
松田聖子の初々しい映画デビュー作品
今回が初鑑賞でした
当時そのカツラの不似合いさに漫才のネタにされるぐらいイジられ倒され、ぶりっ子と呼ばれてた時代(そういや松田聖子さんがそう呼ばれてた時代あったねー)もあり、セリフの棒読みが笑いのタネにされ何かと話題になってた作品です
初めて映画を見たが、たしかにセリフ回しらかくし芸大会のコントドラマ見たいだし、カツラも似合ってません
まさに松田聖子を売り出すために作れられた作品
相手役の桑原正さんはオーディションで選ばれた新人俳優
これまた松田聖子に勝るともおとろない棒読みセリフでそちらの方が驚いた
しかしこの作品はこの2人の素人はだしの初々しい芝居が役柄にぴったりハマってるんですね
だから悲しい話に妙なリアリティを感じて結果とても良かったんです
また加藤治子、村井國夫、赤座美代子、樹木希林、愛川欽也、島田正吾と凄い演技派が周りを固めてるのも単にアイドル映画の域を超えて締まった作品になってる
松田聖子を売り出すような作品だが、意外と面白かったのもその辺しっかりした演出が良かったんでしょう
原作は有名な小説で過去に何度も映画化されている名作であります
旧家の息子政夫は手伝いに来てる従姉の民子と相思相愛の仲睦まじい中であるが、そんな2人の想いを知った大人達は旧家の息子が年上の嫁を貰う事に反発して2人を引き裂こうとし、政夫が家をあけてる間に民子に無理矢理縁談を持ちかけ軍人と結婚させてしまう…
ちゃんとした有名な原作を元に描かれているので2人の名演と言うより迷演が帰って古い時代の若者らしさが自然に出て良かったと言う意外に普通に楽しめた作品でした
しかしこれ東映映画なのが意外でした
もっとも東映らしからぬ映画!