トレンドワードにもなり流行語大賞にノミネートされ、社会現象とまで言われた話題の作品をやっと見れました
公開から日にちもたつからどこもレイトショーしてなく、やっとなんばパークスシネマさんがやってくれました
「グラディエーター2」蹴ってこちらへ来ました
決闘の最中に侍が雷に打たれて現代の時代劇の撮影現場にタイムスリップ!
この設定だけでも期待が高まる
山口馬木也扮する高坂新左衛門と言う
愚直なサムライが撮影所の人達や保護?してもらってるお寺の住職夫婦たちとふれあって行くうちに京都の撮影所で斬られ役として現代の生活に順応していく
特に撮影所で女流監督を志しながら助監督として頑張ってる山本優子にほのかに恋心を抱いたり、殺陣師のおっちゃんに弟子入りし、殺陣を学びながら斬られ役として成功していくと言うハートフルコメディとして展開するのですが、中盤からある大物俳優の指名により相手役として抜擢され、そこから作品の展開が変わっていきます
その大物俳優てのが何とタイムスリップ直前に戦ってた相手!
同時にタイムスリップしてて、しかも30年前の時代にタイムスリップしていて、今や時代劇俳優の大御所となってる!
ここらの設定は上手いですね
時空を超えて時代劇の中で決着戦を行う!
しかも撮影のリアリティ出すために真剣を使用すると言う展開!
大物俳優の風見恭一郎の登場からサムライスピリット全開のドラマになっていく!
噂通り面白かったです
オチの付け所も良かったしね
この作品は前半の時代劇の撮影所の雰囲気や、殺陣師や斬られ役さんたちの心意気、撮影所に携わる人らの姿に時代劇愛が溢れているんですね
劇中ドラマの心配無用ノ介のくさい主人公の芝居(笑)や和風調の背景に縦書きエンドロールなど時代劇のリスペクトさえ感じで好感
時代劇へのリスペクトと愛情とサムライスピリットに溢れた噂通りの快作でした
「遠山の金さん」「新吾捕物帳」「大江戸捜査網」、さらに必殺シリーズと時代劇好きのおかんの影響で時代劇を幼少期から見てた者としては楽しい時間でした
「この現代では侍と言えばサッカーの代表と思われてる」て言うセリフが刺さりました!
★★★★★ 2024.11.15(金) なんばパークスシネマ シアター9 20:30 J-11