MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

映画100選 006 「13日の金曜日」

2015-10-30 23:51:15 | 映画100選



スラッシャー映画の代表作
殺人鬼ジェイソンが人気となり
シリーズがどんどん作られ、ついには宇宙にまで進出!
かと思えば他のホラーキャラクターと対決したりとホラー映画ではまさにドラキュラやフランケンシュタインのような永遠のキャラクターとなりました
「13日の金曜日」と言う1本のB級ホラーだったハズが長きに渡り人気シリーズはこのジェイソンのおかげですね

しかしこの1作目はジェイソンはチラッと重要なとこで出るだけで(あえ伏せる(笑))、本格的な登場はパート2からで(しかもホッケーマスク姿はパート3から)この作品はキャラに頼らないスラッシャー映画になります
キャンプ場で若者たちが次々と殺されると言う定番シチュエーションで進む王道の展開で、ナタに斧、ナイフとキャンプ場にある物で殺されていくそこに当時まさに絶頂期のトム・サビーニの特殊メイクが炸裂し、派手に怖いシーンを見せてくれます

ジェイソンを期待すると物足りないかも知れないが、記念すべき映画史に残るシリーズ第一弾として、これは外せない作品です
私はジェイソン出なくともシリーズ中この映画が一番好きです

映画100選 005 「サスペリア」

2015-10-28 15:52:53 | 映画100選



私の一番好きな映画監督であるダリオ・アルジェントの出世作であり代表作
「決して1人では見ないで下さい」と言うキャッチコピーが公開当時流行したぐらい注目され大ヒットしました

ダリオ・アルジェント監督と言えば凝ったカメラワークや原色を使った色彩効果、洗礼された殺しの演出とスクリーンを華麗に彩る真っ赤な鮮血…
ホラー映画の監督ながら熱心なマニアなファンを生み出した作品がこの映画ではないでしょうか?

特にオープニング15分は映画史に残るショックなオープニングだと思います
この映画の最大の見所がこのオープニングと行っても良いでしょうね
このオープニングにアルジェント監督の特長的な持ち味が全て詰まってると思います

ヒロインがローマの空港に着いたシーンの不穏なムード、豪雨のなかタクシーの窓から赤や青などの光が車内に入り込む色彩効果、暗闇の森の中を疾走する少女を横移動しながら追いかけるカメラワーク、そして洋館で鮮血ほど走る惨劇
見事なアングルとカメラワークで構成される血まみれの死体
まさにダリオ・アルジェント真骨頂が味わえるオープニングで幕開けします

しかしこの作品に限らずアルジェント作品はストーリー的には無理のある話も多く、ここはその鮮血のイリュージョンと呼ばれる殺人シーンの演出とおぞましい映像美に酔いしれて見るのが良し!
決してストーリーにリアリティなどを求めては行けない監督ではある(笑)
でも大好きよ!(笑)

映画100選 004 「マッドマックス2」

2015-10-27 12:55:55 | 映画100選






前作とガラリと変わったシリーズ第二弾
核戦争の後の荒廃した世界に生き残った人間たちが石油を巡って争う
以後「サンダードーム」「怒りのデスロード」とシリーズの世界観はこの作品から統一される

武装した改造バイクや改造車で暴れまくる暴走族たちと自由への戦いを繰り広げる人たち…
そこにマックスが巻き込まれ、前作以上にド派手なバトルが展開される

主人公もさる事ながら強烈な悪役キャラが鮮烈な印象を残すし、その造形や映画全体の世界観は北斗の拳を始め様々な分野や作品に影響を与えた作品としては特筆ものです

現代的な設定だった1作目が好きな私はその世界観のギャップに最初は戸惑ったが、ビデオなどで見れば見る程ハマって行った記憶があります
ラストで荒廃したハイウェイに立ちすくむ傷だらけのマックスが最高にイカすシリーズ最高傑作

映画100選 003 「マッドマックス」

2015-10-26 09:50:29 | 映画100選



メルギブソンの出世作であると同時に後に色んな映画に多大な影響を与える終末的な世界観を表現したシリーズの第一弾
でもこの1作目はまだ現実的な世界での警官と暴走族たちとの対決が中心となるバイオレンスアクション

特にスタントマンが死亡したとか噂になった程のカーアクションの凄まじさはCGなんてないので実際の車がクラッシュして吹き飛ぶ様は迫力の重量感です

まだ若々しいメルギブソンの警官ぶりカッコよく
インターセプターで暴走族たちを追い詰めて行く姿は悲壮感の中にも爽快感を感じます
ノコギリで足首を切るのが早いか手錠の鎖を切るのが早いか?
なんて二者択一のセリフがしびれる傑作です

日本劇場公開時に流れた串田アキラが歌う日本向け主題歌も忘れてはならない名曲です

映画100選 002 「ニュー・シネマ・パラダイス」

2015-10-25 00:28:00 | 映画100選



イタリア映画の代表的な傑作
イタリアの田舎町の映画館を舞台に映写技師アルフレードと彼を慕う少年トトとの物語
しかしこの映画は2人を通じて映画の楽しさ素晴らしさを感じさせてくれる

映画館が満員で溢れ返り、入りきれない客が外で騒いでると映写室から映写機の裏蓋を外して外の壁に投影して外の客に見せてあげる場面の素晴らしいこと
映画と言うものがいかに人に感動を与え、喜ばせる芸術か
そんな事を感じた名シーンです

そして何より映画ファンなら感涙もののラストシーン
バックに流れるエンニオモリコーネの「愛のテーマ」と共に、映画愛に満ちたノスタルジー感一杯の名場面はいつも見ても泣けます

まるでこのラストシーンの為にこれまでのストーリーがあるかのようです
映画ファンには一度は見てほしい映画の素晴らしさを再認識させてくれる名作です

映画を好きになったきっかけや、または携わるきっかけは十人十色
でもきっとみんなそれぞれのニューシネマパラダイスがある事でしょう
そんな事を感じさせてくれます

No.022 「ヒトラー暗殺、13分の誤算」

2015-10-24 13:37:58 | 2015年劇場鑑賞



監督 オリヴァー・ヒルシュビーゲル
出演 クリスティアン・フリーデル
カタリーナ・シュットラー
フルクハルト・クラウスナー



「ヒトラー最期の12日間」の監督作品てことで見て来ました
正直値が高いせいもあって、さすがに「ヒトラー最期の12日間」を超えるには至らなかった
でも1人の男が高い思想を持ち、ナチスに挑んで行く姿は物を言えない時代なだけに悲壮でありながら物を勇敢ですらある

しかし民間人1人を徹底的に調べ上げて追求するナチスの将校たちの姿は民間人故に予測出来ない行為に恐れをなしたんでないのかな?
そんな風に感じた

でもどれだけ真実を語られてもナチスの都合の良い方に真実が作られて行くのは怖いね
ま、現代でもどこの国でもやってそうやけどね

少し重たい雰囲気のは映画だけにやや疲れた映画でもありました



☆☆☆ 2015.10.22(木) TOHOシネマズなんば 別館スクリーン12 20:55 D-9

No.21 「さらば友よ」

2015-10-23 09:40:36 | 2015年劇場鑑賞



監督 ジャン・エルマン
出演 アラン・ドロン
チャールズ・ブロンソン
ブリジット・フォッセー



久々に午前10時の映画祭で鑑賞
やはりスクリーンは良いですね
昔、VHSのビデオで見たきりでしたのでね

ふとしたことで知り合った2人の男が会社の金庫に押し入るが、そこには仕組まれた罠が…
反目し合う2人が時にはユーモラスに描かれるが、アラン・ドロンとチャールズ・ブロンソンの2人の個性が正面からぶつかり合う2人芝居のような中盤はストーリーとは別でも面白い

クライムサスペンスとしては途中から展開が意外な方向へとなり面白味がありました
しかしそれ以上に2人の友情が交差するラストのタバコのシーンは名場面と言われるだけに最後まで余韻が残ります

最近は少なくなったスター俳優の共演で話題になってた時代を懐かしく感じました



☆☆☆☆ 2015.10.22(木) TOHOシネマなんば 別館スクリーン12 10:00 C-9

映画100選 001 「燃えよドラゴン」

2015-10-21 23:28:09 | 映画100選



私もいよいよ今年で50歳なりました
そんな節目に今まで見た映画からお気に入りの100本を選んで見た
ベストテンのように順位を付けるのでてなく、順位に関係なく好きな映画100本を生誕50周年記念で来年の誕生日までに書き出して見ようとおもいます
「あんな名作なのに入ってない」とか「こんなB級映画が入んのかい!」などなどありますが、もちろん個人的な好みで選んでるのでそこが楽しいとこでもあります
(因みに今回は洋画限定です)

そして最初の作品がこの「燃えよドラゴン」
1974年の夏、小学生だった私はそれまでは当時のヒーローと言えば仮面ライダーであり、ウルトラマンなどの変身ヒーローだった

しかし地元大阪の阿倍野区にあるアポロローズ(現アポロシネマ スクリーン2)で見た「ドラゴン怒りの鉄拳」で初めてブルースリーと遭遇した時の衝撃は今でも忘れられません
あの道場破りのシーンでの圧倒的な強さと格好良さは初めて変身もしない、巨大化して怪獣と戦ったりしない、生身の人間に憧れを抱いた瞬間でした
まさに私の永遠のヒーローが誕生したのです

4作品しか主演作は無いけど、どの作品も100選もので好きですが、やはり唯一のハリウッド作品としての完成度ではこの「燃えよドラゴン」がピカイチでしょう

妹の仇であるオハラとの対決、地下牢でのヌンチャクさばき、クライマックスの大乱闘でハンを睨み付けるシーンでの動の中での静の凄みの表現
そして鏡の間での対決のトリッキーなシーン…どれを見てもいつまでもワクワクさせられ、燃えさせてくれる名作です

No.020 「ドローン・オブ・ウォー」

2015-10-13 15:24:31 | 2015年劇場鑑賞


監督 アンドリュー・ニコル
出演 イーサン・ホークス
ブルース・グリーンウッド
ジェイク・アベル



かねてから注目してた作品です
無人偵察機をテーマにした現代的な?戦争映画ですね
派手な交戦シーンはないんですが、戦場から離れたコンテナから遠隔操作で爆撃機を操り攻撃をする
まさに現代の戦争スタイルとも言えるような場面にある種の怖さを感じますね

軍人だけどサラリーマンのように職場(コンテナ)と自宅を行き来するし、たまに残業見たいなんがあったりして戦場で戦うと言う概念から離れた戦闘だけに身は守られているが、個人個人の精神的なバランスが崩してしまう

ゲームのようにボタン一つでミサイルを撃てる
しかしボタン一つで大量の人間を殺せてしまう
と言う行為を突き詰めて考えてしまうと任務とはいえ精神的ダメージが増えて行くのは戦地で戦う兵士たちと同じですね
「アメリカンスナイパー」と似通ったものを感じました

またこちらからモニター上で見えても相手からは肉眼では見えないくらいの高度では見てるて言うのも正直ヘェ~と思ったし、劇中で出てくるような監視中に見たくもない物も見てしまい、任務以外の感情を刺激されると言うのもリアルでした

正義と言う名の元に多少の民間人を犠牲にしてまでテロリストへの無人偵察機の攻撃を続ける米国軍だが、時折、主人公の自宅周辺や基地の空撮映像が出るカットは無人偵察機からの映像と同じように見せる事により、いつ米国が逆に攻撃されるとも限らないと警鐘を鳴らしてるようにさえ思えた



★★★★ 2015.10.8(木) TOHOシネマズなんば スクリーン6 21:30 D-4

No.019 「天空の蜂」

2015-10-08 09:40:15 | 2015年劇場鑑賞



監督 堤幸彦
出演 江口洋介
本木雅弘
仲間由紀恵

東野圭吾原作の映画化
しかし時代背景は20年前でも現代の事態を見据えたようなテーマになっている
原発を必要とする意見、だから原発は危険で不要とする意見…と今だに意見が交わされ、現実に3・11以降の現在を予見したかのようなテーマにエンターテイメントなサスペンスとアクションを絡ませた娯楽作
でも今の原発問題と照らし合わせて見れば娯楽という言葉には神経使いそうな作品

でも息のできないような息詰まる展開はまるでドラマの「24」のようだし、やはりここはエンターテイメントな部分で楽しめ!

見る前に原作は読みたかったが、かなり分厚く鑑賞予定日まで読み切れないから諦めた
結構映画版は端折ってる箇所多いんやろかな?
そんな感じは映画見てても受けた



★★★★ 2015.10.1(木) なんばパークスシネマ スクリーン5 20:00 H-7