なかった。少し疲れた。新聞の片隅にエコノミストが年金をカットしなければならないと、予見というか予告というか載せてあった。大々的な記事よりも小さな記事に、目につかぬよう大事なことが報道されているとかつて読んだことを思い出した。1970年代にケベックで公務員のお給料20パーセント削減の歴史があった。覚悟しないと。

いつまで外出制限が続くかわからない。生活にメリハリつけるように、今夜から、1日の仕事を終えシャワーを浴び着替えコンサートにゆく気持ちでドレスアップして(と言っても超チープ)、部屋を暗くし椅子(中古で500円買い)にきちんと座って音楽を聴くようにしようと思いました。今夜は1回目のお部屋コンサート。8時開演。プログラムは2曲。

一曲目 リッカルド、シャイー指揮ベートーヴェン交響曲第8番

指揮者に言わせるとこの曲は「ユーモアに彩られた光と静けさでしかない。」最初に聴いた時、なんてカラフルな伊達男を思わせる軽快な演奏というのが第一印象で、そうだよなー、ベートーヴェンだって耳が悪くなる前は魅力的な若者で女にもてたんだよなーなんて想像しました。かつてアバドの副指揮者として働いており、聴き比べると自由で不良っぽくて面白い。

二曲目 ラドウー、ルプ ピアノソナタ21番 ワルデンシュタイン

批評家の感想は「演奏が進むにつれ生き生きとしてきて生の勝利であるかのように光がやって来る』 コロナウイルス騒ぎの前に中古のCDをイギリスに注文してあるのですが飛行機が飛んでません。いつ届くかわからないのでITUNESで買いました。1972年演奏です。部分演奏だけを収めた視聴版CDで即座に魅了された曲です。ハイリゲンシュタット遺書をしたためた二年後に作曲されてます。第3楽章がねグッと来るんです。

演奏の解釈の歴史というのがあり、時代の好みの変遷と共に、また何十年たっても新鮮で廃れない演奏というのもあるんですね。



ランチはお寿司。魚介類が高くなり帆立は一人一個、蟹の足2本、ツブ貝お刺身用に一人2個買ったのみ。おからで卯の花とおからクッキーを作りました。大豆はすごい、豆乳を飲むようになってから体調も良いです。



ケベックのジョークも疲れてきましたが、ここで一発:

以前はちっちゃなおならを隠すために大きな咳をしたけれど、今はちっちゃな咳を隠すために大きなオナラをプー。

はやくね

2020-04-11 12:51:53 | 暮す
ケベック首相失態を犯しました。今月末か5月初めに、そろそろ学校やお店を開くことを考えてるとの発言に、今までの州民の努力を泡に帰すのかと反対意見が圧倒的。のほほんな私でもちょっとはやくねと思いました。ここが我慢のしどころ、気を緩めずまだウイルス感染の様子を見据える時と思います。イタリアでもピークを過ぎましたが延期しました。

ふと、卵、牛乳、バター、小麦粉使わないお菓子作り専門の方がおられると聞いたこと思い出しました。バターの代わりにアボガド使ったり、米粉、豆乳で作るもの。ネットで調べたらありました。これから少し試してみます。豆乳気に入ってついさっきも作ったばかり、牛乳より優しい味。1合の大豆で2リットル、3、4日分ぐらい持ちます。豆乳もおからも夫があまり好きじゃないのね。これからおからクッキーや豆乳プリンなど作って食べるかどうか様子見てみます。明日は日本でよく食卓にのったきらず作ってみます。

家のすぐ近くのボンボンやチョコレート、お菓子作り食材専門店に行ったのですが、スーパーより安くて驚きました。おまけに近在のアルチザンから仕入れているという自然食品コーナーがありその安さに新発見。ピーナッツ、プルーン、棗、紅茶を買って2000円ぐらい。オーナーのかたがコーヒー豆をちょっと匂いを嗅いでごらんと言うので顔を近づけただけでとっても良い匂い。今飲んでるコーヒーが無くなったら早速試してみます。

年と共にお酒が弱くなり、また家計のことも考えてほとんど飲まなくなったのですが、夫がたまには飲みなとプレゼントしてくれました。私一人で飲むんです。普通は逆ですよね。ノンベー母ちゃん。お昼ご飯はまともに食べ、夕ご飯はおつまみ程度かスープぐらいで簡単に済ませるのがいつの間にか習慣になってます。ですから夕ご飯支度はほんと楽ちん。3度の食事をきちんと作っておられる方々に脱帽です。今日のランチは鶏肉の味噌焼き、にんじんとトーフの白和、ほうれん草と海苔に鰹節まぶしたもの。ちまちまとままごと遊びしてる気がします。夜はいつものスムージー。



日本では美容院や理髪店、営業できることに政府決定ですが、こちらは禁止。そこで:

お隣さんの本当の髪の毛色がやっとわかったよ。