退屈しないように シニアの暮らし

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さて何をしようか

面白く話す人が成功する

2014-12-05 05:22:51 | 韓で遊ぶ

問題のある口癖を捨てなさい
チョン部長は部下に対して気の回る方だと思ってきた。実際に、彼は人を好きだという性格で、できればすべての人に親切にしてやろうと努力した。くちばしの青い新入社員が入って来ても、コーヒーの使いもさせないチョン部長だった。
ところが、どうしたことなのか、部下たちはチョン部長をそんなに好きではないようだった。今日のことを言ってもそうだ。入社していくらも経っていない新入社員が起案書類を作成しないですっと営業部に走って行ったのだ。
「あの、イ部長、すみませんが、これどのようにしなければならないのかわからなくて、ちょっと教えていただけますか。」
丁度、営業部の近くを通ったチョン部長がその話を聞いた。大したことでもない書類を作成するのによりによって他の部署に走っていく新入社員の態度にチョン部長は、ひそかに笑った。
「君、いつの間に営業部とそんなに仲良くなったのだ。」
はじめは単純に総務部長である自分がとっつき辛いのでそんなことをしたと思って、その新入社員の方を叩きながら聞いた。
「どうした。何がうまくいかない。」
そうするとその新入社員曰く、「部長は気にしなくてもいいです。」
こう言うではないか。
チョン部長がもう一度親切に聞いた。
「みんな聞いたよ、書類作成が上手くいかないようだが。」
今度はもっと頑なになって新入社員がこう言った。
「大したことでもないですから。」
大したことでない、瞬間にチョン部長は気にかかりだした。
「こいつ、私に言いがかりをつけるのか。何だ。」
一旦心を鎮めて一言言おうとしたら、横にいたイ部長が親切に割って入った。
「良かった。私は今忙しいから、これは君の部長に教えてもらえばいい。」
もっとあきれたのがその次だった。
「仕方ありません。私が何とかします。」
何と、入社書類のインクもまだ乾かないようなヤツがそう言って自分の席に行ってしまうではないか。
チョン部長はほとんど卒倒寸前だった。人を無視するにも程がある。私が何を責めたのでもなく、ただ部下の仕事を助けようとしただけなのに。そいつはそれがむしろ面倒だというような顔つきまでして、あれはいったいまた何だ。
その日、チョン部長は絶対にそいつのくせを直してやると決めて、静かに休憩室に呼び出した。
「私に不満があるのか。」
「いいえ。」
「だが、さっきのあの態度は何だ。」
「正直に言いますと、部長には何かお伺いするのが嫌です。」
これはまたどういうことだ。チョン部長はあきれてしばし言葉に詰まった。
すると、新入社員曰く、「部長は何かを聞いてもいつも『そんなことも知らないのか』と言いながら皆さんの前で恥をかかせるので自尊心が傷ついて何でも聞くのが嫌なのです。」
こういうことだ。
それでやっとチョン部長は何が思い当たるところがあった。いつの頃からか誰も自分に何も聞きに来なかった。知らないうちに口癖になった「それも知らないのか。」と言う言葉は相手の気分を傷つけていて、そうしてみると自分でも知らないうちに「質問避けるべき人間」になっていたのだ。
どんなに悪意がない言葉だとしても悪い意味で伝達される可能性のある言葉は使わない方がいい。このように良くない口癖の例としては「仕方ないからこれぐらいはやらないと。」とか、「このぐらいしかできないのか。」などの表現がある。まかり間違えば同僚とか部下に「無視」されやすい口癖であるから注意すること。


リーダーの条件10ヵ条
1. 部下第一に考えろ。
2. 要望事項を明白に話なさい。
3. 傾聴する習慣を持て。
4. 2つの門を持て。
  簡単に入っていける門と、思いっきり仕事をしに出て行く門。
5. 我慢して待つことを覚えなさい。仕事と言うのは時間がかかるものであるから。
6. 処理する仕事を与えることと同時に成長の機会も与えなさい。
7. 約束を守れ。
  人間関係において信頼感が何よりも重要だから。
8. 問題解決者にならないで、問題創出者になりなさい。
9. 真実を話なさい。
10. アイデアとか実績に対する評価は即刻実施して
プライドを持つようにしなさい。
コメント
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