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酒癖で人となりを評価することができる
酒の席での花は何と言っても新入社員だ。特に入社初日の新入社員歓迎パーティは新鮮で活気に満ちた雰囲気でうきうきしているものだ。
「私もあんな時があったなあ。」
「若い人が遊んでいるのを見て若くなっていくような気がするよ。」
普段厳格なだけの上司も、この日だけはそれぞれ自己感傷に浸って限りなく寛大になる。杯が何回か回っていき始めながら、新入社員が常識のない行動をしても大部分が大きな問題としない。その日だけはすべてのことを愛嬌としてみてくれるのだ。
しかし、注意することがある。その寛大な態度ははじめの一回で終わるという事実だ。毎回、その様になったら、職場の上司はもちろん先輩たちにも実の無い人間と言う評価を聞くようになる。
新入社員歓迎会で人気を独り占めした後、忘年会、新年会、団結大会などの酒の席でも緊張を解いて自分勝手に行動する人がいる。しかし、警戒しなさい。初日の酒の席での寛容を継続して期待したら後でひどい報復が返ってくる。
「こいつ、気安くしてやると本当に生意気なことこの上ないな。」
「いったい会社を何だと思っているのだ。」
自分なりには、尊敬する上司の前でかわいくダダをこねただけだと思っていたのに、急にこのようなとんでもない叱責が吹き出したならば、むしろ泣きたくなる。
大部分のわが国の人は酒のせいで生じた醜態には比較的寛大な方だ。しかし、職場で学生の時のような酒癖がそのまま受け入れられる機会と言うのは、せいぜい2,3回ぐらいのものだ。酒の席は明らかに業務の延長だ。酒の勢いで言う言葉だから差し支えないと思うことこそが最悪の失敗だ。
あなたと向かい合って座って杯を傾けている上司は、今、普段よりも厳格な観察力で酒の席でのあなたを見ていることを覚えておきなさい。
もちろん酒の席を先輩とか同僚間のコミュニケーションの機会として活用することもある。互いに度々交わってみると心安く親しくなることもあるし、その中の何人かは生涯の酒の友として残ることもある。
しかし、何よりも重要なことは職場での人間関係は節度がなければならないという事実だ。学生の頃の友達との酒の席と、職場での会食の席は明らかに区別しなければならない。酒の席こそが人物の評価の場所として最も頻繁に利用されていることを覚えて置きなさい。
酒の席で基本的に守れなければならない事項
1. 論戦を誘発する話し方に注意すること。
2. 説教よりは同僚とか部下の話に耳を傾けること。
3. 失敗談などを持ち出して席を楽しくすること。