1976年公開の「ミッドウェイ」は私の大好きな映画なんですが、今回は44年振りの大作映画として映画館に戻ってきました
前回は小学生の時に南街劇場のセンサラウンド方式上映で見てそのド迫力の轟音に震えてもんでした
それが私のセンサラウンド初体験だったんですね
思い出深いこの「ミッドウェイ」の新作を楽しみにしてました
しかも見る劇場が南街劇場の跡地に建てられた
TOHOシネマズなんばってのも感慨深いものがあります(いつものアポロシネマは今週はレイトショーが無かった為)
前回は東京空襲のシーンからスタートでしたが今作は真珠湾攻撃の4年前から始まる
そして早々にパールハーバーの奇襲攻撃シーンに移るんですが、これをきっかけにアメリカが日本との戦争に突入しリメンバーパールハーバーと言われるようにこの時の恨みを晴らすべく一発逆転を狙い徹底的に日本軍の通信を傍受すし、ミッドウェイを日本が狙ってるとし、罠を仕掛けて形成逆転を狙う
まさにやられたらやり返す!倍返しだ!
とばかりにアメリカが真珠湾の屈辱を晴らす復讐劇のような流れの作品になってます
とは言っても日本が悪役的に扱われてる訳では無いのがいいですね
前評判では日本側の描写も多く描かれてるように言われてたが思ったより少なくて、やはりアメリカサイドの視点でほぼ進んで行きます
旧作はまだ日本サイドの場面が多かったような…暫く見てないから自信はありませんがね
兵士達と家族の部分やや中途半端な描き方でその部分はあまり肩入れ出来ない
戦略ドラマ部分1本に絞っても良かったかな
全体的にドラマ部分はややグタグタ感を感じた部分もありました
トヨエツの山本五十六は流石に三船敏郎と比べると貫禄では負けます
これは世界の三船相手だから仕方ない(笑)
浅野忠信はいかにも将校に居てそうな感が良かったです
また旧作はジェームズ繁田が演じた南雲中将を国村隼は出番少ないけど良い味でしたね
ここ一発の決断に迷う雰囲気が出ておりました
戦闘シーンはセンサラウンド方式が無くても迫力が凄まじいですね
CGが出てから今まで撮れなかったようアングルでの描写が可能なので、今までになかったようなバトルシーンを見せてくれます
真珠湾攻撃からミッドウェイ海戦に到る太平洋戦争の前半戦を時系列に沿って描かれる戦争大作で、最後には日米の英霊達への鎮魂の言葉で結ばれる
ドイツ人監督が撮る日米の太平洋戦争を描いた作品だが、あまり反戦映画感はなくビッグバジェットなエンタメ戦争大作であります
これはこれで良しとしましょう
見たスクリーンはかつての少人数のセレクトスクリーンであるスクリーン8
もう少し大きいスクリーンで見たかった
★★★★ 2019.9.12(土) TOHOシネマズなんば 本館スクリーン8 C-2