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上司の誘導尋問に慎重に対処しなさい
「君は今やっている仕事が適性に合っていると思うか。」
ある日、急に上司からこのような質問を受けたならば、あなたはどう答えるだろうか。
あなたが新入社員だとか、入社して2,3年しか経っていないが、できがよい有望株ならばおそらくこのような答えをするはずだ。
「そうですね、まだよくわかりませんが、もう少し仕事を一生懸命習った後で考える問題のようです。」
「その後は、」
「、、、えっ。」
「だから、君はこの会社で最後まで仕事をする気持ちがある訳ではないのだね。もしここの仕事が適性にあっていなければ、会社を辞めて自分の事業をすることもあるし、でなければ職場を変わることもあるという話じゃないか。」
質問はだんだんおかしな方向に流れている。すなわち誘導尋問が始まっているのだ。
経歴が10年ぐらいになるベテランならば、上司のこのような質問に何か意図が敷かれているかもしれないと思うから、下手に答えるのが難しい。
大概、このような質問をする背景にはいくつかの理由がある。
一つ目、あなたの業務能力とか性格に不満がある場合。
彼は、おそらくあなたがこの職場に合わない人だと思っているのかも知れない。あなたが彼を失望させたということもありうるし、彼が無条件にあなたを気に入っていないのかも知れない。
二つ目、奮発を促す場合。
彼はあなたの能力とか人間的な面を大事に思っているが、あなたが会社に対してこれと言った愛着を持っていないと思っているのかも知れない。あなたを督励して勇気を盛り上げてやりたくて言っている言葉だと思いなさい。
三つ目、あなたを他の部署に移動させるための場合。
上司はすでにあなたを他部署に移動させようと決心したが、まずは本人の考えでも聞いてみて話を始めようとする場合。
どの場合であれ、入社10年目のベテランが上司からこのような質問を受けたならば、赤信号だと思って緊張しなければならない。
このような場合のために準備しておかなければならない言葉がある。
「実は、私も仕事ができるようになりたいのですが、まだ私の問題が何なのかわかりません。私としては、ここでもう少しよい成果を挙げたいのですが、部長が私に対して感じることがあったら、言ってくださることをお願いします。」
謙遜で正直な表現だが、この言葉には上司に対する信頼に加えて本人の意思がよく表れている。
まず、教えを請い、自分の意欲を表し、ただし最悪の場合を予見しているとしても、上司の意図を正確に把握するまでは、性急な結論を出さないように注意しなければならない。
上司は、このような時、誘導尋問をする。
一つ目、あなたの業務能力とか性格に不満がある場合。
二つ目、奮発を促す場合。
三つ目、部署移動がある場合。