MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No.25 「サイレント・クリスマス」

2020-12-25 14:22:00 | 2020年劇場鑑賞




今年の劇場映画収めになるかな?
コロナでなかなか思うように劇場に行けず
ブログ開設15周年ながら最低劇場本数になりました
いつもの年度初めのベストテン発表は無しにするかな?

クリスマスイブにクリスマスイブに爆弾テロが起きる映画を見る…なかなか爽快な(笑)映画鑑賞になりました
これ邦画ですが、原作を実は読んでまして、この原作が凄く面白かったんで映画もちょっと楽しみにしての鑑賞
場所は数年ぶりのmovix八尾!
久々に来たらチケットも最近では当たり前かも知れないが自動券売機に変わってた
内装も綺麗になってましたね

クリスマスイブの東京。恵比寿に爆弾を仕掛けたという一本の電話がテレビ局にかかって来た。半信半疑で中継に向かったテレビ局契約社員と、たまたま買い物に来ていた主婦は、騒動の中で爆破事件の犯人に仕立て上げられてしまう。そして、さらなる犯行予告が動画サイトにアップされる。犯人からの要求はテレビ生放送での首相との対談だった。要求を受け入れられない場合は…

あらすじはこんな感じで、最初のベンチに座るとスイッチ入り、30キロ以下の重さになると爆発すると言う爆弾が出てきます
「スピード」のバスの爆弾の変形みたいなのが出てきて爆弾映画のパターンを踏んでます
渋谷ハチ公前の爆弾騒ぎの群衆達が極端かも知れないがハロウィンや何かのイベントごとで人が集まる時のあの群衆心理がよく出てますね
この辺は原作ではちょっとした群像劇風に描かれてますが、映画では主要人物のみに焦点を絞られてます
この辺は簡潔でいいですね

ただこれ以降犯人を探していく西島秀俊らの行動があまりにも簡潔で、しかも爆弾事件の真相の設定が原作を端折ってるのか設定を変えてるのか中途半端な印象で、原作を読んで面白かった者としてはちょっといたたげない
編集で99分くらいにまとめたのかも知れないが、なんか映画版は事件の真相の持つ深みが足りないように思いました
もっとこう…こんな事があんのに…と思いながらエンドロール見てまさ

これ原作知らず見てる人は多分頭に?付いてる場面が色々あるんではないでしょうかね
役者さんはみんな良かっただけに残念


★★★★ 2020.12.24(木) MOVIX八尾 シアター5 10:40 E-5





欲しかった音源がEP盤で!日本橋にて

2020-12-24 21:05:00 | サントラ(音楽)



日本橋の中古レコード店を覗いたら掘り出しもののEP盤レコード発見
このブログで映画音楽100選で紹介した
70年代アクション映画「リベンジャー」の超カッコいいテーマ曲と80sコメディ映画からgoodバラードな名曲「ティーンウルフ」の主題歌
国内ではCDなどの音源は中々手に入らないレアなやつ違うかな?
もちろん買いました

リベンジャーのテーマ曲はガトー・バルビエリの唸るようなサックスが炸裂するハードボイルドなナンバー
スタンハンセンが新日本参戦初期の頃にテーマ曲として使用されました





No.24 「ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!」

2020-12-19 14:53:00 | 2020年劇場鑑賞




ビルとデット〜と言うタイトルは昔レンタルビデオで見かけた事ありますが、今回の劇場作品何かいな?と思ったら29年振りの新作だそうです
しかも3作目…前2作は未見の為果たして作品に乗れるかどうか…と思ったら意外に面白くて
前作未見関係なく楽しめた

どうやら前2作品はタイムスリップで色々な騒動を巻き起こす展開だったようで今回も地球の危機を救う為に落ち目になったロックスター2人組がタイムスリップして地球の危機を救うと言うおバカな話
こう言う映画は好きですね

冒頭のORIONの夜空のロゴが懐かしい
しかも地球を救う手段が主人公2人の曲だと言う事で未来の自分達に会いに行ったり妻や娘達をも巻き込んだりのドタバタ騒動が91分と言う安心の上映時間で展開される

地球を救うためにスーパーバンドを結成するのにルイ・アームストロングやジミ・ヘンドリックスやモーツァルトなどを時空から呼び寄せると言うアイディアも音楽ファンとしても楽しい!
地球を音楽で救おうとするラストシーンちょっと感動した(笑)
音楽を愛して音楽の力を信じてる者たちが作るドラマです

キアヌ・リーブスがいつものスタイリッシュな感じでなく、どことなく変なぎこちないジェスチャーをする固い動きの芝居を見せてくれますが、それ見てるだけで笑けてくた
今回は日本語吹き替え版でしたがオリジナルの英語版ならきっと固い変なセリフ回ししてるかな?
そっちも見てみたい気もする

見たスクリーンがアポロシネマ プラスワンの最後列の席
6列しかないスクリーンだが人少ないせいかも知れないがこの最後列が凄く見易いのを今回初めて知りました



★★★★ 2020.12.18(金) アポロシネマ プラスワン 21:05 F-3




「丑三つの村」

2020-12-18 23:55:00 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)




八つ墓村の着想のモデルでお馴染みの岡山県で起こった津山30人殺しを映画化した作品
今回は初鑑賞になります

村の秀才でお金もある青年が風習でもある夜這いを覚えてクセになり、幼馴染の恋人もいながらあちこちらの人妻とただならぬ関係に没頭していく
若くして不治の伝染病である結核を患わっている事から徴兵検査も不合格になり、村の誰からも相手にされなくなり、村八分となってしまう
苛立ちと怒りでついには猟銃と日本刀を持ち村人達を皆殺しにしていく

大殺戮映画でもあり、ちょっとエロ映画なとこもありますね


古尾谷雅人さん主演でヒロイン野幼馴染の恋人が田中美佐子、村の奥さん連中が池波志乃に五月みどりといつお色気熟女に大場久美子扮する村の娘…夜這いと言うキーワードがあるので派手な絡みも連発で、池波志乃、五月みどり、田中美佐子は惜しげもなくヌードを披露してます
特に五月みどりと 池波志乃は日活ロマンポルノばりの艶技を見せてくれます…さすがです
大場久美子はアイドルから女優に転換しだしたころかして全く何も見せません(笑)
五月みどりや池波志乃は着物の下は裸だが、大場久美子は着物の下からチラッとなんかシャツみたいなん見てるんだが…(笑)
しかしこの4大女優共演が見所の一つですよ

そして「八つ墓村」の山崎努扮する多治見要蔵でお馴染みの懐中電灯を頭に刺し、猟銃と日本刀を持って村人を殺しまくるクライマックスが最大の見せ所です
女子供関係なく殺していく様は今のご時世ではなかなか描き難いしいかも知れませんね

戦時中と言う特殊な時代とはいえ、しかも当時は不治の病である結核持ち、更に徴兵検査も不合格…関係を持った女からバイ菌のように避けられ、恋人もしれっと去っていく
あげく村八分と主人公が受ける仕打ちは形こそ変わるかも知れないが現在でもあるように思える
それが通り魔殺人や大量殺人のようなサイコパスな事件を起こしてるのかも知れない
昔の話とは思えない今でも起こりそうな事件です

作られた時代が83年で事でえげつない内容の割りにはエンディングテーマ曲がなんか明るい80年風の曲でちょっと個人的に脱落した(笑)


No.23「バクラウ 地図から消された村」

2020-12-13 15:35:00 | 2020年劇場鑑賞




コロナ禍初のシネマート心斎橋
何かと感染の中心と言われるミナミのアメ村にあるから敬遠してたがチャリで疾走してこれを見にきた
「バクラウ 地図から消された村」

久々のシネマート心斎橋ですが、前の上映終わったらスタッフ2人がかりてイスに消毒液噴射してた
スクリーン内も椅子拭く用にアルコールとペーパーある
これは嬉しいですね
シネマート心斎橋が入るビッグステップ自体にやたらアルコール消毒液あるのもいいね

バクラウという小さな村の長老が死去した事による次々と不可思議な出来事が起こる
それは血で血を洗う壮絶な抗争の始まりであった…と言う話なんだが、前半はやたらゆったりと言うかくどくどした展開に終始
しかしこの前半が後半のバイオレンスな展開を増幅させる効果を出してる
地図から消えた村、謎の飛行物体、村の外で暗躍する謎の集団…それらの真相がわかってくるんですが、大きな捻りはありません(笑)
謎の飛行物体のUFOは映画としては正直要らない…でもこれが出てくる事でこの作品のカルト度が上がる
出てくる方を推します(笑)
しかし謎の集団の正体より村の正体の方が面白かった!

やたら村の歴史博物館の事が触れられるのもなるほどと思った
2人組の訪問者にやたら博物館鑑賞進めてたしね
あれ見ときゃねー
現代的な都会の人間と山の中の集落に暮らす人々との格差を見せながら、潜在的にある民族の血が現代人に強大な脅威となるクライマックスは短いけど阿鼻叫喚の地獄絵図となる展開になる
前半のくどい展開があればこその爆発ですが、ちょっと呆気ない気もする…

でも後半のスプラッターな展開は好みでもあります
客を選ぶ映画のため誰かれなしにおすすめは出来ないです
私は終わって見れば面白かった

ウド・キアが悪役出てます
まだまだ健在ですね
全く知らないキャストばかりのどんな映画でも彼の名前を見つけると妙な安心感みたいなんを感じます
彼がスクリーンに最初に映るとどの作品見ても心の中で「ウド・キア出てきた」と呟いてしまうのは私だけか…?
ますます頑張って欲しいです

「蜘蛛女のキス」の女優さんも出てます
花月シネマで見た頃を思い出します
でもこんな顔やったかな?



★★★★ 2020.12.12(土) シネマート心斎橋 劇場1 20:25 F-3





「チンピラ」

2020-12-09 12:31:00 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)






柴田恭兵、ジョニー大倉主演の「チンピラ」を久々に鑑賞
昔、レンタルビデオで借りて以来の鑑賞です
この作品はラストにどんでん返しがあるんですが、元ネタ?になったアメリカ映画の名作は実はこの時点で未見だったのでこのオチが凄く印象的でした

若かりし主役2人はハツラツとしていて80年代の作品らしい元気な映画
ヤクザがプロでチンピラはアマチュアと言う図式も、自由気ままにアウトローの世界で生きながらも"本物(ヤクザ)になるのはちよっと…"ていうこの作品の主人公達の生き様を表してますね

高樹沙耶の初々しいヌードが初見の時は個人的に印象的な場面でしたが、この方は今や大麻女優とか言われてあの頃の雰囲気もどこやら…
対して石田えりさんの姉御振りはさすが良い感じでした
柴田恭兵のキャラは後々の「あぶない刑事」のキャラと被ってます
この方、軽い役するとあーなるんですね(笑)

映画音楽100選068 「白い恋人たちのテーマ」(「白い恋人たち」より)

2020-12-04 14:44:38 | 映画音楽100選
「白い恋人たち 13 Jours en France」フランシス・レイFrancis Lai2


「13 Jours en France」という原題が「白い恋人たち」という邦題になる
当時の映画会社のネーミングのセンスの素晴らしさが感じられます
フランシス・レイ作曲の映画音楽史に残る名曲
音楽だけ聞いたらラブストーリーを思わせる曲調だが、これが冬期オリンピックの記録映画のテーマ曲という意外性
でも作品を見るとこれが意外でもなんでもなく見事に映像に調和した素晴らしい名曲なんです