某月某日。W杯出場を決めた日本は強化練習という事でユベントスを指名した。
「と、いう事だ。みんなジャッポネーゼ(日本人、キャプテン翼によると「サッカーが下手なやつ」という意味合いもあるらしい)を軽く捻ってやろうぜ」
「日本って事はシュンスケとサコンがいるんでしょ?セットプレーはちょっと油断出来ませんねぇ」
「技術面からしてもフリーキックはシュンスケだろう、サコンはフリーキックはシュンスケほどじゃないしな。シュート怖いけど。ま、俺が止めてやるよ」
「おいおいアンタら好き勝手言ってくれちゃって。俺は監督に「作戦に合わない」とかいう理由で外されてんだ。中盤は俊輔とかでガッチリだし俺の出番無いんだよ」
「ふ~ん…。お前らしいな。あ、これ日本でやる試合だろ?俺ら日本行けるんじゃねぇか?」
「そうだった!今日本では「けいおん!」というアニメが流行っているらしい、アキハバラに行かないとな!」
オタクキーパーブッフォン久々の復活。
日本
「相手はユベントスだけどみんな頑張っていこう!上手く行けば点を取れるかもしれない。その為に今日は助っ人が招集されたんだ」
「助っ人?誰っすか?」
「俺だ。みんなよろしくな」
「小野さんじゃないですか!どうですか?小野さんから見たユーベは?」
「大した事はねぇ。あいつらはサッカーじゃなくてジャニーズの練習とか野球とかやってんだ。いつもランニングしている俺からみれば赤子の手をひねるようなもんさ」
「……(あれ?伸二ってイタリアにいたんだっけ…?サッパリわからん。)」
そして数日経ちキックオフの時をむかえた。
トレセゲ「アレックスさん、サコンはスタメンじゃなくていいんですか?」
デルピ「ああ、ヤツには後半でたっぷり暴れてもらうさ。ていうかお前は俺がぼやけてるからって実写でも俺の前に立ちやがって…」
前半終了
日本0-0ユベントス
実況「日本代表、イタリアの名門ユベントス相手に前半ドローで折り返しました」
中西「そうですねぇ。後半はトレセゲに変わって島左近が出てくるという見通しですから後半に注目しましょう。」
後半
実況「さぁついに出てきました島左近!日本が誇るスーパープレイヤーです!中西さん、でも何で左近は代表じゃないんでしょうねぇ?」
中西「何ででしょうねぇ?もっと若い頃は代表だったんですけどね」
デルピ「んじゃ、俺がパスだすから好き勝手やって来いよ」
左近「別に俺は代表に戻りたいワケじゃないんですけどねぇ…。ま、やってきますか!」
後半5分
実況「デルピエロゾーンだ!日本危ない!」
中西「もしかしたら直接狙ってくるかもしれませんよ!?」
実況「おおっと!これは島左近へ対してのクロス!これをヘッドで…」
中西「オーバーヘッドですねぇ~(笑)」
実況「ゴォォォーール!!決まった!先制点はユベントス!後半から入った島左近がデルピエロからのクロスをオーバーヘッドで決めました!」
左近「まぁざっとこんなモンです」
「くっそ、左近め…やるな…」
後半12分 日本 直接フリーキック
「俺だってやってやるさ!くらえブッフォン!!」
実況「俊輔のキックは大きく弧をを描いて…ゴォォォーール!!世界最高峰のキーパー、ブッフォンから見事日本のエースが得点を決めました!」
中西「さすがですね!いや~凄いです!さすがのブッフォンもお手上げですよ!」
「すまねぇ。観客の中にコスプレしている人がいてついつい見てしまった」
トレセゲ「え~どこどこ!?どこですか~!?」
デルピ「いいんだ!いいんだ!ジジ!そのコスプレヤーの位置さえ教えてくれれば俺たちは気にしない!あとゼゲットお前はベンチに戻れ」
ブッフォン「ほら…あそこ…」
デルピ「ま、シュンスケのフリーキックは仕方ねぇさ…」
つづく