MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No.42「トラップ」

2024-10-27 00:05:00 | 2024年劇場鑑賞






お馴染みのM・ナイト・シャラマン監督作品の最新作
今回は巨大なアリーナでのコンサート会場にトラップを仕掛けられた
そこにある父娘がライブを観にくるがこの父親こそ猟奇殺人犯で、コンサート自体が彼を捕まえるためのトラップとなっていた…

ジョシュ・ハートネット扮するクーパーと娘のライリーのために、アーティストのレディ・レイヴンのアリーナライブを見に行くどこから始まるんですが、このライブ始まる雰囲気がとてもリアリティでワクワク感が画面から出てくる
いざライブが始まると熱狂的なアリーナの感じも良い!
しかしライブ中にやたら出たり入ったりするのは…私の感覚てはありえん(笑)

ま、やたら警官がアリーナを包囲し、喋りのグッズ売り場の店員からトラップの対象者が自分であると悟ったクーパーが動揺しながら娘にバレずにアリーナを脱出するのに四苦八苦するため、やたらライブそっちのけで出たり入ったりウロウロする様は面白い
顔引きつらせ、こわばらせ、娘の前では作り笑顔…人間味が出ていてジョシュ・ハートネットのなかなかの好演と言うか怪演(笑)
目の前の奈落からせり上がってゲストが出てきたのを見て娘にあの下を覗きに行かないかと不自然極まりない提案して、娘にドン引きされるクーパー(笑)
以後、挙動不審を繰り返す

「この中に犯人が居る!さて主人公の運命は?」的なスタイルでなく犯人そのものの視点から描かれるこの作品はなかなか面白かった
警官に囲まれたアリーナからいかに脱出するか?で105分を通すかと思ったらストーリーの舞台は後半アリーナ外に飛び出しもう一つのトラップが…ネタバレなるからこれくらいにしますが(笑)

初期のシャラマン作品のようなトリッキーな驚きはないけど(毎回期待はするが)、今回はドラマの展開で二転三転させて見せるのは良かったと思います

歌姫レディ・レイヴンを演じたのがシャラマンの娘さん
独特な顔立ちはたしかに親父さん風
相変わらず親父もスタッフの役である意味重要な役で出てます

まさか「ミスターグラス」見たいな…あんな感じに今後なるんじゃないでしょうな・・・



★★★★ 2024.10.25(金) アポロシネマ スクリーン6 21:00 F-14





グルメスポット Vol.44 「スタンドアサヒ」(居酒屋)

2024-10-23 21:50:00 | グルメ




予約しないと入れない創業89年の庶民居酒屋
友人と長居にサッカー見に行った帰りに寄ってきた
もちろん予約してあった
カウンターとテーブルはいつも満席
カウンターの中に店を仕切る女将が1人
その奥に料理を切り盛りする男衆!
昭和の活気のある居酒屋さんです

名前にアサヒがつくだけにアサヒビールの生が飲めるが、何故かよその店より美味しく感じてしまう
入れ方?それとも気のせい?(笑)










料理もシンプルだが手が混んでそうな一品をお安く頂ける
ここの名物は炊き合わせの小鉢
最初の注文時に必ず勧められる
そして美味しい

名物の炊き合わせ


友人と2人で刺身を頼めば新鮮な魚の鉢の縁にわさびが2人分乗る
よそにはない心尽くしが嬉しいね


 
ちょい感動したわさびの二つ盛り

やきとり

とんかつもありソースとケチャップで食べると絶品!しかも650円

なすの田楽

鶏の唐揚げ



またここのハイボールは濃い目のハードパンチ
おかわりするほどドンドン濃くなる気が…(笑)
これも楽しみの一つ(笑)



飲んでそろそろお開きの雰囲気を察知して「酔い覚ましに赤だしどうです」と女将の一言
カウンターの中から各テーブルの雰囲気に気を配る
ちょっとみい寺島しのぶ風の名物女将
「雨の中見に行って負けて大変へんやったねー」と労いと慰みの言葉(笑)
地上波でしてないのに結果チェックしてるのもびっくり

また次来たくなる居酒屋さんです
やはりチェーン店よりこう言うお店は良いです!




No.41「ソウX」

2024-10-21 10:31:00 | 2024年劇場鑑賞




久々にソウシリーズ最新作
これで何と10作目!
私的にはハズレないんですね
もちろんシリーズ内では比べたら良し悪しありますが、それなりに毎回楽しんでます
そしてシリーズ10作目にして地元のあべのアポロシネマ初登場!(笑)
今までTOHOシネマズ系でしたからね
変に嬉しいです

ドラマは「ソウ」「ソウ2」の間に起こった話
末期ガンに苦しむジグゾーことジョン・クレイマーに患者セラピーで知り合った男から非認可ながら画期的な治療法でガンが消えた事を教えられ、大金を積んで早速その治療を受けるが、全く効果無し…真実を知るべく治療を受けた所へ行けば何ともぬけの殻!
実はそいつらは悪質な医療詐欺集団だった…
ここからジグゾーの復讐が始まる…ゲームと言う名の復讐が!

なんかいつもと展開違う?
ジグゾーが善玉で悪質医療詐欺集団を一網打尽にする!
シリーズには無かった妙にスカッとする展開(笑)
よく映画でもドラマでもめちゃくちゃ憎たらしい悪党出てきたら、切り刻んでめちゃめちゃしたれ!て思う事ってありますよね
これはそれをしてくれます(笑)

逃げた詐欺集団を見つけ出し(ちょいアッサリ見つけ過ぎやが)1箇所に集めて監禁して、いつもの拷問装置に拘束しゲームを順番に仕掛けいく
時間内に脚を自ら切断しなければ首を切断されるとか、医療関係らしく自分で頭を切開して脳を時間内に切り取れとか!
ハードルの高いグログロ度満点のゲームを展開!
主犯の女が次々と殺人ゲームを仕掛けられる手下たちに「行け!」「足を早く切って!」「時間ない!早く脳を切れ!」とか声援を送るのが妙にワロタ!
本人達はあんたやってみー!な心境でしょうな(笑)

まさに復讐鬼となったジグゾーが今回は善玉の役回り
しかも少年とのふれあいがあったり、クライマックスはあわや逆襲されジグゾーが一転ピンチとなり、自ら作った拷問装置の餌食になりかけるなど新展開がてんこもり(笑)
しかしシリーズ一貫してゲームクリアしたら生きる権利を得て助けられると言うコンセプトはこんな展開でも今回も守られてるのは良いね

シリーズの前半のエピソードなのでクレイマーは生きてるけどげっそり痩せて末期ガンで生気の無い感じを現在の年齢重ねたドビン・ベルが演じているから見た目もリアルでしたね
因みにポスターのビジュアルの目に管付けられた仕掛けは眼球吸いだす(!)やつです

シリーズも10作もなれば普通はマンネリを通り越して相当クォリティが落ちるけど、この作品はまだこんな手法もあんのか!と色んな意味で楽しませてくれました

しかしシリーズ1と2の間にこんなに派手な出来事があったとは…絶句(笑)



★★★★ 2024.10.18(金) アポロシネマ スクリーン3 20:05 H-17





「西田敏行さん死去 さらば金田一、垣見五郎兵衛」

2024-10-18 14:10:00 | 映画の話題




また昭和が…
西田敏行さんの訃報を車のテレビの速報で知りました
良い役者さんだけに残念ですね

西田敏行さんを知ったのはドラマや映画でなく70年代のテレビのバラエティー番組みごろ!たべごろ!わらいごろ!」のワンコーナー
キャンディーズに伊藤四郎、小松政夫らが出演しあの電線音頭がブレイクした番組
電線音頭のイメージが強いが、西田敏行さんも武田鉄矢さんとの掛け合いで、まるでコントのようなコーナーがありました
もみあげ付けてプレスリーのモノマネしたり芸人ような方でした
因みに加山雄三さん、中尾ミエさんなどもレギュラーで出ていて、今ならお笑い芸人が総出演して作りそうな番組ですが、トップアイドルにビッグなスター、喜劇役者と昭和ならではのキャスティングで豪華でしたね
ほんとテレビが面白い時代でした

そんな番組で見た西田敏行さん、楽しく人柄も良さそうな印象でその後は様々なドラマに出演され当初はコミカルな3枚目の役が多かったように思いますが、年齢を重ねるにつれ役者としてシリアスな役をそれこそ悪役までこなす名優となりました
ドラマでは特捜最前線の刑事役、三男三女婿一匹の婿、池中玄太などコミカルな役が印象的
特に年末時代劇「忠臣蔵」での里見浩太朗さん扮する大石内蔵助に情けをかける垣見五郎兵衛役が凄く良かった
毅然とした中にとユーモアと優しさがある西田敏行さんらしいキャラでした
そして映画も数々あるけど「悪魔が来たりて笛を吹く」の金田一耕助!
もっとも原作に近い金田一耕助と公開当初言われてたけど、ちょいぽっちゃりかなー?と私は思ってた
1作だけでしたが、横溝正史、金田一耕助ファンとしては感慨深いです
近年はアウトレイジのヤクザ役が印象的でした

関西人としては「探偵ナイトスクープ」の局長ですね
毎回涙する西田敏行さんの人柄が出ていました

歌は「もしもピアノが弾けたなら」が代表的ですが、私は「寂しいのはお前だけじゃない」と言う小室等さんが作った曲を西田敏行さんが歌ってるのがグッと来ます
「泣いてみるのも柄じゃなく、気がつけばいつも道化者」
西田敏行さんらしい役者人生をチラッとお酒を飲みながら本音を漏らしてみる場面を想像してしまいそうな歌詞が泣けます

まだまだ若いのに残念なニュースでした
ご冥福をお祈りします

合掌


No.40 「シビル・ウォー アメリカ最後の日」

2024-10-16 09:36:00 | 2024年劇場鑑賞





見たかったこの作品を見になんばパークスシネマへ
ここ数年躍進著しいスタジオA24の超大作
アメリカで内戦が起こると言う昨今の世界情勢を思わすような話
中東のような事は無いだろうと思いながらも、例えばトランプ派と反トランプ派がもし対立してそれがエスカレートしたら…絶対
無い話しではないかも?
そんな意味では大統領選前の日本公開はタイミングよくスマッシュヒットしてるようです

この作品は予告とかで見てるとアメリカ内で対立して分断された州の内戦を描いた戦争映画と思いがちで、人によっては思ってたんと違う!と感じる方も居るかも知れません
たしかに戦争映画ですが、戦闘場面はクライマックスを除いてはあまり出て来ません
焦点が当てられるのは内戦の中をくぐり抜けて、追い込まれた大統領を取材しに行く4人のジャーナリスト達の姿
久々のキルステン・ダンスト演じる女性ジャーナリストと男性2人に戦場は初で戦場カメラマンを目指す駆け出しの若い女性写真家
この4人かまるでロードムービーのようにワシントン目指し戦場を巡っていく…さながら「地獄の黙示録」見たい?

女子供が身を寄せる難民キャンプ、ガソリンスタンドを守る住民、内戦に一切関与してない人たち、そして完全に理不尽に人を殺してる戦闘員に捕まって窮地に追い込まれる
そんな状況の中、ドラマは若い戦場経験の無い女写真家の変化を捉えていく

最初は目の前の地獄の光景に圧倒され、ゲロ吐きまくる彼女がワシントン着く頃には銃弾や砲撃も恐れない従軍記者となっていく様が面白かった
キューブリックの「フルメタルジャケット」が全く弱腰な青年が戦場を経験するうちに殺人マシーンと化して行くの見せられたのを思わせてくれました
銃弾飛び交う中、夢中でシャッターを切り被弾したキルステン・ダンストンにさえレンズを向ける姿は個人的にこの映画のハイライト

このクライマックスになるホワイトハウスの攻防戦はこの作品の最大の戦闘シーン!
乾いた銃声がこだまし、銃弾が炸裂する
その最中に兵士と一緒に同行していくジャーナリストたちと一緒に居てるかのような臨時感満点は轟音シアター見たいなんで鑑賞したら良いですね
是非劇場で見るべき作品

ネタバレになるから言えないがエンドロールの兵士達の1枚のグループ写真がなんか普通に怖いね



★★★★ 2024.10.11(金) なんばパークスシネマ シアター1 21:05 G-11



No.39 「本日公休」

2024-10-11 00:13:00 | 2024年劇場鑑賞




またまた閉館直前のシネマート心斎橋に現れました
ますます閉館前て事で館内のレイアウトが寂しくなってます
公開中の作品を手作りの販促物や手書きのパネルなどで展示してたコーナーが無くなってました
ま、よく見たら離れた所にひっそりありましたが
ただお客さんは結構居てました








おそらくシネマート心斎橋で最後の鑑賞になるであろう台湾映画のこの作品
舞台は台中の下町の散髪屋
子供3人を女手で一つで育て上げ、散髪屋を営む主人公アールイ
古くの常連さんが病で来店出来ないと知り散髪道具を持ち、店を休業して車を走らせて出張散髪に行く
タイトルの「本日公休」は店のシャッターに掛けられた札の文字
ま、本日臨時休業て言う事ですね
まるでロードムービーを連想させるあらすじですが、確かに作品の中心ではありますが、それはほんの一部分で大部分はアールイと子供たちの昭和のホームドラマのような家族劇
3人の子供達も大人になり家を離れ、離婚していたり、美容師になってたり、様々な人生模様がこの理髪店を中心に語られていく
そんな子供達のエピソードも含めてアールイを中心としたホームドラマになっていて、生産我々世代ならほっこりと、そしてしっとり涙目になりそうな作品になってます

アールイの営む昔ながらの理髪店と娘が働く都会の現代的な美容サロンとの対比が面白い
スタッフが沢山居て流行のヘアスタイルにも応じてSNSの交換とかもしてる
一方で古い馴染みの客を中心に地域の人達の整髪をしている散髪屋
「いつものように」その一言から始まる散髪屋とお客の対話
日本にもある風景ですね
そして昭和感が伝わってくる
この感覚はこの作品を見る人の年代によって変わりますね

体調不良で散髪に来れない馴染みの客に髪の毛を切りに出張すれば、寝たきりで意識も無い…それでも「いつもの通りで良いですね?」と声かけながら散髪していくアールイ
その光景を見ながら涙する家族たち…常連さんとの思い出を語りながら散髪していくアールイ
しっかりとハサミとくしを通して常連さんと対話している
このシーン見ながら、私も今倒れたら散髪屋のオッチャン来てくれるんかな?
と思ったりした

私は美容院ではなく昔から散髪屋なんですね
小洒落たシステムが行きにくくて、一度だけ若い頃友人の行きつけの店に連れられて行ったぐらい
今、行ってる散髪屋さんは阿部野や東住吉区時代から通ってる店に2ヶ月に一度、住吉区から車で髪の毛切りに行ってます
通い出して30年超えるかなー
店主のオッチャンに奥さん、そしておじいちゃん、途中から息子さんも店に入ってた
息子さんは独立して、おじいちゃんもそして数年前に奥さんも亡くなられ、今はオッチャン1人でやってはる
もう70代後半やったかな?
散髪屋さんて、引越ししてその地域に散髪屋があっても、昔馴染みの店までわざわざ行きますよね
自分の歴史と同時に散髪屋さんの歴史も目の当たりにしてる

そんな人との繋がりがある散髪屋さんがやはり好きですね
この映画見てそう感じました
エンディングの主題歌もちょいグッと来ました
「いつものように?」「いつものように」「いってくる」「いってらっしゃい」…何気ない会話の中に人間の温もりを感じさせる歌詞の字幕が耳につきました



★★★ 2024.10.10(木) シネマート心斎橋 劇場1 14:45 H-2



「IRON MAIDEN THE FUTURE PAST TOUR 2024」

2024-10-04 23:22:00 | ライヴ&イベント



日曜日の郷ひろみさんのコンサートの余韻冷めやらない火曜日の夜
私がまだ生で見た事ないヘビメタの大物アイアンメイデンは満員の大阪城ホールで見て来た
阿部野からチャリンコで35分で到着

とにかく大阪城ホール周辺は黒いアイアンメイデンのシャツ着た外人だらけ!
世界中のメタラーが追いかけてきてる
さすがは世界のアイアンメイデン!
しかしグッズのTシャツ8000円は戦慄…買う予定は無かったけど









定刻19時に音楽が高鳴り、大阪城ホールの雰囲気は満点!
場内暗くなりSEで流れる音楽がブレードランナーのエンドテーマ!
ダンダラダンダラダダダダダーン!
それに合して館内は手拍子
1曲目の♫ Caught Somewhere in Timeから場内のテンション落ちる事なく大盛り上がり!
ブルースの歌声も衰える事なくのびやかに声が出ててびっくり!
さすがこのクラスは年齢重ねてもクォリティは落ちないねー
演奏も素晴らしい
🎵 Alexander the Great、🎵 Fear of the Darkでは場内大合唱!
壮観です!








派手なセットにギミック満載のステージはまさにスペクタクルショー!
バンドのキャラクターのエディが2回にわたって登場
サイボーグ見たいなアルバムのジャケのキャラで登場したエディはレーザーガンを打ちまくり、、ステージに置かれた大砲でブルースと一騎打ち!
さらにクライマックスでは鎧兜で登場し、日本刀を振り回す危ない巨大死霊に場内大興奮!
まさに大阪城に死霊降臨!







90分くらいで本編終了
続いてアンコールは新譜から🎵 Hell on Earthでスタート
割とポップな曲調は私は好きです
必殺の🎵 The Trooperでオオオオオ〜オ〜とブルースとオーディエンスの大合唱!
まさにクライマックス
 Wasted Yearsで壮大なスペクタクルロックショーは終了!





初アイアンメイデン良かったです!
60歳代後半になってもブルースの衰えない歌声、ベースのスティーブ・ハリスもまだまだ健在のパフォーマンスを見せつける!
思えば郷ひろみさんも60歳代…
来年60歳代に突入する私は、ますます力を貰った2日間でした

ネットで拾ったアイアンメイデンセットリスト

1.Caught Somewhere in Time
2.Stranger in a Strange Land
3.The Writing on the Wall
4.Days of Future Past
5.The Time Machine
6.The Prisoner
7.Death of the Celts
8.Can I Play With Madness
9.Heaven Can Wait
10.Alexander the Great
12.Fear of the Dark
13Iron Maiden

アンコール

14.Hell on Earth
15.The Trooper
16.Wasted Years



★★★★★ 2024.9.24(火) 大阪城ホール スタンドBOX 3列目14番

「Hiromi Go Concert Tour 2024 Initial G」

2024-10-03 23:42:00 | ライヴ&イベント






昨年は岸和田公演が1分でチケット完売して行けなかった嫁さん垂涎の郷ひろみさんのコンサートがチケット取れて行って来ました
場所は久々のフェスティバルホール!

しかも壁から突き出た2人がけの個室のような貴賓席見たいなとこのバルコニー席で見れる
お嫁サンバ踊り放題(笑)郷ひろみが手を振ってくれたら確実に我々にと分かる(笑)



バルコニー席右から2番目が我々の席
しれっと嫁さん座ってます
右端は空き席なんで我々のが1番ステージに近いバルコニー席







で、コンサートの内容は思ってたより古い曲が多数歌われて大満足!
お嫁サンバやゴールドフィンガー、2億4千万などの哀愁のカサブランカ、セクシー・ユー(モンローウォーク)、マイレディー、How many いい顔、林檎殺人事件、よろしく哀愁などなど
夜のヒットスタジオを思い出しました

3曲目でゴールドフィンガーでしたからね
MCも絶好調
場内爆勝でした
ただ我々の座席がバルコニー席て事もあるのが歌はキッチリ聞こえるけどMCがちょい聞きづらかったです

ただダンスはテレビで見せる程のキレがなく…やや緩慢に見えました
ツアー終盤なのでおつかれでしたかも(笑)

新曲のみ郷ひろみさんから動画撮影解禁…邦楽アーティストも最近こう言うサービスやりだしましたね
時代ですねー






130分ほどの"歌謡ショー"はまるで夜のヒットスタジオ見てるかのようで堪能しました
これならまた行っても良いなーと思わせてくれた
バルコニー席もとても良かったです
この後は中1日で私、待望のアイアンメイデン!

ネットで拾ったセットリスト


・More3
・How many いい顔
・2億4千万の瞳
愛してる
・哀愁のカサブランカ
・僕がどんなに君を好きか、君は知らない
・若さのカタルシス
・言えないよ
・よろしく哀愁
・マイレディー
・禁漁区
・セクシー・ユー(モンローウォーク)
・できるだけ、
・ジャンケンポンGO!!
・ワキワキマイフレンド
・林檎殺人事件
・僕らのヒーロー
・花とみつばち
・恋の弱み
・男願Groove!
・GOLDFINGER’99

(encore)

・君じゃなくちゃ
・お嫁サンバ

★★★★★ 2024.9.22(日) フェスティバルホール バルコニー席 


「極悪女王」

2024-10-01 14:29:00 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)




話題沸騰中のNetflixのドラマ見ました!
ゆりあんレトリィバァが女子プロレスの大悪党ダンプ松本を演じる事で話題になってるこの作品
ダンプ松本の半生を描かれているんですが、そこには夢を求めてプロレス界に飛び込んできた女子達の夢や希望だけでなく挫折、嫉妬、憎しみと男子とはちょい違った感情が入り乱れる凄まじい人間ドラマとなっている
ダンプ松本とクラッシュギャルズの長与千種、ライオネス飛鳥の3人が中心でドラマは周りますが、ドラマはビューティーペアからスタートするのが好感持てます
全てあの2人から後の女子プロレスの世界が始まるだけに、ここを出発点にしたのは良いですね
それぞれがジャッキー佐藤に憧れている姿…当時の女子プロレスの選手たちは皆そうだったんでしょうね

長与とダンプの落ちこぼれ2人の友情から血で血を洗う抗争を展開するまではちょい端折り気味で駆け足感を感じましたが、全5話でここまで詰め込めるんだから、それは仕方なし

しかし我々のようなリアルタイム世代からしたら再現度の高さが秀逸でした
唐田えりか演じる長与千種は最初はイメージがどうかと思ったが、後半ある時に鋭い視線をダンプに投げかけた場面はまさに長与が憑依したかのような迫力がありました
剛力彩芽のライオネスも剛力彩芽てわからんぐらいになりきってたし、ゆりあんは悪役になってからはダンプ松本そのもの!
特に長与との大阪城決戦はまさにゆりあんを捨ててダンプ松本になりきったかのような壊れ具合で凄まじい!
もはや演技ではなくダンプそのものでした
また宣伝カーの存在や会場に詰めかけるファンの女子達の髪型など当時を意識してるし、週刊プロレスや週刊ファイト(微妙に名前変えてるが)の表紙のレイアウトなどさりげなく再現
実況中継の放送席に植田コミッショナー(またそっくり!)がしれっと席ってるのもツボ(笑)
ここまで来たら松岡きっこも再現して欲しかった(笑)
実名でジャガー横田や大森ゆかり、クレーンユウ、モンスターリッパー(!)、デビル正美、ブル中野…そして阿部四郎
みんな役者さんが身を削って演じているのが凄い
全日本女子プロレスを運営する松永兄弟は斎藤工だけ昭和っぽく無かったが…(笑)
プロレスシーンも実際の名場面をアングルから見事に再現してたり、ドロップキックの飛び方や角度まで当時の女子プロレスラーらしく描かれている
会場の雰囲気、入場テーマ曲、リング上の歌謡ショー(「かけめぐる青春」、「炎のバイブル」)の雰囲気、リングアナのコールの仕方…もうタイムスリップでしたわ

女子たちが故に様々な人間模様があり、昭和らしい厳しい上下関係は今ではきっとアウトな事案ばかりですね
またチャンピオンのジャガー横田と人気No. 1のクラッシュギャルズとの確執も女子プロレス1強時代ならではのスター複数が並び立たずのような状況も生々しい
ダンプ松本をテーマに当時の女子プロレス界の内側を見せられてるような感覚にもなるくらい描かれてます
現代のプロレスの認識では避けて通れないアングル(劇中ではブックと表現されてる)あった上でのプロレスと言う所もきっちり描かれて、そこへアングル破りなのも出てくる
(あのクライマックスの伝説の試合がアングル破り?ほんまかいな)

クライマックスとなるダンプvs長与の髪切りマッチは当時現地観戦してた者としては雰囲気と臨場感は完コピ過ぎて悶絶!

当日の事を書けば大阪城公園駅を出て階段を降りたとこから行列が出来てると言う男子プロレスの大阪城大会を遥かに凌駕する光景にびっくり!
大阪城ホールのプロレス興行は新日本プロレスや全日本プロレスでも入場者10000人行くか行かないかの時代に対して、たしかこの日は12000人くらい入ったと思います
女子プロレスでこの数字は当時では破格だったんではないでしょうかね

もう会場はほぼ女子中高生!
当時は二十歳すぎの私でさえ浮いた存在!
そして壮絶な結末は長与が椅子に極悪同盟たちに押さえつけられ、ダンプがバリカンで長与の髪の毛を刈る!
「いやー!」「やめてーー!」「ちぐさー!」女子達の泣き叫ぶような悲鳴と嗚咽にまさにパニックとなった大阪城ホールの異常なまでの空気に圧倒され、ガチに長与千種の髪の毛が刈られていく姿に身体が震えた
その数年前に大阪府立体育会館で見た猪木vs木村の敗者髪切りヘアーマッチでの誰も坊主にされなかった予定調和な不完全燃焼試合とは大違い!

そしてこのドラマのクライマックスがこの試合なんだが、細部は覚えてないけどその入場からラストの髪切りまでの再現度が素晴らしい
会場の雰囲気はまさにあの感じ(またはそれ以上?)
プロレスが好き、リアルタイム世代とかと言うのも差し引いてもこのドラマは良く出来ていると思います
ゆりあんの熱量、さらに唐田えりか、剛力彩芽のスキャンダル先行だった2人が役者として大きく化けそうな可能性を感じさせてくれる熱演
この3人だけでなく、レスラー役の方々が実在の人物を決してものまねではなく演技で似せていく姿にも感動させられます
ラストの試合はちょい涙が・・・

実際の髪切りマッチは今では地上波では絶対放送不可能な試合ですが(普通に茶の間で放送されてた)
このドラマも地上波でも無理!
だからこそ振り切った演技と演出が出来た故の傑作ドラマ誕生!
昭和の出来事を今のコンプライアンスでは完全再現は厳しいね
それを成し得たこの作品は期待以上でした

YouTubeなどでここで描かれた実際の試合を見返すといかに再現度が高いか感心してしまいます