MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

「稲川淳二 ミステリーナイトツアー 怪談喜寿」

2024-08-31 00:51:00 | ライヴ&イベント




恒例の稲川淳二さんの怪談LIVE
「ミステリーナイトツアー2024 怪談喜寿」を森ノ宮ピロティホール見てきました
ここはもはや稲川怪談の大阪の聖地ですね






相変わらずの人気公演で平日でもほぼ満席!
しかも4日間もありそのうち2日間は完売です
ご常連さんが多いとはいえ、中高年以上の男女に混じって若い女性も結構目立つんですね
もちろん親子で来てる方々とかもいます

昨年はニュースにもある事件と稲川淳二さんのある出来事がリンクした怪奇談がメインだったが、今回はオーソドックスな怪談て感じ
もはや熟練された怪談話芸は怖さと心地良さが合わさる
やはり10代の頃にABCテレビの関西ローカルの昼の番組「プラスα」の怪談特集で見たあの生放送で起こった"怪異"から稲川淳二さんを長年追いかけてきた者には癒しのような効果がありますな

後半の心霊写真のコーナーの最後の写真は久々に見たが、なんかより不気味に進化してたようで怖かったね
いつも心霊写真でないものも敢えて見せて、不思議なだけの写真と本当の心霊写真との違いを解説してくれる
怪談90分に心霊写真30分のきっちり2時間は今年もいつもの夏を体感させて頂きました

終演後に森ノ宮の居酒屋で一緒に行った友人と飲んでたら、友人の家に出た怪異を聞いて追加でゾーとさせられた



★★★★ 2024.8.23(金) 森ノ宮ピロティホール 18:30 指定席 R-43



さらば永遠の二枚目 アラン・ドロンさん死去

2024-08-20 13:57:00 | 映画の話題






先日に残念なニュースが届きました

仏俳優のアラン・ドロンさんが亡くなりましたね
平成以降産まれの人にはピンと来ないでしょうが昭和人間にすればまさに巨星墜つ!
そのハンサムな容姿から60〜70年代の日本でも女性達に大人気で映画はもちろんCMでも有名になり大人はもちろん子供でも知らない人いなかった
「太陽がいっぱい」「ボルサリーノ」「冒険者たち」「地下室のメロディ」「アランドロンのゾロ」etc…
当時の世の女性たちは彼に夢中!
作品が公開されるたびに劇場に女性ファンが詰めかけました
今で言うK-POPや韓流スター…しかしアラン・ドロンは圧倒的に世間に知名度がありましたね
映画雑誌の毎月の人気投票では1位かまたは上位に必ずいました
何よりも明らかに"手が届かない存在"ってのがまさに大スターでしたね

CMでは紳士服メーカーのダーバンが有名で毎日アランドロン見てた気がする
ドロンがCMで言う言葉「ダーバン!◎△$♪×¥●&%#?!」とターバンの後に適当なフランス語言うて遊んでました(笑)
因みに同時期に男性化粧品のマンダムのCMはチャールズ・ブロンソン
ブロンソンの「う〜んマンダム」も決め言葉でした

相手に「あごさわってみ?」て言う
そして相手がさわると
すかさず「うーんマンダム」て言うてやるギャグも我々の中で流行ってました(何がおもろいねん(笑))


アラン・ドロンの話になると必ず私が書くネタなのですが、私の姉もドロンの大ファンで私が小学生の頃に大阪の谷九で喫茶店してまして、その店名を彼の作品「ル・ジタン」から取って「喫茶ジダン」にしてました(その喫茶ジタンに深夜に姉と兄と私と3人が集結して南街劇場の「オーメン」のオールナイトを見に行ったのはまた別の話な)



追悼を込めて私は昨夜から彼の作品「リスボン特急」を上映してます
ま、見てるの私だけですが…
こないだもアランドロンの「レッドサン」見てて、やはり永遠の二枚目やなーと思ってたとこでした



私が物心ついて映画ファンになった時は既に大スターでした
劇場で主演映画は見てないですが、野沢那智さんの吹き替えによる洋画劇場では色々と楽しませてもらいました



ご冥福をお祈りします
合掌

ところでハンサムな意味の「二枚目」って…もう死語?



No.32 「台北アフタースクール」

2024-08-12 15:07:00 | 2024年劇場鑑賞





閉館が決まったシネマート心斎橋へ
奥さんの用事の待ち時間に映画鑑賞
時間的に合ったのがこの作品
まったくのノーマークの作品

病床の予備校の恩師を尋ねチャン・ジェンハン、チェン・シャン、ワン・シャンハーのかつての問題児3人組
恩師シャオジーと過ごした、今は廃墟となったかつての予備後を訪れて懐かしさに浸っていると様々な青春時代が甦ってくる…

レスリーチャンによる吉川晃司のカバー「モニカ」が流れるオープニングでスタート
現在から過去へと話が飛び、ストーリーの中心が1994年の主人公たちの青春時代となります
ノスタルジーに満ちたドラマとなり、マドンナや飯島愛の写真集など世相を表すネタを入れながら3人の青春ストーリーが展開されていく
いつもドンパチな事やらかし、予備校長に怒られる(3人の1人が実は予備校長の息子)
しかしこの作品はノスタルジーな話だけでは終わらない

最初のシーンで恩師を見舞いに来た悪ガキ3人組
しかし1人が女性やったんですよね
これは誰?たしかに憧れのマドンナのような女子が出てくるが、その娘だとなんか不自然…
そう3人の主人公の1人が性転換してるんですね
ノスタルジー青春映画から、途中からジェンダー問題が絡んできます

チャン・ジェンハンとチェン・シャンはいつも2人一緒でジェンハンの家に入り浸ってるほどの間柄
ジェンハンはクラスの女の子に片想い、何とか彼女を射止めうとするのはよくあるパターンだが、いつも一緒にいるチェン・シャンがある日ジェンハンにキスをしてしまう…親友に突然キスせれブチギレて戸惑うジェンハン…

更にもう1人の仲間のワン・シャンハーが女装に興味がある事をカミングアウト!
そして彼らの恩師である型破りな授業で生徒の心を掴んでいた教師師シャオジーもゲイで…途中からこの作品は違った側面を見せて来ます
ジェンダー問題に直面した友人や周囲の人たち、更にその家族らの戸惑いを今の時代のテーマのように描かれていく作品でもあるんです

青春回顧録のような青春コメディと思わせてそんな問題定義も見せるのは意外でした
ちょい無理にこのドラマにそんな問題を付けなくても…と言う気はするが、これ実話らしいんですね
でもなかなか面白くは見れました
それぞれキャラがあって良かったです
しかしこう言う主人公たちのアホな連中は共感持てます(笑)



★★★★ 2024.8.10(土) シネマート心斎橋 劇場1 16:00 H-10








No.31 「ツイスターズ」

2024-08-04 17:11:00 | 2024年劇場鑑賞






本日アポロシネマのロビーが空前の盛り上がりを見せてます
若者達がゾロゾロと帰りのエレベーターやエスカレーターに向かい、物販コーナーは「二重の行列!
全て「僕のヒーローアカデミア」のお客さんなんです
次回上映回も4〜5席しか空きの内状況!
私はそれと同じ時間に上映が始まる「ツイスターズ」を見て来ました
打って変わってスカスカの座席選び放題(笑)
快適な竜巻体験が出来そうです(笑)

20年以上前にヤン・デ・ポン監督の「ツイスター」て作品がありました
冒頭に父と娘が竜巻から地下室に避難し、風に飛ばされないようにと父親が地下室の蓋を中から押さえてたら、巨大な竜巻に父親は無情にも蓋ごと飛ばされていく…当時この特撮に度肝抜かれた記憶があります

その「ツイスター」のリメイクでも無ければリプートでもなく、もちろん続編でもないこの「ツイスターズ」
だいたいアメリカ人は竜巻が好きなのか、前作同様に竜巻を追いかけるグループ達が主人公

主人公は竜巻を消滅させる研究をして竜巻を追いかけてそれを実践しようとするケイト
しかし彼女には彼氏や仲間を死なせてしまったトラウマとも対峙しなければならず…そこに竜巻に入って花火を打ち上げるユーチューバーのテイラーが現れて、正反対な2人がやがて竜巻を追いかけるウチに…

て言うあらすじだが、よくあるパターンではありますがなかなか面白かったです
主人公のケイト演じるデイジー・エドガー=ジョーンズの竜巻娘とはちょい違う美貌もさる事ながら、チャラい雰囲気から入るテイラーを演じるグレン・パウエルが良い味出てました
さすが「トップガン マーベリック」でブレイクして現在売れっ子中らしく、ちょっと涙目でケイトを励ましたりする後半は前半のイケイケな雰囲気とのギャップに女性ファンもキュンとなる事でしょう(笑)
割と登場人物の心象表現されてて、その辺は映像上がりのヤン・デ・ポン監督とはちょっと違いがありました

ただこの映画は竜巻が主役としたら4DXなどで見るのがアトラクションムービーとして良いかもね
せめて轟音シアターとか

もちろん私はノーマル上映で鑑賞したので、よって竜巻シーンに関しては南街劇場の巨大スクリーンで見た「ツイスター」の方が迫力があるように思いました



★★★ 2024.8.2(金) アポロシネマ スクリーン3 21:00 G-16