MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

「シェラ・デ・コブレの幽霊」

2022-08-27 18:13:00 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)



なかなか劇場行けない!
私はコロナから無事に生活してますが、嫁さんが後遺症かして、咳が酷くちょっと、まだ目が離しにくい
そんなんで配信映画を見てたら
この作品にあたりました

もう10年以上前に探偵ナイトスクープで昔テレビで見た幻の恐ろしいホラー映画を探してと言う依頼で取り上げられて、一般的に日の目を見たのがこの作品
当時、友人から「あんた知ってるん?」と聞かれたがこの作品の存在は知りませんでした
日本では1967年に日曜洋画劇場で放送されただけらしいです
DVDとかはなく、運良くAmazon primeで配信されてました

心霊探偵のマーチンランドー(知ってる役者さんはこの人だけ)の元にある資産家の夫人から夫が毎晩亡霊から電話がかかってくるので調査して欲しいと依頼がくる
その屋敷を訪れた探偵に怪異が襲いかかる

ゴシックホラーらしい白黒画面に展開するドラマはしっかりしたプロットでドライブインシアターのようなB級感でなく、しっかり作り込まれた感じです
でも、お墓の中に電話線引かれてるのはちょっと滑稽だが…(笑)
最大の見所は登場する幽霊だが、たしかに1967年当時の子供が見たらトラウマになりそうな怖い顔!
半透明で血まみれのような火傷のような恨めしい表情に唸り声や女の鳴き声が合わさった幽霊の叫びが気持ち悪い
カラーなら尚更エグい?

ストーリーもしっかりしていて、屋敷だけで無くメキシコのジェラ・デ・コブレで起こった事件も絡んできて、事の真相がやがて明かされる
西洋の怪談て感じでなかなか面白かったです
Jホラーにも影響を与えてるらしく、高橋洋や中田秀夫らもこの作品に心酔してるらしい




「悲鳴を上げる頭蓋骨」

2022-08-13 21:08:00 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)





Amazon primeで鑑賞
不慮の死を遂げた前妻の影が残る屋敷にやってきた富豪の婚約者に前妻の頭蓋骨が夜な夜な現れる

「レベッカ」を思わす内容のオカルト映画
怖がらすアイテムは頭蓋骨のみ
50年代のゴーストムービーらしく低予算感がハンパない
しかしゴシックな雰囲気や使用人か亡き前妻に傾倒していたりと屋敷がいかにも的な作りで、しかも前妻の巨大な肖像画などの仕掛けが嬉しい

冒頭のこの作品のクライマックス見てショック死したら無料で葬式を出してくれるとアナウンスされる
しかしそのシーンはこれ?ていう感じのものだが、それより透明な何かが部屋の奥から出る方か気持ち悪かった

復活祈ります 小倉昭和館1.2

2022-08-12 22:02:00 | 映画の話題











10日午後9時前に起きた北九州市の旦過市場の火災で、1939年創業の老舗映画館「小倉昭和館」は炎上し、全焼しました。

この記事を読んで私はこの縁もゆかりもない土地の小さな映画館を知りました
83年の歴史を持つ街の映画館ですが、高倉健さんやリリーフランキーさんなどと縁も深い劇場だそうです
2スクリーンがあったそうですが、最近も二本立ての新作中心の名画座として地元の人達に愛された劇場だったようです

大阪に名画座や映画館などが消えて久しいですが、昭和から続く映画館がこんな形で消えていくのは知らぬ土地の劇場とはいえ寂しく感じました
通っていた映画ファンまたは映画館ファンの方たちは落胆されてるでしょうね
再建されたとしても、それは新しい建物
やはり昭和からのその建物の佇まいは貴重なものでしたでしょうね
しかし映画の灯は消えて欲しくないので、再建して新しい歴史をつくって欲しいものです

「COVID-19 第7派で力尽きる」

2022-08-11 14:22:00 | その他
遂に第7派で力尽きました
コロナに不覚にも感染!
幸い軽い風邪症状ですが、陽性出てしまいました

8/4辺りから喉の違和感、そこから軽い怠さが来て風邪薬を飲んでて大分喉はマシになったが怠さは相変わらず
熱は平熱のままなので大丈夫だろうと思ったら嫁さんに風邪移って、嫁さんが発熱!
2人揃ってPCR検査受けたら陽性判定
幸いこの日から盆休み取っていて仕事的に問題ないが、この検査した日に当初は映画行ったろか思ってだけに残念

検査受けたんが近くのオンライン診療のとこ
私らは現地行って入ってすぐの所に座らされて医師から問診受けて、唾液を摂って検査
しかし嫁さんはアッサリ規定の量取れたのに対して、私は唾液がなかなか出ず医師の説明受ける嫁さんの横でカプセルに永遠唾吐きまくる(笑)
帰宅して1時間くらいで結果判明でした
トータル2時間かかわらず結果わかるんですね

現時点では2人とも回復
隔離生活の間はおうち映画でもしようかな…

あれだけ対策し過ぎなくらいしてたのに…
私がかかるようなら「人類に打つ手は無し!」とさえ思ってただけにちょっと悔しい
保健所から毎日体調確認のショートメールに体調を打ち込む毎日です

気をつけてください
本当油断なりむせんね

No.22 「アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台」

2022-08-01 19:10:00 | 2022年劇場鑑賞





なんばパークスシネマに久々に登場
恐竜大作を後回しにして、フランスのこの作品を見に来ました

売れない俳優が刑務所の囚人更生プログラムで囚人達に演劇を教える
最初は乗り気の無さそうな連中も所内の発表会を皮切りに刑務所外での公演を目指すにつれモチベーションが上がり
講師の俳優と共に真剣に取り組んで行く

そしてツアーも大成功し、いよいよフランス演劇界の最高峰のパリ・オデオン座に立つ事に…

大体予想つく展開なんですが、刑務所外の舞台に立って大成功!と予想してたようなクライマックスはあっさり上映して1時間くらいにやって来ました
そこから更にツアーや大舞台に立つまで描かれる
サクセスストーリーとして在りがちな話と思いきや予測不能のクライマックスを迎える
またこれが実話と言うのが凄いですね
実際のこのラストの顛末はどうなったんでしょうか?
そのまま放免なら何と大らかな(笑)

個性的な囚人の面々もなかなかキャラが良い味出してますね
105分と言う上映時間の為に一人一人のキャラを掘り下げるような感じはなく駆け足で時は流れて行きますが、子供の為に芝居頑張る囚人やまたある囚人は妻が好きすぎて、妻も一緒にツアー回ってたり、ちょっと不安定な危なそうな奴が芝居を頑張ってたりとみんな人が良さそうなんです

ただ劇中のセリフに「被害者感情を考えると…」てのが出てきて、確かに芝居を頑張ってるけども、元は強盗や殺人を犯した犯罪者たちと言う現実に気付かされる
その向こうに不幸に遭われ悲しんでる人達も居るんですね
そんな現実的な事も考えさせられる

しかし囚人達には社会に復帰するためのさせられてるプログラムが自分達から進んでプログラムに取り組み出す
そんなロードムービーのような後半は微笑ましいハートフルドラマになります
また彼らを叱咤激励し演出をする主人公エチエンヌだが彼もまた大舞台に立つことが無かった売れない俳優
ある意味彼も一世一代の晴れ舞台でもあるのがラストシーンで気付かされる

なかなか面白い作品でした
久々にミニシアターのようなヨーロッパの良作を見た感じでした



★★★ 2022.7.29(金) なんばパークスシネマ シアター9 20:40 H-10